「ちょうまつ」ではありません。「丁抹」の読み方、知っていますか?

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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「丁抹」です。

「丁抹」の読み方は?

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「一丁(いっちょう)」などに用いられる「丁」と、「一抹(いちまつ)」や「抹茶(まっちゃ)」などに用いられる「抹」で成り立っていることから、「丁抹」を「ちょうまつ」と読んだ人がいるかもしれませんが、残念ながらそれは不正解。

「丁抹」が表しているのは、なんと国名です!

正解は……

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「デンマーク」です。

デンマークはヨーロッパ北部に位置し、北はノルウェー、東はスウェーデン、南はドイツと国境を接している国です。

現代では国名や外来語はカタカナで表記するのが一般的ですが、室町末期から明治期にかけては漢字表記されることも多かったとされています。外国地名の漢字表記は、外国語を日本語にする際、元の発音に近いものを当てたとされています。

とはいえ、「丁」と「抹」の読みに「デン」と「マーク」があるわけではありません。

「丁」の読みは

音読み チョウ・テイ(常用漢字表外)トウ 訓読み(常用漢字表外)ひのと・あ(たる)

で、「抹」の読みは

音読み マツ(常用漢字表外)バツ 訓読み(常用漢字表外)す(る)・け(す)・こな

です。

現代の読みで「丁」と「抹」を読んだとき、「デンマーク」の音に近いかと問われると少し悩ましいですよね。

しかし、そもそも日本の漢字は中国から伝来してきたものです。また日本の漢字は、中国と日本で音韻(言語の音声)体系が異なることもあり、中国から伝わった漢字表記を日本人の感覚に合ったものへと改良しています。

中国語の発音で 「丁」と「抹」を読むと、「丁」は「ディン(Dīng)」、「抹」は「モォ(Mǒ)」と読み、日本語で読むより「デンマーク(Denmark)」の音に近くなります。

また面白いのが、現代の中国で「デンマーク」を表す漢字は「丁抹」ではないことです。中国でも、その時々の漢字音にあった表記や字数の少ない表記に改良が進み、デンマークを表す漢字は「丁抹」から「丹麦(ダンメイ、Dānmài)」や「嗹馬(リェンマァ、Lián mǎ)」に交替しています。

しかし日本では伝統的な「丁抹」の表記が使われています。

同じような例にはフランスやカナダなどが挙げられます。日本の漢字表記でフランスは「仏蘭西」「仏」と表されます。カナダは「加奈陀」と表します。一方、中国でフランスは「法国(ファーグオ、Fàguó)」、カナダは「加拿大(ジャアナァダァ、Jiānádà)」と表し、「 仏→法」「奈→拿」に交替しています。

 

参考文献:近代日本語における外国地名の漢字表記

 

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