堂安律が明かす勝利への執念…日本人初の大会3得点にリーチも「今はそれほど考えていない」

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 日本代表のMF堂安律(フライブルク/ドイツ)が、3日のトレーニング終了後にメディア対応に応じた。

 FIFAワールドカップカタール2022・グループEでスペイン代表、ドイツ代表、コスタリカ代表を抑えて首位通過を果たした日本代表は、5日に控えた決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)で、前回ロシア大会で準優勝のクロアチア代表と対戦する。堂安はクロアチア代表の印象について「しぶとく、堅いチーム。あとは選手を見てもベテランが多いので経験豊富な試合運びをする試合巧者だなと。前回大会を見ても、(ラウンド16は)PK、(準々決勝は)PK、(準決勝は)延長戦と、全員ハードワークできてしぶとく勝っていった印象があるので」と話した。堂安なりの“準備するポイント”についても触れている。

「システムはスペインと似た形ですけど、ストライカーが張るというよりかはボックスで仕事をするストライカーが多いので、少し変化はあります。ただ、守備の強度をしっかり上げれば僕たちもハメられると思います。攻撃の精度ももっと上げる必要があるということはこの3試合で選手全員が感じているので、そこは修正して臨みたいです」

 堂安は攻撃面の課題について「ボールを保持しているときにビッグチャンスを作れていないというのは、見ている皆さんもそうですが、選手個人も感じている」とコメント。「コスタリカ戦みたいな感じにならないように」と敗れた第2節を引き合いに出し、「チャンスを多く作れている時は、ロングボールを蹴ってセカンドボールを拾って、そこから2次攻撃とといった形。綺麗な攻撃だけではなくて、誰かがチームのために背後を走ったりすることは必要になってくる。コスタリカ戦に関してはボール保持者がフリーなのに、背後に行かなくて敢えてボールを回す時間が多く、勿体なかったシーンがあった。もっと狙っていってもいいのかなと、個人的には思います」と続けた。

 ここまで堂安は途中出場となったドイツ代表戦、そしてスペイン代表戦で同点ゴールを記録。“切り札”として結果を残している。「5人交代にルールが変わったのは僕たちにはありがたかったと、かなり感じる。途中出場で試合を変える選手が揃っているので」と話した堂安は、「PSVの時に途中からの時間が増えて、準備の仕方もわかっています」と自信を示した。「選手としては本望ではない、嬉しくはないですけど」と前置きしつつも、「監督が仰ったように26人全員で戦っている大会ですし、今は本当に準備の仕方は感覚を掴めているので良くなっています」と、好調の要因を明かしている。

 堂安はあと1得点を決めれば、日本人初の「ワールドカップ1大会で3得点」という記録を作ることができる。それでも、「もちろん個人的な記録は超えられれば嬉しいですけど、今はそれほど考えてはいなくて」とコメント。「本当に、2点取ったことも忘れて今日からやろうとトレーニングしていますし、まずはベスト16の壁を越えようという想いのほうが強いです」と語った。

 自身の“エゴ”を抑えてでもフォア・ザ・チームの精神を重要視する堂安は「もう勝ちたい気持ちそれだけなので」と話す。「これほど勝ちたいと思うことはないですし、この26人プラススタッフで歴史を変えたいという気持ちは本当に強い」と勝利への執念を見せると、次に向けた意気込みも口にした。

「やっぱり選手全員が燃えていますし、どんな対戦相手であれ、このベスト16というのは全員が体を投げ捨てでも戦う覚悟はできている。楽しみにしています。ここまで来たら対戦相手は関係なく、どの相手も強い。ドイツ、スペインを倒した自信を持って臨めるので、全員準備できているかなと思います」

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  • サッカーキング

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