京都退団のFW大前元紀、南葛SCに加入「僕も楽しみながら頑張ります!」

 南葛SC(関東1部)は2月1日、京都サンガF.C.を退団したFW大前元紀が加入することを発表した。

 大前は1989年12月10日生まれの現在33歳。流通経済大学付属柏高校時代には第86回全国高等学校サッカー選手権大会でチームを優勝に導き、自身も得点王に輝いた。2008年より清水エスパルスに入団。チームの面々が刷新された2011年シーズンはアフシン・ゴトビ新監督の信頼を掴むと、J1リーグ全34試合のピッチに立ち、8ゴールを記録した。翌シーズンも主力に定着し、J1リーグ全34試合に出場。13ゴールを挙げ、自身初の2桁得点を達成した。

 2012シーズン終了後にはデュッセルドルフへと完全移籍で加入した。しかし、初年度はブンデスリーガ7試合の出場となると、チームも2部に降格。2013年8月には清水復帰が発表された。2014シーズンからは“10番”を背負い、翌シーズンは明治安田生命J1リーグで11ゴールをマーク。清水はクラブ史上初のJ2降格という憂き目を見たが、大前は2016シーズンの明治安田生命J2リーグで29試合出場18ゴールを記録し、1年でのJ1復帰に貢献した。

 2017シーズンからは大宮アルディージャでプレー。2018シーズンは明治安田生命J2リーグ41試合の出場で24ゴールを挙げ、得点王に輝いた。2019シーズン終了後に大宮を退団すると、ザスパクサツ群馬を経て、2022シーズンより京都に加入。公式戦21試合の出場で5得点を記録したが、契約満了に伴う退団が決まっていた。

 漫画『キャプテン翼』の高橋陽一氏がオーナー兼代表を務める南葛SCには、稲本潤一や今野泰幸、関口訓充らも在籍している。大前は加入に際し、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「初めまして。京都サンガF.C.からきました大前元紀です。『キャプテン翼』から生まれたチームである南葛SCの一員になれてうれしく思います。チームの目標達成のために自分が持っているすべてを注ぎたいと思います。JFLに昇格し、Jリーグの舞台に行けるように頑張ります。南葛SCを応援してくださる方々に夢や希望を与えれるよう、僕も楽しみながら頑張ります! ボールはともだち! 楽しむ!!」

2023/2/1 12:19

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます