主演・二宮和也『ラーゲリより愛を込めて』 豪華キャストの熱演に目頭が熱くなる予告映像解禁

 二宮和也が主演する映画『ラーゲリより愛を込めて』より、Mrs. GREEN APPLEによる主題歌「Soranji」の音源初解禁となる最新予告映像が解禁された。

 本作は、零下40度を超える厳冬のシベリアで、死と隣り合わせの日々を過ごしながらも、家族を思い、仲間を思い、希望を胸に懸命に生きた実在の男、山本幡男の壮絶な半生を描く。

 第二次世界大戦終了後、60万人を超える日本人がシベリアの強制収容所(ラーゲリ)に不当に抑留された。あまりにも残酷な日々に誰もが絶望する状況下においても、ただ一人、生きることへの希望を捨てなかった人物。それが山本幡男である。ラーゲリでの劣悪な環境により栄養失調で死にゆく者や自ら命を絶つ者、さらには日本人同士のいさかいも絶えない中、山本は生きることへの希望を強く唱え続け、仲間たちを励まし続けた。自身もラーゲリに身を置き、わずかな食糧で過酷な労働を強いられていたが、仲間思いの行動とその力強い信念で多くの抑留者たちの心に希望の火をともした。

 このラーゲリで一筋の希望の光であった山本幡男を二宮和也が演じるほか、妻のモジミを北川景子、山本と同じく抑留者となった男たちを松坂桃李、中島健人、桐谷健太、安田顕らが熱演する。

 解禁となった映像では、生きる希望を唱え続けた山本が突如、耳元を押さえ雪の中に倒れ込み、身体が病魔にむしばまれてしまっていたことが発覚。それでも妻との約束を胸に帰国(ダモイ)を信じ続け、病魔に立ち向かう山本の姿に突き動かされる仲間たちの姿が映し出される。

 誰よりも山本を慕っていた新谷(中島健人)がこらえきれずに涙をこぼす姿。拷問を受ける可能性も省みず、山本が適切な治療を受けられるようロシア兵に掛け合う原(安田顕)。最も山本に厳しい態度を示していた相沢(桐谷健太)は目に涙を浮べながらも弱る山本を鼓舞。何事からも目を背けてきた松田(松坂桃李)は「生きているだけじゃダメなんだ。山本さんのように生きるんだ」と強い覚悟の表情を見せる。いつしか仲間たちの目にはかつての絶望の色はなく、山本のように生きることを諦めない強い光と愛情が宿る。

 そして何よりも山本を支え続けたモジミの存在。「必ず、帰る」という約束を誰よりも強く信じ続け、少しでも手がかりを見つけようと奔走する姿は夫への深い愛情を感じさせる。大勢の仲間たち、そして妻モジミの愛情がつながり奇跡が訪れる…。

 映像の後半ではMrs. GREEN APPLEの主題歌「Soranji」の音源も初解禁。メンバーの大森元貴は「生きる事への探究、深淵に触れるようなただならぬ感覚でなんとか制作することが出来ました。皆様自身が歩んできた人生に、必ずどこかしらでリンクできる、寄り添える作品を作れたのではないかと思っております」とコメントしている。

 映画『ラーゲリより愛を込めて』は、12月9日より全国公開。

 ※Mrs. GREEN APPLE・大森元貴のコメント全文は、以下の通り。

<コメント全文>

■大森元貴(Mrs. GREEN APPLE)

戦争映画とはただ言い切れず、人との繋がり、愛とは。信じ抜くことの尊さ、難しさを改めて教えてくれた、確認できた。僕にとってそんな映画です。

だからこそ「Soranji」は生きる事への探究、深淵に触れるようなただならぬ感覚でなんとか制作することが出来ました。

皆様自身が歩んできた人生に、必ずどこかしらでリンクできる、寄り添える作品を作れたのではないかと思っております。

1人でも多くの方に、この映画が、この曲が届く事を願っています。

2022/10/4 13:10

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