ダウンタウンは今年も「大晦日NG」!?日テレ『vsZ世代』特番、驚きの「MCはナイナイにチェンジ」で21年“超爆死”の「二の舞」気配!

「10月も目前となり、年末年始の話題も増えてきていますが、今年もやはり『絶対に笑ってはいけないシリーズ』(日本テレビ系)の放送はないようです」(制作会社関係者)

 2021年に引き続き、今年の大晦日も『笑ってはいけない』ではなく、別のバラエティ番組を放送する方向で調整が進められている、と7月22日配信の『スポニチアネックス』が報じている。

 2021年の大晦日には『笑ってはいけない』に代わって、6時間生放送の大型お笑い特番『笑って年越したい!笑う大晦日』(日本テレビ系)が放送された。しかし、18時30分からの第1部は平均世帯視聴率7.2%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前年の『笑ってはいけない』から約10ポイントも大幅に数字を落とし、11年連続だった民放トップの座から陥落してしまったのだ。

「昨年の『笑う大晦日』はひどかったですよね。バラエティ番組絶好調で完璧な番組を作る“王者”日テレとはとても思えないグダグダな構成。内容がしっかりと決まっていない感じのなか、MC陣がお酒を飲み出す始末で、とても見ていられなった。当然のように大スベりしてしまいましたから、今年は別の特番を用意するようです。

 そしてそれは、すでに放送済の特番『ダウンタウンvsZ世代 ヤバイ昭和あり?なし?』で調整が進められているといいますね」(前同)

 ダウンタウンにとって6年ぶりとなる日本テレビの単発特番『ダウンタウンvsZ世代 ヤバイ昭和あり?なし?』は、8月13日19時より3時間にわたって放送された。

『vsZ世代』は、ワイルドな子どもの遊び、謎のヒット商品、個性的な人気者など昭和の“ヤバい”側面を振り返る番組。

 ダウンタウンの松本人志(59)と浜田雅功(59)をはじめ、清水ミチコ(62)、伊集院光(54)、島崎和歌子(49)、麒麟・川島明(43)などの昭和生まれ世代と、SixTONES・森本慎太郎(25)、ゆうちゃみ(21)、トラウデン都仁(19)などの平成生まれのZ世代によるトークバトルで番組は盛り上がりをみせた。

■ダウンタウン「6年ぶり単発特番」は大晦日を見据えて

 9月7日配信の『デイリー新潮』でも、日本テレビの大晦日は『vsZ世代』で決まりだと報じている。

 同番組は、お盆休み中に放送されたが、この時期は多くの人が帰省したり、旅行に行くため、視聴率を取るのが難しいと言われている。

「日テレはあえてこの時期に放送したようです。大晦日もお盆と似たような状況になりますから、シミュレーション的な意味合いもある。大晦日を見据えてこの時期に『vsZ世代』をぶつけたんでしょう。たしかに番組は、昭和世代もZ世代も興味を持てる内容でしたから、年末年始にはピッタリですよね」(同)

■日テレ大晦日特番は『ナインティナインvsZ世代』!?

 数字が取れない、とされているお盆休み中の放送にもかかわらず、『vsZ世代』の世帯視聴率は12.5%、テレビ各局が重視する13~49歳のコア視聴率は7.9%と、同時間帯の番組では断トツトップを記録。8月8日~8月14日の1週間で見ても、バラエティ番組でトップの視聴率をマークした。

 放送作家はこう話す。

「大晦日に放送するにあたっては、“年末感”を出すために収録ではなく生放送になると噂されていますね。また、たくさんの芸人を投入するようなスタイルになるとも。スタジオゲストを増やしたり、再現VTRなどに旬の芸人やアイドルなどを出していくのかもしれません。大晦日の生特番ということで、豪華な感じにしたいのでしょうね。

 ただ、驚きなのが番組のMCなんです。なんと、ダウンタウンの松本さんと浜田さんではなく、大晦日はナインティナインの岡村隆史さん(52)と矢部浩之さん(50)が担当することになりそうだ、と言われているんです」

