断崖絶壁に立たされたSexy Zoneがトイレで誓った「売れよう」の思い

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 華やかなジャニーズグループでも、メンバーの大半は地獄を味わっている。あのSMAPでさえ、光GENJIのバックダンサーだった頃は「帰れ!」と罵詈雑言を浴び、その都度「絶対に売れてやる」と誓ったという。

 現在、継続しているグループもほぼすべてがメンバーの脱退、病気療養を経験している。そんななかでも、Sexy Zone(以下、セクゾ)は群を抜いている。メンバーの減員や病気といった明確な理由がないにもかかわらず、5人から3人体制に変えられているのだ。

 11年のデビュー時は高校生の中島健人と菊池風磨、中学生の佐藤勝利と松島聡、小学生のマリウス葉で、平均年齢14.4歳。デビューシングル、アルバム、DVDで男性グループ史上最年少首位の記録を作り、10代の5人はいきなり3つの記録保持者となった。

 ところが、好機は長く続かなかった。14年に松島がジャニーズJr.を率いて「Sexy 松」、マリウスが「Sexy Boyz」を結成して、弟分ユニットを抱えた。事実上これは、未成年で存分に芸能活動ができない2人の戦力外通告。セクゾ本家は中島、菊池、佐藤のトリオになった。

 15年12月発売の10枚目のシングル「カラフル Eyes」から再び5人体制に戻り、結成5周年の節目は5人で迎えることができた。それでもそれぞれの仕事量は多くなく、連休も珍しくなかった。全員が学業と両立させていたとはいえ、解散を言い渡されても不思議ではないほど断崖絶壁に立たされていた。当時をアイドル誌ライターが振り返る。

「どんな仕事でも断れなかった時、菊池と松島は激辛料理に挑戦するグルメバラエティに出ました。終了後、2人ともトイレから出られなくなったほど辛く、胃腸にも響いたのだとか。互いがトイレの個室にこもりながら、LINEでやり取り。『売れような』と誓い合ったそうです」

 この数年後、松島はパニック障害で休養。およそ1年9カ月休んで、20年8月からグループ活動に戻った。ところが、入れ替わるようにして同年末から、マリウスが体調不良を理由に活動を休止。現在も、再開のめどが立っていない。年末には、グループ初の東西ドーム単独コンサート(12月16&17日・東京ドーム、24&25日・京セラドーム大阪)を控えているが、マリウスの不参加がアナウンスされている。

 辛(から)くて辛(つら)いセクゾのサクセスロード。今後、4人組グループとして落ち着きそうな風向きだけに、ファンとしては気が気でない。「売れような」の誓いを、初期メンバーで実現させてほしいというのが、ファンの切なる願いだろう。

(北村ともこ)

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