マルセイユは29日、アンジェからモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒを完全移籍で獲得したことを発表した。

　契約期間は2027年6月末までの約4年半。マルセイユでの背番号は「8」に決定している。なお、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は800万ユーロ（約11億円）＋アドオン200万ユーロ（約3億円）の総額1000万ユーロ（約14億円）程度だという。

　現在22歳のウナヒは守備的MF、セントラルMFを主戦場とするプレーヤー。ストラスブールのリザーブチームやアヴランシュでのプレーを経て2021年夏にアンジェに完全移籍で加入した。1年目から中盤の主軸に定着。2021－22シーズンは公式戦32試合に出場し2ゴール2アシストをマークする活躍を見せた。今シーズンもここまでリーグ・アンで15試合に出場している。

　また、昨年1月10日にはヴァヒド・ハリルホジッチ前監督のもとでモロッコ代表にデビュー。以降は継続して同国代表に招集されており、昨年のFIFAワールドカップカタール2022でもメンバーに名を連ねた。カタールW杯本大会では全7試合に出場。中盤の要として活躍し、アフリカ勢初となるベスト4進出に大きく貢献した。

　ウナヒが加入したマルセイユはリーグ・アンで13勝4分3敗・勝ち点「43」の成績で現在3位に付けている。