麒麟・川島明TBS『ラヴィット』が「フジのお昼」を異常イジリ!「令和のいいとも」強奪計画

 いまや「TBSの朝の顔」と呼んでも差し支えないレベルのネームバリュー、話題性を誇る麒麟・川島明(43)MCの早朝からのバラエティ番組『ラヴィット!』。生放送ならではの破天荒な展開も人気の1つだが、10月4日放送回ではあまりに大胆な「他局イジり」を行ない、いつも以上にネットがざわついた。

「この日の『ラヴィット!』は相席スタートの山添寛さん(37)が出演していたんですが、山添さんは今春スタートしたものの、早くも年内終了が確定しているフジテレビお昼の情報番組『ポップUP!』の金曜レギュラーでもあり、それにちなんだジョークを話したんです」(テレビ誌編集者)

 山添は名前を呼ばれて開口一番に「『ポップUP!』の金曜日から来させていただいてます!」と仕掛けるも、「山添さん出だしたから年内終了という話が」と川島がカウンター。「ここで『ポップUP!』の情報を流したら、次の日に年内終了が発表された」と嘆く山添を、「『ポップUP!』の情報『ラヴィット!』で言うからですよ。(局に)怒られましたよホントに……」と川島がたしなめる一幕があった。

 ちなみに、山添の言う「情報を流したら~」というのは9月27日放送の『ラヴィット!』で「世界一ご飯がほしくなる料理」というトークの際に、東京・新大久保の韓国料理店で出されるカンジャンケジャンを「『ポップUP!』で食べさせてもらった」と悪びれずに解説した件のことである。当時、川島は平謝りし、山添を「スパイ」と断じていた。

「もちろんいわゆる“プロレス”で、事前に準備してあった『ポップUP!』のロゴも堂々と使っていたし、9月30日放送回の『ポップUP!』では、この件を歓迎ムードでネタにしていました。なんでも、山添さんはボケのつもりで『ラヴィット!』のアンケートにカンジャンケジャンのことを書いたら採用されたそうですから、番組サイドも非常にノリノリだったということですよね。

 ただ、今回の『ラヴィット!』はそれもかすむレベルで、フジテレビの昼番組について、過去最大級のやりたい放題ぶりで盛り上げていました」(前同)

■『いいとも』をガッツリ祝福したうえ伝説企画も再現

 実は10月4日は、1982年~2014年3月末まで続いたフジテレビの、タモリ(77)MCの伝説的番組『森田一義アワー 笑っていいとも!』の初回放送記念日。これをこの日の『ラヴィット!』では田村真子アナウンサー(26)が細かく説明したうえ、BGMも本家の『ウキウキWATCHING』が流れたのだ。

 さらに『いいとも』出演者が『ラヴィット!』には多く、若槻千夏(38)は、

「中学校3年生の夏休みはアルタ前にしょっちゅう行ってました。最初オープニングで一般の方映してくれるじゃないですか。あれに映りたくて中3の夏休みはほぼアルタ前に」

 とコメント。

 ビビる大木(48)も、

「何度もお世話になりました。レギュラーじゃなかったですけどね。テレフォンもコーナーゲストも。テレフォンも、コンビ時代もピンになってからも。何回も呼んでいただいて」

 と思い出を語った。「友達に生電話して出演打診をする」という人気コーナー『テレフォンショッキング』にも言及したが、

「俺のあとに星野源さん(41)というときがあって、それはもう、“大木さん、そういうことで”って言われてね」

 と話し、川島が『いいとも』を語るうえで有名な「誰とは言いませんけど、紹介されて“初めまして”って言った人いましたからね」という“事件”を補足説明。

 川島も『いいとも』出演について、当時の生放送でガチガチに緊張していたが、タモリが台本に川島の似顔絵を描いてくれてそれを現在も大事にしていること、当時の麒麟は田村裕(43)が人気者で川島が「じゃない方芸人」だったがタモリは川島を率先してイジってくれていたことを振り返っていた。

「しかも、ウキウキWATCHINGにちなみ“おすすめのウキウキするもの”を各々が紹介する場面では、川島さんのリクエストで『テレフォンショッキング』を完全再現。吉本芸人で友達の守谷日和さん(41)にガチ電話をしたうえ、かけなおす間の空いた時間で『いいとも』でタモリさんと客席の定番のやり取り“『そうですね!』からの『んなこたぁない!』”まで再現するやり切りぶりでした」(前出のテレビ誌編集者)

■『ラヴィット』がフジテレビをいじれるのは今年いっぱい!?

 以前から「朝のいいとも」「令和のいいとも」と評する声も少なくなかった『ラヴィット!』が、いよいよ完全に『いいとも』を継承するような空気となった回だったが、惜しむらくは、『ポップUP!』終了とともに『ラヴィット!』とフジテレビサイドの交流も終わる可能性が高いことだという。

「フジテレビは『ポップUP!』を終了させて、2023年1月からお笑いコンビ・ハライチ、フリーアナウンサーの神田愛花さん(42)の3人をMCに据えたお昼のバラエティ番組『ぽかぽか』(月~金曜・放送時間未定)を放送するのですが、どうやら、他の出演者に関してのところで同番組は『ラヴィット!』に出演中の、旬で勢いがありながらまだまだギャラが安価のタレントを狙っていたという話なんです。

 しかし、時間帯こそ少し違えど、目指すのは同じ明るいバラエティだし、何よりフジテレビとTBSはライバル局同士で、タレントの“被り”は避けたいところ。

 当然ながら、『ラヴィット!』出演のタレントサイドに対しては“なるべく『ぽかぽか』には出ないでほしいです”という話は出るはずです。両番組に出演する山添さん効果で現在は、『ラヴィット!』と『ポップUP!』、TBSの朝とフジテレビのお昼がつながっていましたが、情報番組である『ポップUP!』が終わり、同じゴリゴリのバラエティ番組の『ぽかぽか』が始まると、やはり直接のライバル関係となってきて、両者の蜜月関係は完全に終了すると見られています。

 だからこそ今回、『ラヴィット!』は、フジテレビをネタにできる間に『いいとも』を特集し、『朝のいいとも』のイメージを盤石にしたかった、ということなのかもしれませんね」(芸能プロ関係者)

 番組ラストには、ビビる大木の提案で「明日も見てくれるかな? いいともー!」までやりきった『ラヴィット!』。来年、フジテレビが『ぽかぽか』をスタートしても、「令和のいいとも」の座は盤石か――。

2022/10/5 7:25

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