「美しい。思い出すと、感動のあまり震えてしまう」 ナポリFWシメオネ、“殊勲の決勝点”に万感

 ナポリのアルゼンチン代表FWジョバンニ・シメオネが、29日に行われたセリエA第20節ローマ戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

 シーズン前半戦を終えたセリエAで、2位に勝ち点差「12」をつけて首位を快走するナポリ。1989-1990シーズン以来となるスクデット戴冠に向けて視界良好の中で、後半戦の初戦となる第20節ローマ戦に臨んだ。試合序盤から主導権を握ったナポリは、17分にFWヴィクター・オシムヘンのゴールで先制に成功したものの、後半に追いつかれてしまう。それでも86分、FWジョバンニ・シメオネが値千金の決勝点。ナポリは2-1でローマを下し、リーグ戦4連勝を飾った。

 今シーズンのセリエAでの3得点目は、5位のローマを優勝戦線から後退させる“殊勲のゴール”になったジョバンニ・シメオネ。途中出場で決勝点を挙げて、ヒーローになった同選手だが、「実はお腹が痛くて、あまりいい気分ではなかったけど、試合に入ったら全力を尽くせた」と腹痛に悩まされていたことを明かしつつも、「監督が自信を与えてくれたから、気合を入れてピッチに立つことができたよ。チームはずっと攻め続け、そして僕のシュートがゴールネットに突き刺さった。美しい。思い出すと、感動のあまり震えてしまう」と万感の思いを語った。

 またジョバンニ・シメオネは、チームが“勝ち切る”チカラを発揮したことに言及。同選手は「私たちは本物のチームだ。テンポの良いゲームを展開し、ローマに同点ゴールを決められても、ピッチ上で自分たちの地位を明け渡すことはなかった」と首位にふさわしい姿勢を示せた、と口にしている。

2023/1/30 12:38

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