プロが選んだ47都道府県「激うま」ご当地メシ!「喜多方ラーメンバーガー」や「大阪イカ焼き」…令和「新B級グルメ」
食欲の秋ということで、全国旅行支援制度を使って各地の美味を食べに行きたい人も多いのでは? そこで今回は、有識者を集めて結成した「日本大衆メシ審議委員会(JTMC)」が、全国の最新B級グルメの中から上位十傑を紹介!
「安くてうまい庶民の味方で、かつ地元の人々に深く愛されている食べ物を、B級グルメと呼びます」と語るのは“B級グルメ”という言葉の発案者の一人で、元祖B級グルメライターとして知られる田沢竜次氏だ。
最終ページの表は、そんな“B級グルメ”の代表を都道府県ごとに1つずつ選んだものだ。本文では、そこから選出したトップ10を紹介したい。今回は特に、地元でも目新しいものを中心に選ばせてもらった。
■高知県の鍋焼きラーメン
まず、10位にランクインしたのは、温かい食べ物が恋しい季節にピッタリの鍋焼きラーメン(高知県)。文字通り、土鍋で作ったアツアツのラーメンだ。
本誌連載でもおなじみのフードジャーナリスト・はんつ遠藤氏が、こう解説する。
「かつて須崎市にあった『谷口食堂』が発祥。養鶏が盛んな地域なので、しょうゆベースの鶏ダシのスープで、具材は親鶏の肉、ちくわの輪切り、ネギなど。肉は硬めですが、麺と組み合わさると絶妙な食感です」
■喜多方のラーメンバーガー!
第9位は“ラーメンの聖地”喜多方が生んだラーメンバーガー(福島県)だ。
「焼き固めた円盤状の麺の間に、チャーシュー、ネギ、メンマ、ナルトなどの具材を挟んだ逸品です。喜多方ラーメンと同じ、地元産豚のチャーシューがナイスです」(フードブロガー)
当記事のモデルとして登場してくれたJTMC名誉会員(北海道代表)のグラビアアイドル・篠見星奈さんも興味津々に、こう語る。
「ビジュアルがSNSでバズりそう!
私も食べてみたいです」
■こってりハムフライ
第8位には、厚切りのハムを揚げた本荘ハムフライ(秋田県)がランクイン。
「ハムの製造工場がある由利本荘市が、昭和の味を復刻させたものです。ハムのうま味と衣とのハーモニー、そこからしみ出す油の風味がたまりません」(前出のフードブロガー)
■あっさりワサビ丼も
こってりの次は、あっさり。第7位には、ワサビ丼(静岡県)が入った。
「削ったカツオ節をのせたごはんに、おろした生ワサビをトッピングし、しょうゆをかけて食べる。これがうまい」(旅行誌記者)
ワサビの産地である伊豆地方の料理である。
「生ワサビは、からさだけではなく、甘味やうま味のようなものも感じられるので、食べやすいんですよ」(前出の遠藤氏)
■黒っぽいルーの金沢カレーはクセになる
6位に選ばれたのは、黒っぽいルーがクセになる金沢カレー(石川県)。
「一般的に山盛りキャベツ、トンカツなどがのり、ウスターソースがかかっているのが特徴」(前出の田沢氏)
■牛すじは焼きそばと相性バツグン
続く5位には、ぼっかけ焼きそば(兵庫県)が入った。
「ソース焼きそばに、牛すじとコンニャクを煮込んだ郷土料理“ぼっかけ”を具に加えたものです。牛すじは焼きそばとも相性がいいんですよ」(前同)
はたして、どんな味か?
