９月２１日放送の『あちこちオードリー』（テレビ東京）に、雛形あきこ（４４）が出演。かつてレギュラー出演していた『めちゃ×２イケてるッ！』（フジテレビ）の撮影現場で起こった、過酷なエピソードを語る場面があった。

　雛形は『めちゃイケ』について、「スタートは武田真治（４９）くんとのトーク番組です、って言われて。そしたら２人じゃどうにもなんないからってナインティナインが呼ばれて」と説明。

　オードリーの若林正恭（４４）が「手応えはあったんですか？バラエティ私、うまくいきそうだな、みたいな」と問うと、雛形は「ないです、全然。武田真治くんと雛形で深夜のトーク番組、“おぉ！？”って思いません？」と、自身でも疑問を持っていた、というニュアンスの回答。若林は「ベースとドラムがいないですよね」とたとえた。

　また、『めちゃイケ』でのエピソードとして、アイススケートの撮影の時、スタッフの説明を聞かずに、はしゃいでいた鈴木紗理奈（４５）とよゐこの濱口優（５０）が番組プロデューサーの片岡飛鳥氏（５７）の近くに滑っていってしまったとき、「ぶっ殺すぞ、って普通に言われていた」といい「大人がぶっ殺すぞ、って言われてるの見て、私言われたくない、って思って」と語った。

　『めちゃイケ』は、収録のため毎週出演者の火・水の週２日、スケジュールを抑えられていたのだが、待ち時間が異常に長かった。雛形は「アレなんですかね？　２０年以上経ってもわからなかった」と語り「絶対始まらないってわかってるから、ぐっちょん（濱口）とか、１回準備してから映画観に行ったりしてた」と暴露した。

■めちゃイケメンバーが次々に暴露を開始！

　さらに、芸能界については「ずっと続けられるって思ってなかった。始めは水着撮ってるだけですよ。５人ぐらいで水着撮ってるだけのことを、（ずっと）やっていけるって思います？」「リアルに考えてそんなこと、絶対無理じゃないですか」と語り、若林に「こうしたら（バラエティで）残れるとか、そんな哲学ないでしょ？」と問われると、雛形「そんな哲学を持って皆さんやってらっしゃる？」と質問で返していた。

「よゐこの有野晋哉（５０）は、８月４日放送の『かまいたちの知らんけど』（ＭＢＳテレビ）で、『めちゃイケ』について“ストレスで円形脱毛症に近い感じで眉毛が片方だけ抜け落ちてしまった”と語っています。

　またオアシズの２人は“収録は毎週２回、２０時間に及ぶことも多々あった”“夜中１時から朝５時くらいまでの収録もあった”と、２０２１年７月１８日放送の『あちこちオードリー』（テレビ東京系）で証言。

　７月３１日放送の『人生最高レストラン』（ＴＢＳ）でも、鈴木紗理奈が『めちゃイケ』について“キリンにベロベロなめられた”ことが人生で最悪の仕事だった、と語っています。『めちゃイケ』の収録はかなり過酷な現場だったようですね」（芸能誌記者）

　よゐこ、オアシズ、鈴木紗理奈、雛形あきこ……２０１８年に終了した『めちゃイケ』の出演者たちが、ここへ来て番組の苦労話を相次いで語るようになった。その背景とは……？

「番組プロデューサーの片岡飛鳥氏が今年２月、フジテレビを早期退社したんです。片岡氏といえば、『めちゃ×２イケてるッ！』『はねるのトびら』『ピカルの定理』などを手がけ、フジテレビのバラエティ番組を長らく牽引していた人物。その片岡氏が退職したことで、めちゃイケメンバーもある意味で気を遣う必要がなくなったのか、自由に発言できるようになったのでしょう。　

　また、それにくわえてめちゃイケ、という番組の名前自体に価値がある、と判断されているんだと思います。めちゃイケの話をすると、数字が伸びる。それだけに、めちゃイケについてひとつ、というオーダーが出演者たちに殺到していて、その要望に応えているからこそめちゃイケ暴露が増えているのかもしれません」（テレビ関係者）

　かつてバラエティ番組の王道をひた走り、数々のブームを巻き起こしてきた『めちゃ×２イケてるッ！』。その裏の壮絶なストーリーが次々に明らかになりそうだーー。