デヴィ夫人「パワハラ裁判」で“消える”『イッテQ』の「2つの名場面」!「コア視聴率最強番組」の“タブー”に出川哲朗も苦心!?

 超人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に、再びピンチが訪れそうだ。11月2日発売の『週刊新潮』(新潮社)が、デヴィ夫人(82)とスタッフの労働審判を報じたのだ。

 記事によると、昨年2月にデヴィ夫人は女性マネージャー2人を解雇。

 理由は、夫人の娘婿に当たる人物がインドネシアで急死した際に現地に向かった夫人から「死因はコロナ」と聞き、女性マネージャー2人が大事をとって2週間の自宅勤務を申し出たことだという。

 この申し出に夫人は、「死因がコロナ」という発言そのものを否定して、「勝手なことをするな」という感じで2人を勢いに任せてクビにしてしまったとのこと。

 それを不当解雇とした2人は労働審判を起こしたが、ここでマネージャーたちは、《「バカ!」「クビだ!」「出て行け!」といった暴言のみならず、ファイルを投げつけるなどの暴力行為》などパワハラ一覧表を提出したそうだ。

 その後、労働審判は8月に決着したものの、

《これとは別に、夫人は“コロナ感染者扱いされ、名誉を傷つけられた”と主張し、マネージャー二人を相手取って損害賠償請求訴訟を起こし、ドロ沼となっています》

 とも報じており、まだまだ争いは続くと思われる。

 この騒動の巻き添えを『イッテQ』が食らってしまうのでは、と危惧されているというのだ。

「『イッテQ』のデヴィ夫人は“陳腐よ陳腐”とか“空回りもいいところよ”とか、容赦なくスタッフや共演者に罵声を浴びせる“毒舌”が持ち味の1つです。

 フロリダのディズニーランドで『マレフィセント』のコスプレをした際の、いかにも悪い魔女のようなビジュアルも、幾度となく繰り返し使用されています。こうした“魔女ふう”のビジュアルも、現実で、裁判沙汰までなったパワハラ疑惑騒動が起きてしまうとシャレにならない。

 最近で、特に視聴率が良かった回が、最たる例です」(制作会社関係者)

■高視聴率回がまさに“パワハラ演出”のオンパレード回だった

 今年9月4日に放送された回は、出川哲朗(58)がリーダー、河北麻友子(30)が出川ガールたちの“回し”を担当する『出川女子会』を行なう予定だったのが、2人とも急病になってしまい、急遽『デヴィ女子会』に変更。

 夫人と一緒に参加したのは、堀田茜(30)、谷まりあ(27)、箭内夢菜(22)だった。

「進行を任せられる2人が欠席したせいで、若干のグダグダ感もありましたが、ドバイロケは結果として大盛り上がり。業界が最重要視している“13~49歳”に的を絞ったコア視聴率も、驚異的な9.1%を記録していました。

 ただ、この回でのデヴィ夫人の言動は、劇中でもネタにされていましたが、完全な“パワハラ案件”だったんです」(前出の制作会社関係者)

『デヴィ女子会』で、夫人は罰ゲームとはいえ「他メンバーはバーベキューなのに1人だけ夕食がポップコーン」という仕打ちを受ける。これに「食べなさい私の前で」と他メンバーたちが肉を食べる姿をじっと見つめる“食えハラ”を行なったが、それだけではない。

 同じく罰ゲームで、1人だけ「通気性最悪のテント」に宿泊することになった夫人はスタッフに激怒。さすがに「82歳の方にはキツイと思います」(箭内)と、理不尽すぎる罰ゲームに“出川ガール”らも難色を示したのだが、ここで夫人は「ひざまずいて」「こんなバカみたいな案を作ってきた……これは本当に人道に反します」とスタッフに土下座をさせたのだ。

「もちろん、バラエティ的なギャグのシーンだし、あまりに理不尽すぎるチャレンジをさんざんやらされてきた“前フリ”もあった。

 スタジオもバカ受けだったし、出川ガールも一方的にやられたわけではなく、おあいこな雰囲気も出していましたが、やはりリアルで裁判沙汰までになったトラブルがあると、純粋に楽しめなくなりますよね。当然、制作サイドも今後、“パワハラ”を連想させるイジリはできなくなるのではと」(前同)

 同様の理由で、出川が苦労することになる可能性もあるという。

「ふだん、デヴィ夫人は出川さんと2人1組でいろいろな場所を訪れる『諸国漫遊記』を担当していますが、夫人がホテルの赤いシミを“殺人現場”呼ばわりしたり、過去に“熱湯風呂”が実はぬるま湯だったことなどを話したりなど、夫人が一線を越えかけると、出川さんが“黙れ!”“やめろォ!”“いい加減にしろババア!”と、キレ芸で諫めるのがお約束です。

 しかし、夫人が“言われる側”とはいえ、パワハラ裁判で罵詈雑言を言い放ったと話が出ているわけで、こちらも今後やりづらくなってしまうのではないでしょうか……」(同)

 11月27日放送の総集編企画『イッテQアワード』の予告映像でも、尺のほとんどが夫人に割かれており、もはや番組の顔となっているデヴィ夫人。この『新潮』報道が、なにも影響しなければいいのだが……。

2022/11/27 8:18

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