W杯でゴミ拾いする理由は「アタリマエ」 日本人サポーターの言葉に海外メディアが注目(カタール)
2022 FIFAワールドカップで日本時間23日に行われた日本対ドイツ戦では、2対1で日本が逆転勝利を収めた。試合が行われたハリーファ国際スタジアムでは、試合終了のホイッスルが鳴ると同時に歓喜に沸く日本人サポーターの姿があった。
その後、日本人サポーターは手に青いビニール袋を持ってそれぞれゴミを拾い始めた。彼らがスタジアムを掃除する様子は2018年に開催されたロシアW杯でも話題となったが、今回も同じように海外から称賛の声があがった。またスポーツメディア『Sports Brief』では、「心温まる伝統」と紹介している。
そんな日本人サポーターに対して、このほどカタールを本拠地とするメディア『Al Jazeera English』のリポーター、サンドラさん(Sandra)がインタビューを行った。サンドラさんは日本人男性のグループに「(掃除をする)皆さんは世界でとても有名なんですよ。なぜ日本のサポーターは掃除をするの?」と質問した。
するとある男性は「当たり前に(僕たち)やってるねぇ」、また別の男性も「当たり前だもんね」と答えている。また他のインタビューに応じたサポーターたちも、このように答えていた。
「言われているのは使う前より使った後を綺麗にしてっていうのは当たり前で、感謝の気持ちを持ってって習っているんです。」
「毎日毎日、自分たちで教室とか、ほかの廊下やトイレなんか全部自分たちで掃除するので、そういったところがやっぱり染み付いてるんですね。」
サンドラさんは掃除する理由が「当たり前だから」という答えに興味を持ったようで、「“アタリマエ”って世界史上最高だわね」と日本人サポーターに返している。この時のインタビュー映像が今月24日にTikTokに投稿されると、これまでに190万回以上も視聴され世界中からこのような声が届いた。
「日本は清潔で素敵な国であるだけでなく、とっても尊敬できる国です。私は日本が大好きです。」
「僕は客室乗務員をしているんだけど、日本の航空路線の仕事が大好きなんだ。機内への持ち込み手荷物もコンパクトだし、降りる時に座席も綺麗にしておいてくれるんだ。」
「日本にリスペクトだよ! 世界の教育は日本のようにあるべきだと思うな。」
「なんて美しいんだ。私たちの生活の全ての分野でこれが世界中で一般的になることを願うよ。それは私たちの母なる地球のためにもなるから。」
また他の海外メディアも今回のインタビュー映像に注目し、スタジアムを掃除する理由について「Atarimae(アタリマエ)」と英字表記し「Stating the obvious」と英訳して日本人サポーターやロッカールームを掃除して帰った日本代表を称賛した。
日本時間12月19日まで熱戦が繰り広げられるW杯だが、日本人サポーターの行動が話題になったことで、日本代表の試合にもさらに注目が集まることだろう。
画像は『Al Jazeera English 2022年11月24日付「Why do Japanese football fans clean up after a match?」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)
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トリトン
11/28 11:40
舛添なんかはこのゴミ拾い掃除婦の仕事を取るとかとても誹謗中傷してましたね。まあ叩かれてましたが。中にはいるのだよな個人が自主的にやってるのにくさす奴らが。ドイツに勝った日本選手に共産党はとても残念だと抜かしてるし。コイツラが市長や政治家やってるのだからね。