ユニクロの2990円セーターを「格安ニットの最高傑作」とプロが大絶賛する理由
―[MBのヘビーユース180(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。
◆142/180 ウォッシャブルストレッチ ミラノリブクルーネックセーター(UNIQLO)2990円
そろそろニットの季節になりました。GU、無印良品、ワークマン……格安ニットは数あれど、個人的にイチオシしたいのが今回、紹介するユニクロのミラノリブクルーネックセーターです。
夏はTシャツ、冬はニットがインナーとなりますが、Tシャツと異なり、ニットは厄介で面倒なことがたくさん。
◆ケアも面倒なうえに高価になりがち
まずはケア方法。Tシャツは洗濯機でガンガン洗ってテキトーにハンガーに掛けておくだけでいいですが、ニットは洗濯機で洗えば毛羽立ちを起こしやすく傷みやすい。ハンガーに掛ければ簡単に型崩れしてしまいます。
次に着心地。Tシャツは柔らかく通気性もよく文句ありませんが、ニットはちくちくする、重量がある、素材によっては蒸れるで快適性から程遠い。
値段もTシャツは1000~2000円程度で安価なものも多いですが、ニットとなるとそれなりの質を求めれば5000円は覚悟しなければならない。
◆ニットの問題点を完全に解決
そんなニットが抱える問題点をことごとく解決したのがユニクロのこちらのアイテムです。
家庭用洗濯機で洗えるうえにニットにありがちな型崩れもほぼ起きません。
ユニクロの人気ニットシリーズである「エクストラファインメリノウール」よりもはるかに形態安定性が高く、ハンガーで吊るして保管してものびることがほとんどない。
◆Tシャツ並みの快適さと価格を実現
さらに着心地はストレッチ性が高く、柔らかい風合いでちくちくとした毛羽もなく、スウェットのよう。
重さも感じにくく、着心地で文句が出る人はおよそいないはずです。値段も真冬にも使えるニットにしては手頃な約3000円。
量販店にはニットがたくさん展開されていますが、Tシャツ並みの快適さと価格を実現できているのはこのアイテムを置いてほかにありません。
◆間違いなくユニクロニットの最高傑作
色展開も今年はさらに強化されており、「ユニ被り」問題も解消されています。
サイズUPしてオーバー気味に着用するもよし、ジャストサイズでONスタイルに活用するもよし。
店頭ではラムウールなどのシリーズが打ち出されていることが多く、見逃しがちですが、トップ・オブ・ユニクロニットであることは疑いようもない! ぜひ一枚試してみてください。
商品、衣装/すべて私物 撮影/山田耕司(商品) 岡戸雅樹(人物)
―[MBのヘビーユース180(心底惚れ込んで愛用しているアイテム)]―
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)