重さ1トンを超えるデニーズの巨大看板が駐車場の車に落下、3人死傷(米)

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米ケンタッキー州ルイビル市エリザベスタウンにあるファミリーレストランチェーン「デニーズ(Denny’s)」で今月19日の午後1時半、外に設置されていた巨大看板が突然落下し、デニーズの駐車場内を走行していた車を直撃した。長いポールの先端に取り付けられたこの看板は重さ約2600ポンド(約1.18トン)もある巨大なもので、車の後部座席が無残な姿になった写真が公開されている。

当時、この車には家族3人が乗っており、通報を受けて約40分後に到着した救急隊員が車の中から救出した。後部座席に座っていたリリアン・カーティスさん(Lillian Curtis、72)は頭部に致命傷を負い、救出後にルイビル大学病院へ搬送されたが死亡が確認された。そのリリアンさんの夫で事故の3日前に心臓の手術を受けたばかりだったロイド・カーティスさん(Lloyd Curtis、77)は命に別状はないと報道されていたが、今月23日に死亡した。事故当日は、リリアンさんと娘のメアリー・グラハムさん(Mary Graham、58)がロイドさんを迎えに車で病院に行き、食事のためにデニーズに立ち寄ったようだ。

事故に遭った車を運転していたのはメアリー・グラハムさんだったが、その娘のメアリー・ハワードさん(Mary Howard)は母親から事故について連絡を受けたそうで「母は『看板が落ちてきて車が潰れたの』とただ叫んでいました。こんな事故は到底理解することはできません」と心境を明かしている。メアリー・グラハムさんは5本の肋骨を骨折し脳震盪を起こしたが、病院で治療を受けたのち、現在は退院しているという。

エリザベスタウンの条例によると、今回落下したタイプの看板は州の基準に沿ってメンテナンスを行い記録を残さなければならず、ルイビル市のテレビ局『wdrb.com』がエリザベスタウンに記録の公開を求めているが、現在までに回答は得られていない。落下した看板は錆びついた古いものでボルトが無くなっていたと報道されており、メアリー・ハワードさんは「間違いなく過失があったと思います」とコメントしている。

「アメリカ国立気象局(National Weather Service)」は事故当日の朝に強風注意報を発令しており、突風が吹く恐れもあると注意喚起していた。エリザベスタウン警察のクリス・デンハム署長(Chris Denham)は「当時は確かに風が強かったのでその影響はあると思いますが、こんな事故は見たことがありません」と衝撃的な事故に驚きを隠せない様子だった。

このニュースを見た人からは、お悔やみの言葉とともに「こんな事故は起こってはいけない」「これくらい巨大な看板は強風にも耐えられるように設計されているはず。メンテナンスを怠ったんじゃないか?」など信じ難い事故に懐疑的な声も届いていた。

なお今回の事故についてデニーズ側は、「デニーズにとって安全は最優先事項であり、私たちは警察と協力して事故が起きた原因を究明したいと考えています。私たちの思いは、事故に遭われた方々とその関係者の皆さんとともにあります」と声明を発表している。

画像は『Metro 2023年1月20日付「Woman dies after restaurant sign crushes car」(Picture: Google)(Picture: Facebook)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 1/25 21:20
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この記事のみんなのコメント

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  • トリトン

    1/26 9:52

    アメリカだよ手抜きしてるかも韓国ではないが震度3で家屋が全滅とか日本なら揺れる程度でもだから設計とか施工がかなりずさんかも、日本でさえ関西の地震で高速道路の支柱空の一斗缶とか入れてのずさんでしたからね。まあ関西ならでのシャレでんがな(笑)かもしれないけどね。

  • あきひろ

    1/26 9:39

    こういう看板って普通の設計なら看板内部まで支柱が貫通しててクレーンで吊り上げでもしない限り看板だけ外れて落下するなんて考えられないんだけど?

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