キンプリ、ドラマは「2勝3敗1引分け」の惨状!!永瀬廉「大爆死」の汚名返上、平野紫耀・TBS『クロサギ』が握る「グループの命運」!

 竹内涼真(29)が主演を務める『六本木クラス』(テレビ朝日系)が9月29日に最終回を迎え、各局の7月クールスタートの夏ドラマが終わった。

「夏ドラマは全体的にかなり厳しかった。その中でも、最もスベったひとつと言われているのが、King&Prince(キンプリ)の永瀬廉さん(23)が主演を務めた『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(読売テレビ制作、日本テレビ系)ですよね……」(制作会社関係者)

 ドラマ『新・信長公記』は、甲斐谷忍氏による漫画『新・信長公記〜ノブナガくんと私〜』(講談社)が原作。

 主演の永瀬をはじめ、なにわ男子の西畑大吾(25)、三浦翔平(34)、満島真之介(33)、濱田岳(34)、小澤征悦(48)といった豪華俳優陣がズラリとそろったものの、日本テレビドラマ史に残る低視聴率を記録してしまった。

 初回の世帯視聴率は6.1%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)とパッとしないスタートを切り、第4話には3.8%を記録。9月18日放送の第9話では3.2%と右肩下がり。9月25日放送の最終回は4.4%と、何とか前週からは上昇した格好となった。

「『新・信長公記』は、同作が放送されている『日曜ドラマ』枠のみならず、2003年以降の日テレのドラマ全体におけるワースト記録にすら迫っていたほどだったんです」(前同)

■『新・信長公記』は歴代ワースト2位

 単話でのゴールデン・プライム帯ドラマの歴代ワースト視聴率は、真中瞳(現・東風万智子、42)主演の『メッセージ~言葉が、裏切っていく~』の第6話や、竹中直人(66)主演の『ライオン先生』(ともに2003年)最終回の3.1%。『新・信長公記』の第9話の3.2%は日本テレビの歴代ワースト2位を記録してしまったのだ。

「永瀬さんが出演したドラマではNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』も、9月30日まで放送がある『ちむどんどん』を除けば、近年でもかなり数字が悪い作品になってしまいました。

 永瀬さんの例からもうかがえますが、キンプリは“ポスト嵐”としてジャニーズ事務所の期待を一身に背負うグループですが、メンバーがメインを張るドラマはあまり振るっていない印象です」(同)

■「キムタクドラマ」が視聴率1桁の衝撃

 高橋海人(23)は『ドラゴン桜』(TBS系)や8月26日公開の映画『アキラとあきら』など、話題の映像作品に次々と出演。10月15日スタートのドラマ『ボーイフレンド降臨!』(テレビ朝日系)で主演を務めることも明らかになっている。

 また、12月16日に公開を控える映画版『Dr.コトー診療所』にニューフェイスとして登場することになるとも、9月27日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)が報じたばかりだ。

「ただ、木村拓哉さん(49)と共演した『未来への10カウント』(テレビ朝日系)はパッとしませんでした。高橋さんが悪いわけではありませんが、“キムタクドラマとして初の世帯視聴率1桁台”を記録し、関係者の間で衝撃が走ったほどです。

 そして同作は、テレビ各局が重視する13歳から49歳までのコア視聴率も振るわなかったんです。高橋さんの出演はその部分、若い層へのリーチの期待もあったと思われますが、結果はダメでしたね」(前出の制作会社関係者)

■キンプリ平野&セクゾ中島のダブル主演ドラマは……

 平野紫耀(25)は主演映画『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』シリーズをヒットさせてきたものの、Sexy Zone(セクゾ)の中島健人(28)とダブル主演を務めたドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)は世帯視聴率1桁台にとどまった。

 ドラマは『梨泰院クラス』に主演し、日本でも一気に知名度を高めたパク・ソジュン(33)とカン・ハヌル(32)がダブル主演を務めた韓国映画『ミッドナイト・ランナー』(2017年)のリメイクで、中島と平野演じる警察学校の生徒が難事件を解決していく姿を描いた。

「日本版では平野さんと中島さんが上半身裸になるシーンが、特にジャニーズファンからは好評を博しましたが、本家の韓国版にもパク・ソジュンさんとカン・ハヌルさんが上半身裸になるシーンがあるんです。

