養子縁組が成立したばかりの女児、参観日で歌を歌わずママに釘付け(米)

コロラド州の保育園に通うジュヌビエーブ・タアヴァシーさんの娘を捉えた動画の再生回数が、3日間で430万回を超えている。

動画は娘の園の参観日にやってきたジュヌビエーブさんが、歌のコンサートの様子を捉えたもので、次のような言葉が添えられていた。

「この動画は私のベイビー・ガールと養子縁組した直後に捉えたものよ。あの子は歌を歌う代わりに、私のことを指さして『マイ・マミー(私のママ)』と言うのよ。こんな美しい瞬間を捉えることができ感謝の気持ちでいっぱいよ。」

そしてその言葉通り、動画では手作りの紙の衣装を纏った女児が、吸い込まれそうな大きな瞳でママがいる方向を見つめており、「マイ・マミー」とつぶやきながらママを指差している。女児のすぐそばでは保育士が歌を歌っているが、女児は歌には全く興味がない様子でママを凝視、満面の笑みを見せている。

そして歌が終わり周りからは拍手が起きるが、女児はママから目を離さずに再び「マイ・マミー」とつぶやき、ママが気になって仕方がない様子だった。

なおこの動画には、「これぞ愛!」「この子はその後、何度ハグしてもらったのだろう」「人間の歴史の中で最も可愛い笑顔だ」「これまでに私が見た中で、最も純真で素敵な光景よ」「涙が出てきた」「全ての赤ちゃんが、この子のように愛情いっぱいの家族で育つことができますように」「ママ、この子と養子縁組してくれてありがとう」「ママが大好きなのが良く分かる」「あなたがママであることが嬉しくて仕方がないのね」「みんなに『これが私のママよ』と知らせたかったのよ」「この子の目が全てを物語っている。なんて美しい瞬間なのだろう」といった感想が寄せられている。

ちなみにジュヌビエーブさんはフォスターケア(里親制度)の専門家として活躍しているが、自身は3歳から18歳まで16の里親の家を点々としたという。また中学生の頃、「あの子は貧しく家族がいない」と学校中に知れ渡り、自暴自棄に陥って拒食症や薬物依存など様々な問題を抱え、15歳で妊娠した。しかし「お腹の子は自分と同じような目に遭わせたくない」と産み育てることを決意、その後は子育てをしながら高校に進学し、そこで運命の男性と出会い結婚した。

2人の間には3人の子供がおり、動画の女児は夫婦が初めて養子縁組をした子で、5人の子の母となったジュヌビエーブさんは「一番小さな娘はとても素敵に成長している。こうしてあの子を家族に迎えることができて本当に良かった」と胸のうちを明かしている。

ジュヌビエーブさんは現在、自身の経験を大勢の前で語ったり、本を書いたり、パーソナルトレーナーやライフコーチとしても活躍しているそうで、最後にこんな言葉を残している。

「もし可能であれば、温かい家庭を必要としている子供たちの里親になって欲しい。そしてできれば養子縁組をして子供たちの心に愛と安心を与えて欲しい。なぜなら全ての子供たちは愛されるべきだから…。」

画像は『Genevieve Traversy 2022年9月24日付TikTok「#adoption #babygirl」、2022年9月26日付TikTok「Y’all asked for it」「#adoption #fostercare」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2022/9/28 23:30

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