「同性結婚なんて気持ち悪い事は大反対!」自民党所属県議のコメントが物議

 自民党所属の愛知県県議・渡辺昇氏(54)が、Facebook上で「同性婚」に対し差別的なコメントを投稿した。差別的発言はTwitterなどのSNS上で拡散され、大きな批判を呼んでいる。

 9月25日、キューバで同性婚や養子縁組、代理母出産などを盛り込んだ家族法案の賛否を問う国民投票が行われた。結果は圧倒的多数の賛成で承認。キューバでは同性婚とパートナーシップ制度が合法化されたのだ。

 渡辺氏の問題発言騒動の発端は、このキューバでの同性婚合法化のニュースだった。あるFacebookユーザーが、このニュース記事を引用した上で、「キューバで同性婚が認められました。日本はいつですか?明日でもいいですよ。」とFacebook上に投稿。すると渡辺氏は「キューバはキューバです。同性結婚なんて気持ち悪い事は大反対!」と、この投稿に返信する形でコメントしていた。

 現在、当該投稿は削除されたものの、スクリーンショットに収められた差別的発言はSNS上で拡散され続けている。渡辺氏の発言に対し、SNS上では《『気持ち悪い』というのは言葉の暴力。どれだけ当事者が傷つけられるか考えてほしい》《そう思うのは自由なのに、どうしてSNSで発信してしまうんだ》《県議という立場でよくこんな発言できるね》《めちゃくちゃ心が痛くなった。差別しないで》と、バッシングが巻き起こっている。

 渡辺氏は過去にも同ユーザーによる「未届は同性のカップルは使えません。2人で築いた財産も家も相続できません。法律婚したい人には一律でその権利を認めるべきです」という主張に対し、「同性婚は日本では法的に認められておらず論外です!」と返信しており、この件を知るネット民の間では《またか…》と呆れた声も聞かれる。

 制度案の反対を主張するのであれば、当事者を傷つける言葉で罵倒するのではなく、理屈で説明してほしいものだ。

(浜野ふみ)

2022/9/29 15:34

この記事のみんなのコメント

13
  • この県議の言い方は言葉使いが悪く論外だが、海外で認められている権利だから日本でも認めろという意見もおかしいと思いますね。日本は形的には法治国家なので権利を認めてほしければ自身が選挙に出馬して当選した後、考えの近い議員を集めて権利を認める法律改正まで持っていくか、出馬が難しければ考えが近い議員を複数人陳情して法律改正してもらえるまで頑張るかの2択しかないですね。

  • グレイス

    10/21 15:54

    ほんと、最後の3行に同意だわ。

  • ↓↓↓多数存在する事実を言いたいだけならば、客観的にそれを言えば済むことです。「気色悪い輩共」や「人間のクズ共」等の発言は、明らかに主観的な攻撃及び差別発言です。表現の自由はたしかにあり、ここで差別発言をしても法に問われることはないでしょう。しかし、表現の自由等の『自由権』は公共の福祉に反しない限りという制限のある自由なのです。不特定多数の目にとまる場所であることも考慮願います。私も気を付けます。

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます