スペイン、日本戦で主将ブスケツ温存の可能性…累積警告による出場停止の回避が目的か

 スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)が、12月1日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・グループE最終節の日本代表戦でスタメンを外れる可能性があるようだ。28日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今回のカタール大会で、2010年の南アフリカ大会以来2度目のW杯制覇を目指すスペイン代表。コスタリカ代表との初戦に7-0で大勝し、第2節ではドイツ代表と1-1の引き分け。ここまで1勝1分の勝ち点「4」でグループEの首位に付けており、最終節の日本戦に勝利すれば無条件でグループ首位通過、引き分けた場合でも決勝トーナメント進出を決めることが可能となっている。

 こうした状況の中、スペイン代表の中盤の主軸でありチームの主将も務めるブスケツが日本代表戦を欠場する可能性が浮上しているようだ。『マルカ』によると、スペイン代表を率いるルイス・エンリケ監督は既に決勝トーナメントでの戦いを見据えており、日本代表戦で絶対的存在であるブスケツを温存することを検討しているという。

 ブスケツはドイツ代表戦でイエローカードを提示されており、もう一度警告を受けた場合には、累積警告による出場停止処分が下されることとなる。こうしたことから、決勝トーナメントでの”ブスケツ不在”という事態を防ぐため、同選手が日本代表戦のスタメンから外れる可能性があるようだ。『マルカ』は「セルヒオ・ブスケツは決勝トーナメント進出が危うくならない限り、グループ最終戦には出場しないだろう」と指摘している。

 なお、同紙は日本代表戦でのブスケツの代役候補として、コケ(アトレティコ・マドリード)とロドリ(マンチェスター・C/イングランド)の名前を挙げている。

2022/11/29 6:31

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