■焼酎やホッピーによく合う
「牛すじの脂が麺にしみ込んで、ツルッと口当たりがよく、かつ、肉のうま味を感じられます。ソースの味が濃く、卵黄、マヨネーズなどをトッピングすると、さらにジャンクな味わいに。焼酎やホッピーなどの酒が、よく合うんです」(同)
■漁師が食べている“さんが焼き”
4位には、魚介類を用いたB級グルメ、さんが焼き(千葉県)が入った。
「房総半島の漁師がアジなどの青魚をみそと一緒にたたいて作った“なめろう”がベース。漁師たちは山で仕事があるときに、なめろうを山小屋で焼いて食べた。それが“さんが焼き”です。“さんが”は“山の家”という意味。大葉に巻いて焼くのが一般的です」(料理研究家)
田沢氏は、なめろうと、さんが焼きの味は似て非なるものだと、こう語る。
「なめろうは魚介の風味が強く、濃厚なうま味があり、日本酒の冷ひ やとよく合います。一方、さんが焼きは、焼くことで、みその香ばしさが際立つので、ビールなど炭酸系にマッチする」
また、家で再現しやすいメニューでもあるという。
「お店で食べるものは料理として昇華され、上品なイメージです。その点、自分で作れば、漁師たちが食べていたような、野趣あふれる、さんが焼きが楽しめるでしょう」(前同)
■注目のトップ3!ひと味違うイカ焼き
いよいよトップ3。3位は、田沢氏が「今回のリストで最もB級グルメと言える存在!」と力説するイカ焼き(大阪府)である。
大阪の「イカ焼き」は、屋台でもおなじみの「イカの姿焼き」とは、ひと味違う。
「イカの切り身がたくさん入った、両面焼きのお好み焼きといった感じ。イカの風味、メリケン粉の優しい甘さ、そして濃い味のソースが合わさったジャンクな味わいです」(同)
発祥の地は、梅田の阪神百貨店の地下といわれており、そこは今も営業しているという。だが、「実は、大阪のお好み焼き店で探しても、扱ってないことが多い。探すなら専門店ですね」(同)
■黒豚や地鶏、ウナギに温泉卵を!
2位は、温たまらん丼(鹿児島県)がランクイン。
これは、砂蒸し温泉で有名な指宿のB級グルメだ。
「メインの具材に縛りはなく、鹿児島黒豚や地鶏、ウナギなど地元産素材を味つけしたものが、ごはんの上にのる。そして、そこにトロンとした温泉卵をトッピングするのが、温たまらん丼です」(地元紙記者)
温泉卵が主役なのだ。
「地元の養鶏場で生産される “さつま芋卵”を、砂蒸し温泉の源泉で半熟にするのが肝です」(前同)
具材とごはん、特別な温泉卵の混ざり合った味が、“たまらん”のである。
「最近は、温たまらん丼のように、厳しいルールを設けないB級グルメが増えています。そのおかげで、食べ歩きをするお客さんが飽きないですし、地元のいろいろなお店が参入しやすくなりました」(遠藤氏)
■気になる1位は和食と洋食の“融合”料理
さて、栄えある1位は……デミカツ丼(岡山県)が栄冠に輝いた。
卵とじやウスターソースをかけるなど、“カツ丼の可能性”には先人たちも挑戦してきたが、デミグラスソースをかけるというアイデアに敬意を払っての1位となった。これには、JTMC会員や識者も納得だ。
「絶対においしいヤツですよ。デミグラスソース大好き!」(前出の篠見さん)
「ほのかに甘くてコクがあって、昔ながらの洋食店のハヤシライスのような味わい。それが、サクサクのカツ、千切りキャベツに絡むと、モリモリと白飯が進みます」(田沢氏)
実は、その歴史は古い。
「『野村』というお店の創業者の方が、和食と洋食を融合させた料理として、昭和の初期に発案したものです」(遠藤氏)
とはいえ、「一方で、県外にはあまり進出していません。ぜひ、現地に赴いて食べてほしいですね」(田沢氏)
ご紹介した中に、読者諸兄が食べたい“新B級グルメ”はありましたか?
【画像】地元の人々も知らない!?東西「新B級グルメ」リスト
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いち(
12/10 1:53
イカ焼きよりかしみんですわ。
トリトン
12/10 0:41
一部の地域かもね愛知県のカレーうどんも底にご飯があるのは豊橋が初めで自分もテレビで初めて知りましたしね。これが事打ちとドヤ顔の人用のグリー仕様かもね。中には本当のご当地のもあるかもしれませんが。