【地方競馬】複数の重賞競走新設や時期変更へ 南関東競馬が来年度の開催日割を発表

 28日、南関東地方競馬連絡調整会議は来年度の南関東地方競馬の開催日割及び重賞競走日程を発表した。

 同日発表された全日本的なダート競走の体系整備に伴い、従来と異なる主な変更点は4点である。

◆重賞競走の新設

1.ルーキーズサマーカップ(浦和・SIII 1400m・2歳)

 ハイセイコー記念に向かうステップ競走として8月に行う。

2.若武者賞(川崎・SIII 1500m・2歳)

 準重賞競走から格上げし9月に新設することで、鎌倉記念やハイセイコー記念を経て全日本2歳優駿を目指す路線を整備する。

3.ブルーバードカップ(船橋・JpnIII 1800m・3歳)

 若馬の登竜門として当該競走を位置づけ、準重賞競走から格上げおよび1800mに距離を変更する。

4.ネクストスター東日本(SIII 1400m・3歳)

 浦和・船橋・川崎競馬場の持回り重賞競走として施行する。 施行初年度は令和6年3月に川崎競馬場で実施する。次世代の短距離適性馬の路線を整備するとともに、兵庫チャンピオンシップを目指す体系とする。

5.フリオーソレジェンドカップ(船橋・SIII 1800m・4歳上)

 準重賞競走から格上げし、9月に施行する日本テレビ盃に向けたステップ競走とする。

◆ 格付の変更

雲取賞 SIII→JpnIIIへ

京浜盃 SII→JpnIIへ

◆ 施行時期の変更

サンタアニタトロフィー 11月→8月へ

マイルグランプリ 7月→11月へ

船橋記念 1月→11月へ

川崎マイラーズ 5月→1月へ

クイーン賞 11月→2月へ

◆JRA・地方交流記念重賞競走の実施(令和5年度限り)

 大正12年における神奈川県内8つの畜産組合による春秋2回の競馬会の開催から、令和5年が100年目にあたることから、川崎競馬場において「神奈川記念」として3歳以上、JRA・地方交流1600mの条件で実施する。

◆その他

 11月3日にJBCクラシック・JBCスプリント・JBCレディスクラシックの3競走を大井競馬場で実施。 TCK女王盃は園田競馬場へ移設する。川崎マイラーズおよびクイーン賞は、新たな競走体系を構築するため、年度内に2回の施行となる。浦和競馬では令和5年度から通年で最終競走発走時刻を18時20分頃とする「はくぼ開催」を行う。

2022/11/28 21:35

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます