レスターは29日、U－23ブラジル代表FWテテの加入を発表した。

　契約期間は2022－23シーズン終了までとなり、背番号は「37」を着用。レスター史上初のブラジル人選手になるという。

　2000年2月15日生まれのテテは、グレミオの下部組織出身。2019年2月に移籍金1500万ユーロ（約21億円）でシャフタールに加入した。同クラブでは公式戦通算108試合に出場し、31ゴール15アシストを記録している。

　2022年3月、ウクライナ侵攻に伴う国際サッカー連盟（FIFA）の特例措置を利用し、リヨンに期限付き移籍。同年夏に特例措置が1年延長されたことを受け、今季終了までの契約で再びリヨンに加入していた。今季はここまで公式戦19試合に出場し、6ゴール5アシストを記録していた。

　なお、レスター加入に伴い、リヨンとの期限付き移籍契約は解消している。同選手は7月1日にシャフタールへ復帰する予定だ。

　テテはレスター加入に際し、クラブ公式サイトを通じてコメント。「ここに来られて本当にうれしい。ピッチやスタジアムを見たけど、とてもきれいで、多くのファンで賑わうことがすでに想像できる。たくさんのゴールとアシストを決めたい。みんなが僕のプレーを見て喜んでくれることを願っている。フォックスになれて幸せだ」と意気込みを示した。

【画像】レスターがテテの加入を発表