■『爆笑ヒットパレード』との“被り問題”は解決するが……

 大晦日は『ダウンタウンvsZ世代』ではなく『ナインティナインvsZ世代』として放送することになるというのだろうか――。

「ナイナイは昨年の『笑う大晦日』でもMCを務めましたが、今年も……ということなのかもしれません。MCが変われば、もちろん番組タイトルは変わりそうですが、大きな内容は『vsZ世代』に近くなりそう、ということですよね。

 大晦日特番は『vsZ世代』のフォーマットに、スタジオには大勢の芸人が集まって『笑う大晦日』のような、わいわいがやがやとした形になるのでは、とも聞こえてきています。そのほうが豪華で年末感があるということなのでしょう。

 また、この形にすれば昨年起きた問題も解決できるでしょうからね。『笑う大晦日』は生のネタ番組だったので、どうしても元日早朝から放送されるフジテレビの『初詣!爆笑ヒットパレード』との“被り”が出てしまう。

『笑う大晦日』から数時間後に始まる『ヒットパレード』で同じネタはできませんから、その点を多くの芸人が気にしていて、『笑う大晦日』のコンセプトに難色を示したプロダクションもあったといいますからね。ただ、『vsZ世代』のフォーマットであれば、ネタ番組ではないため、芸人たちの懸念事項も解決できるんです」(前同)

■「結局ダウンタウンがまだまだ数字を持ってるんですよね」

『vsZ世代』のようなジェネレーションギャップを楽しむトーク番組やクイズ番組は、これまでも数多く放送されてきた。フットボールアワーの後藤輝基(48)とホラン千秋(33)をMCに迎え、9月29日よりレギュラー放送がスタートする『ニンチド調査ショー』(テレビ朝日系)も「時代の変化を世代別の“ニンチド(=認知度)”で斬っていく」というジェネレーションギャップを楽しむ番組だ。

 そのため『vsZ世代』に対し、視聴者からは「ダウンタウンの番組だから好評なんだよ。2人の若い頃の話が1番需要あるから視聴率が取れた。この2人がMCじゃなかったら俺も見てなかった」「見せ方の工夫もだけど結局ダウンタウンがまだまだ数字を持ってるんですよね」といった指摘も上がっていた。

「やはり“ダウンタウンだから成功した”という見方が強いですよね。2人の人気と実力、格があまりにも突き抜けていて、還暦前にもかかわらず高いコア視聴率も持っています。

 9月10日と11日に放送された『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』(フジテレビ系)はコア視聴率も抜群に高く、大成功でしたが、松本さんが話題の中心で、ナイナイはアシスタント的なポジションに徹していましたからね」(前出の放送作家)

■ダウンタウンの大晦日稼働は『笑ってはいけない』のみ!?

『ラフ&ミュージック』をはじめ、『ワイドナショー』(フジテレビ系)などでも松本の発言の多くがネットニュースに取り上げられる。

「ナイナイをMCに迎えて『vsZ世代』をそのままのフォーマットで放送しても、ダウンタウンさんほどの視聴率が取れるかと言えば難しいところでしょう。昨年の“被り問題”が解決したとしても、やはりダウンタウンさんの不在は致命的で、今年の日テレにも“大丈夫か?”という声が上がっています。

 ただ、ダウンタウンさんとしては“大晦日は『笑ってはいけない』しかやらない、やりたくない”という思いが強くあるのでは、と見られています。浜田さんはワチャワチャするような特番が好きではないとも言いますしね……。そうしたところから調整が進められ、“MCをナイナイに挿げ替える”という話が持ち上がっているのではないでしょうか」(前同)

 今年の大晦日、日本テレビは『ナインティナインvsZ世代』で王座奪還を目指すのか!? ダウンタウンが不在となれば、その穴は大きそうだが……。

2022/9/25 7:20

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