セリエA第20節が29日に行われ、ユヴェントスとモンツァが対戦した。

　不正会計による勝ち点「15」はく奪処分で暫定11位につけるユヴェントスが、13位モンツァをホームに迎えての一戦。アウェイのモンツァは10分、マッテオ・ペッシーナの縦パスをペナルティエリア左で受けたジャンルカ・カプラーリがカットインからゴールネットを揺らす。しかし、これは際どいオフサイド判定で得点は取り消される。

　18分、モンツァが正真正銘の先制ゴールを獲得する。ホセ・マチンがペナルティエリア手前から絶妙のスルーパスを供給。抜け出したパトリック・チューリアが相手GKヴォイチェフ・シュチェスニーとの一対一を制した。

　モンツァは39分にリードを広げる。自陣でボールを奪ったカルロス・アウグストが、力強いドリブルで一気に前進。ゴール付近まで運ぶと、十分に相手を引きつけてダニー・モタに預ける。モタは飛び出してきたシュチェスニーを冷静にかわし、ゴールへと流し込んだ。

　2点ビハインドで折り返したユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、ハーフタイムで3枚替えを敢行。さらに後半の早い段階でさらに2枚のカードを切って攻勢を強める。後半はユヴェントスが押し込む時間帯が続くものの、相手GKミケーレ・ディ・グレゴリオの好セーブも光って1点が遠い。78分にはセットプレーの流れでブレーメルがゴールネットを揺らしたものの、オフサイドを取られて得点は認められない。

　試合はこのまま終了し、ユヴェントスはリーグ戦3試合未勝利、モンツァは2試合ぶりの白星で6戦無敗となった。セリエA初昇格のモンツァは、ユヴェントス相手にシーズンダブルを達成。モンツァが暫定11位に浮上し、ユヴェントスは13位へと後退した。

　次節はコッパ・イタリア準々決勝を挟んで行われ、ユヴェントスは2月7日に敵地でサレルニターナ、サッスオーロは同4日にアタランタと対戦する。

【スコア】

ユヴェントス　0－2　モンツァ

【得点者】

0－1　18分　パトリック・チューリア（モンツァ）

0－2　39分　ダニー・モタ（モンツァ）

【スターティングメンバー】

ユヴェントス（3－6－1）

シュチェスニー；ガッティ、ブレーメル、ダニーロ；デ・シリオ（65分 ヴラホヴィッチ）、ファジョーリ（HT ソウレ）、パレデス（HT ロカテッリ）、ラビオ、コスティッチ（HT イリング・ジュニオール）；ディ・マリア；キーン（58分 ミリク）