48年前に離婚した元妻の墓石に毎朝排尿か 監視カメラを設置した息子が怒り爆発(米)

米ニューヨーク州オレンジタウンのタッパン・リフォームド教会(Tappan Reformed Church)の墓地の一角に、2017年8月にがんで66歳の生涯を閉じたリンダ・ルイス・トレロさん(Linda Louise Torello)の墓がある。

今月4月のこと、リンダさんの息子マイケル・アンドリュー・マーフィーさん(Michael Andrew Murphy、43)が墓を訪れたところ、墓石のそばにビニール袋が置かれているのに気が付いた。

袋の中には糞が入っており、マイケルさんは「きっと犬の散歩をした人が置き忘れていったのだろう」と気に留めずにいたが、糞が入ったビニール袋はその3週間後と今年7月にも見つかり、マイケルさんは女きょうだいと一緒に警察に通報、今月初めに許可を取って墓地に監視カメラを設置した。

するとその後の4日間、毎朝6時14分から6時18分の間にSUVでやってきては排尿していく男がいることが判明、マイケルさんらは言葉を失った。

「映像はぼやけていてね。でもそれは間違いなく、亡き母が1970年代の短期間、結婚していた男だった。そこで週末の18日、女きょうだいと一緒に朝5時に起きて墓石のそばに携帯電話のカメラを設置したんだ」と明かすマイケルさん。続けてその日の朝のことをこのように語った。

「男は6時15分頃、現在の妻を乗せてSUVでやって来た。そして車のエンジンをかけたまま母の墓石まで歩いてくると、ジッパーを降ろして排尿を始めたんだよ。それを見て本当にはらわたが煮えくりかえる思いで気分が悪かった。あいつは俺の亡き母を冒涜するために、毎朝妻を連れてやってくる。母の墓をトイレとして使っているんだよ! 女きょうだいは泣いていたし、俺は体が震えていたよ。」

なお男は、1974年にリンダさんが娘を妊娠したことがきっかけで「責任を負いたくない」と離婚、1976年以降は連絡が途絶えていたという。ニューヨーク州との州境に位置するニュージャージー州バーゲン郡出身で、現在は墓地から約11キロ離れたスーパーで働いているそうだ。

ちなみにニューヨーク州では、墓石の破壊や盗難、墓を掘り起こすなど墓を荒らす行為は損害が250ドル(約3万5800円)を超えると犯罪となり、マイケルさんはこの件について次のように述べ、怒りを爆発させた。

「この件でこれまで警察に少なくとも3度は足を運んだよ。でも『何もできない』と取り合ってもらえなかった。ただすでに墓の掃除代などで損害額は250ドルに達している。あの男がどうやって母の墓を探し当てたのかは知らないが、もしかしたら母の死後5年間、ずっと排尿していた可能性もある。このままでは腹の虫がおさまらないね。」

マイケルさんによると、男はその後、オレンジタウン警察に「公共の場で排尿をした罪」で罰金刑を受けたようだという。それでもマイケルさんはこの男の行為がどうしても許せず、Facebookに男の排尿の様子を捉えた動画を投稿、「心が痛む…。男は妻に支えられ、母の墓石への排尿を“日課”にしていたんだ…。どうかこれをシェアして欲しい」と言葉を添えている。

そしてこの動画には「これはどうかしている」「犯罪でしょう」「警察は本当にこれ以上何もできないの?」「あなたの母親はいったいこの男に何をしたのだろう…。それともこの男が狂っているだけなのか。いずれにしても尋常ではない」「許せない行為」といったコメントが寄せられている。

画像は『New York Post 2022年9月24日付「Man with 48-year grudge caught peeing on ex-wife’s grave every day by her kids」(Michael Andrew Murphy)』『Daily Voice 2022年9月23日付「WATCH: Ex-Husband Caught On Video Urinating On Bergen County Native’s Grave」(Family photo)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2022/9/26 23:30

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