 ただ、パク・ソジュンさんは185cm、カン・ハヌルさんも180cmでガタイもよく大柄なのですが、平野さんは171cm、中島さんも176cmと本家に比べてスケールが小さく、華奢に見えてしまった。2人の肉体美がいかに素晴らしくても、本家と比較すると見劣りしてしまうという評価もありました。

 しかし、最近は世帯2桁台を取るのはなかなか難しいですからね。前評判を超えることはなかったかもしれませんが、そこそこ健闘したと言えるのではないでしょうか」(前同)

■キンプリドラマの成績は「2勝3敗1分」

 神宮寺勇太(24)は4月クールのドラマ『受付のジョー』(日本テレビ系)で主演を務めたが、深夜1時からということもあって視聴率を問われる時間帯ではなかったと言える。

「岸優太さん(27)はしっかりと結果を残していますよね。波瑠さん(31)主演の月9『ナイト・ドクター』(フジテレビ系)は平均世帯視聴率11.1%と堅調でしたからね。

 そう考えると、キンプリメンバーのドラマでは『受付のジョー』はノーカウントとして、『ドラゴン桜』と『ナイト・ドクター』が勝ち、『ミッドナイトランナー』が引き分け、『新・信長公記』、『おかえりモネ』、『未来への10カウント』が負け。2勝3敗1分という成績になるのかもしれません。

 ただ、キンプリメンバーが主演ではない作品もありますし、最近のドラマは脚本が面白いかどうかで数字は大体決まってきますから、結果が出なくても彼らだけが悪いというわけでは決してありません」(前出の制作会社関係者)

■平野紫耀『クロサギ』のヒロインへの“懸念”

 そんな中、平野は10月21日スタートのドラマ『クロサギ』(TBS系)で主演を務める。

「TBSの『金曜ドラマ』ですから注目度は高い。ただ、『クロサギ』は2006年に山下智久さん(27)が主演を務め、劇場版が製作されたほどの大ヒットとなりましたから、どうしても前作と比べられてしまうでしょうね。それに、ヒロインは黒島結菜さん(25)ですからね……」(芸能プロ関係者)

 9月30日、黒島がヒロインを務めた『ちむどんどん』がついに最終回を迎える。

『ちむどんどん』の放送終了後、ツイッターでは「#ちむどんどん反省会」というハッシュタグが盛り上がりをみせ、多くの視聴者がドラマや黒島が演じたヒロイン・暢子への不満をつぶやくことが恒例になっていた。

「『ちむどんどん』に批判の声が殺到してしまっていたのは、暢子の自分勝手さやわがままな振る舞いに視聴者が辟易していたからですよね。黒島さんは台本に沿って暢子を演じたわけで、彼女が悪いわけではありません。ただ、視聴者の中には役と俳優を重ねて見てしまう人もいますからね。

 また、ここにきて表情の乏しさ、セリフ読みの一本調子なところなど、彼女の演技力を疑問視する声も出てきてしまっています。黒島さんの出演がネガティブな影響をもたらさないといいのですが……」(前同)

■『新・信長公記』の主題歌は爆売れでも……

 キンプリの10thシングル『TraceTrace』は9月14日付の「オリコンシングルデイリーランキング」で約38万枚を売り上げ、首位を獲得。前作の『Lovin‘ you/踊るように人生を。』の初日売り上げ33.3万枚を大きく上回った。

「『TraceTrace』は永瀬さんの主演ドラマ『新・信長公記』の主題歌にも採用されていました。ドラマは大爆死だったにもかかわらず、楽曲は爆売れしているんです。CDに加え、コンサートチケットやグッズは売れまくりで、キンプリはアイドルグループとしては大成功。国民的グループへの道を着実に歩みつつあります。

 ところがドラマが当たっていないと。すぐに――ということにはならないでしょうが、数字を持っていないと判断されれば、大人気のキンプリといえども“地上波ドラマの主演は厳しい”と判断されてしまい、声がかからなくなる可能性もある。

 そうなるとグループの活動方針もいろいろと変わって来るのではないでしょうか。そういった意味でも、平野さん主演の『クロサギ』が今後のグループの命運を握っていると言えるのかもしれません」(前出の芸能プロ関係者)

 平野にはぜひとも『クロサギ』を10月クール最大のヒット作に導いていってもらいたい!

2022/9/30 7:25

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