「SMAPの恋人」竹内結子さん三回忌で思い出す「草なぎ剛共演映画の名曲」「木村拓哉との似た者同士黄金コンビ」「中居正広が漏らした一言」「逝去直後の香取慎吾の投稿」
女優の竹内結子さんが2020年9月27日に40歳で世を去ってから、早くも2年の月日が流れた。もうすぐ三回忌を控えているが、9月1日に放送された音楽特番『UTAGE!』(TBS系)にて、竹内さんを強く想起させる出来事があったという。
「『UTAGE』では人気曲をカバーする企画があったんですが、BENIさん(36)が柴咲コウさん(※RUI名義/41)の『月のしずく』をカバーして歌い上げたんです。この歌はSMAP・草なぎ剛さん(48)の03年の主演映画『黄泉がえり』の主題歌だったんですが、同作では竹内さんがヒロインとして出演していたんです。“婚約者(伊勢谷友介)の死を受け入れられずにいる主人公の幼馴染”という役柄でした」(専門誌記者=以下同)
当時のSNSは、
《月のしずくといえば「黄泉がえり」つよぽんと竹内結子さん…せつない》《月のしずくを聴くと、黄泉がえりでのつよぽんと竹内結子さんが浮かんで、泣きそうになる…映画見に行ったし大好きな曲》《月のしずく聞くと、草彅剛くんと竹内結子さんと柴崎コウさんの黄泉がえりの映画を思い出す。》
と改めて竹内さんをしのぶ声や、『UTAGE』MCだった中居正広(49)に対しても「思い出してるのかな?」というSMAPファンの声で多くあふれていた。
草なぎは『黄泉がえり』以外にも竹内さんとは、11年の映画「僕と妻の1778の物語」で夫婦役を演じたり、18年にはカメラ会社『キャノン』のCMで草なぎ本人ではなく彼の愛犬クルミちゃんと共演したりと、親しい間柄にあった。
それだけに、竹内さんの逝去当時、草なぎは「現実として受け止められていない状況です。離れてはいるけど僕の心の中にいつもいる方でした。本当に悲しいです」とコメントを寄せていた。
ちなみに、草なぎの初主演ドラマは97年の『いいひと。』(フジテレビ系)だったが、当時下積み時代の竹内さんも5・6話にわき役で出演していたため、「最初にあった時からものすごく輝きを放っていました」とも語っていた。
■キムタクと竹内結子さんは「似た者同士のゴールデンコンビ」と評判だった
「草なぎさんに限らず、竹内さんはSMAPのメンバーと非常に縁深い女優でした。
たとえば木村拓哉さん(49)は04年の『プライド』(フジテレビ系)や19年の『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)で共演していましたが、業界では2人を『“誰もいないところでの努力が半端ない役者”として評価される似た者同士のゴールデンコンビ』と評価されていたこと、ドラマ収録語に竹内さんの訃報を聞いた木村さんは“目を見開き、しばらく身動きできなかった”こと、毎日のようにつづられていたSNS『ウェイボー』の更新が2日半途絶えていたことなどを、20年10月4日に『日刊ゲンダイDIGITAL』が報じていました」
SNSに関しては、香取慎吾(45)が話題になった。香取は08年の『薔薇のない花屋』(フジテレビ系)で「シングルファーザーで花屋を営む香取と出会う目が見えない女性だが実は…」という関係で、竹内さんと共演をしていた。
■香取慎吾は竹内結子さんを思わせる励ましのツイートをしていた
竹内さんの急逝が報じられて間もない9月29日に香取はツイッターを更新。名前などは一切出さなかったが改行を多く挟むいつもの文体で、
《一生懸命じゃなくていい
一笑懸命でいいから
強くなくていい
弱くていいから
今を生きよう
テキトーに
大丈夫。》
とつづっていた。このツイートに竹内さんを想起して《救われた》と勇気をもらった人が大勢いたことが、当時のリプライ欄から読み取れる。
「また、01年の『白い影』(TBS系)で竹内さんと共演した中居正広さん(50)は、基本的にメディアに追悼コメントを出す行為をしない主義ですが、訃報からおよそ3か月後の12月26日にラジオ『中居正広ON&ON AIR』(ニッポン放送)で、20年に亡くなった著名人を振り返る際、竹内さんについても思い出を語っていたのが印象的です。
もともと中居さんは竹内さんのファンで、98年にリリースしたデビューシングル『ただ風が吹くから』を愛聴していることが『おじゃMAP』(フジテレビ系)で香取さんに暴露されたこともありました」
■中居正広は竹内さんに最後に会った19年を振り返り「もうちょっとお話したかったかなぁ」とポツリ
中居によると『白い影』撮影時に竹内さんは38度の高熱を出した際も「迷惑かけるんで」と撮影続行をスタッフに打診する「すごく根性ある子」だったという。
そして、中居と竹内さんが最後に会ったのは19年3月放送の『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)でのハワイロケ。その打ち上げは中居にとって初の「竹内さんとのプライベートでの時間」だった。「その時初めて(竹内さんとカメラのないところで)お話したのかな。ははは(笑)。初めて。僕の向かいだったのかな。ヒロミさんいて、鶴瓶さんいて。その時(初めて)ちゃんとしゃべって」と笑いながら振り返っていたものの、
「もうちょっとお話したかったかなぁ……。うん」
と、最後は名残惜しそうにつぶやいていた。
■唯一竹内さんと役者としての共演が叶わなかった稲垣吾郎
「最後に稲垣吾郎さん(48)ですが、残念ながら1度も役者としての共演がなく、その件を竹内さんが『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した際にネタにしたこともありました」
2010年に竹内さんが『スマスマ』に登場した際に、番組は「竹内結子×SMAP」と題して木村の『プライド』、草なぎは『いいひと。』中居は『白い影』、香取は『薔薇のない花屋』で共演したVTRを流したが、当然ながら稲垣の映像はナシ。「(“SMAPとの共演”みたいにさりげなくやれば(流せば)いいのに、4人(ガッツリ個別VTR)出てさ……あれ何かの罠なのかな? 共演おすすめなので、僕は」と稲垣が文句を付けていたことがあった。
「稲垣さんと竹内さんのバラエティ番組での姿は楽しそうだったし、何より稲垣さんも役者として高く評価されている。元SMAPチーフマネージャーでグループの育ての親として知られるI氏と、竹内さんが所属する事務所の社長は、非常に良好な関係を築いていただけに、いつか稲垣さんと共演する機会もあったでしょう。それを果たせないまま亡くなってしまったのは、本当に残念です」
改めて思い起こされる竹内さんとSMAPの関係性。才能ある女優の早すぎる逝去が惜しまれる。