グリューネグリーンが逃げ切り勝ち 父ラブリーデイに初のJRA重賞タイトル

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【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・11/26 京都2歳S(GIII・阪神・芝2000m)

 果敢にハナを切ったグリューネグリーンがトップナイフの追撃をアタマ差抑え、初の重賞タイトルを獲得しました。父ラブリーデイはキングカメハメハの代表産駒の一頭で、現役時代に天皇賞・秋、宝塚記念など重賞6勝。これまでデビューを果たした3世代から初めてJRA重賞勝ち馬を出しました。

 地方競馬では大井競馬場の優駿スプリントとアフター5スター賞を連勝したプライルードを出しています。この2頭は活躍の場が芝とダートで違いはありますが、“母の2代目にサンデーサイレンスとサクラユタカオーを併せ持つ”という配合的共通点があります。

 本馬はヴェルデグリーン(オールカマー、アメリカJCC)の半弟で、2代母ウメノファイバーはオークスなど重賞3勝の名牝。3代母ウメノローザは大井競馬場で当時古馬のビッグレースだったグランドチャンピオン2000の勝ち馬です。牝系をさかのぼると明治時代に小岩井農場がイギリスから輸入したフラストレート(1900年生)に到達します。

 今回の勝利は前後半が60秒4ー60秒1と、スローペースに恵まれたわけではありません。次走もあまり人気にならないタイプかと思いますが、血統面を含めて能力の高さがうかがえるので、注意したい一頭です。

◆今週の血統注目馬は?

・12/3 妙見山S(3勝クラス・阪神・ダ1200m)

 阪神ダ1200mと相性のいい種牡馬はモーリス。連対率24.2%は、2012年以降、当コースで産駒が20走以上した128頭の種牡馬のなかで第4位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかではナンバーワン。当レースにはゴダイリキが登録しています。ここ5走、ダ1400mを使い続けており、1200mは初距離ですが、血統的な適性は高いのでこなすのではないかと期待できます。

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