ハリケーンから逃げ遅れた野良猫、濁流に浸かりながら救出した男性に称賛の声(米)

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米フロリダ州ネープルズ在住のマイク・ロスさん(Mike Ross、29)は先月28日午後2時、同地域で猛威を振るったハリケーン“イアン(Ian)”が自宅に迫り避難の準備をしていた。両親の家がハリケーンに耐えられるよう建てられた家だったため、恋人のメーガン・クルツ・スカボさん(Megan Cruz Scavo)と共にそこでハリケーンをやり過ごすことにした。

最低限の荷物をまとめて家を出ようとした時、マイクさんがふと窓の外に目を向けると隣の家の室外機の上で体を丸めて震える猫の姿を発見した。明らかに逃げ遅れた様子だった猫を見たマイクさんは、迷うことなく家を出て猫の救出へ向かった。

当時の様子をメーガンさんが動画で撮影しており、猫がいる場所は雨風がしのげるようなところではないことが確認できる。足元には濁流が流れており、くるぶしほどにまで水位が上がっている。マイクさんは室外機の端に足をかけて登ると猫の方へ手を伸ばし、落とさないようにしっかり抱きかかえた。猫は次第に悪化する天候に恐怖を感じていたようで、必死にマイクさんの胸にしがみ付いていたという。

40秒ほどの短い動画だったがその間に濁流は激しさを増し、マイクさんが猫を抱きかかえてメーガンさんの方へ戻る時には水位が膝上にまで急上昇していた。マイクさんの地域では最高水位が10フィート(約3メートル)に達したことがのちに分かり、もしマイクさんが救出していなければ猫は濁流にのまれてしまったことだろう。

この動画をメーガンさんが自身のTwitterアカウントに投稿すると、今月4日の時点で再生回数が370万回を超えるほど反響を呼んだ。ユーザーからは「猫にとってこの男性はヒーローのようだっただろうね」「この状況で助けに行くのはすごいよ」「猫も大人しくてエライね」「こういう人のために天国は用意されているんだ」などマイクさんの勇敢な行動に称賛のコメントが続出した。

マイクさんが保護して一緒にハリケーンを乗り切ったこの猫は首輪をしていなかったことから野良猫だろうと2人は考えており、ハリケーンの名前にちなんで“イアン(Ian)”と名付けて飼うことに決めた。しかし後から雌であることが判明し、男性名のイアンではなく“ストーム(Storm)”に名前を変更した。

マイクさんの自宅はハリケーンにより大きな被害を受けてしまい、マイクさんとメーガンさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」を立ち上げて修繕費を募った。さらに今回の救出劇が注目を浴びたことを踏まえ、集まった募金の半分を地元の動物愛護協会に寄付すると公表している。

ちなみに昨年には、濁流の中で溺れる子猫を発見し、腰の上まで水に浸かりながら子猫を救出した男性を捉えた動画が話題を呼んでいた。

画像は『Megan Cruz Scavo 2022年9月28日付Twitter「My boyfriend saving a cat from flood waters near Bonita Beach.」、2022年9月30日付Twitter「Update: safe & sound」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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  • 10/4 21:01
  • Techinsight japan

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この記事のみんなのコメント

1
  • あきひろ

    10/5 22:18

    自らの危険をかえりみず猫を助けてあげるなんて人として素晴らしい人ですねやはり猫を好きな人は人として素晴らしい人ばかりなんですね。

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