弟子・伊集院光が明かした「脳梗塞から復活」三遊亭円楽のスゴすぎる高座に「これぞ落語家」絶賛の声
今年1月25日に脳梗塞で入院するも、8月11日に7か月ぶりの高座復帰を果たした落語家の三遊亭円楽(72)。8月15日放送のラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBS系)では、円楽の弟子だった伊集院光(54)が師匠に言及する場面があり、大いに話題を呼んだ。
「伊集院さんは最初は梨に関する話をしていましたが、“今週師匠に会ってるから、いろいろ話があるんだよ師匠について!”と切り出して一度CMを流し、その後円楽師匠に関する話を多く展開していきました。
伊集院さんは、円楽師匠が8月10日~20日にかけて国立演芸場中席での高座で復帰する件を“正直早いと思う”と考えていたものの、いざ復帰が公開されると、出演回のチケットがあっという間に完売したこと、初日に行われた記者会見を見て、“怖いもの何もないよね!”と改めて円楽のすごさを語りました」(女性誌記者)
まず、伊集院は円楽が記者会見で発した第一声が「錦糸町の時より来てるな?」という、16年の錦糸町のラブホテルでの不倫騒動にちなんだネタを飛ばしたことを「僕が三遊亭円楽を好きだと思う理由はそこ」としたうえで、ほかにも「全快したら夢は何ですか?」という記者の質問に「統一教会! ……あ、ゴメン間違えた、協会統一!」と「落語協会の統一」という話をした件も「いまボケにその素材使う人いる!?」「この人相変わらずだなぁ」と感銘を受けたことを明かした。
「その後、初日は混雑ぶりなどから円楽師匠のマネジャーに断られていたのが、席が落ち着いてきたので15日の昼に伊集院さんが実際に円楽師匠の落語を観賞した話をしたんですが、ここで円楽師匠のすごさが改めて分かりました」(前同)
円楽は今回の脳梗塞以外にも、19年には初期の肺がん、同年には脳腫瘍を患ったことで知られている。そのたびに「もう聞いた時はショックで、ガーンってなりましてね」、「脳腫瘍って言われた時には、のうしよう(どうしよう)かと思いました」と「お客さんは緒と引き気味」ではあったものの、笑いに変えていたことを伊集院は前置きして説明。
■「みんなあれでしょ? 生きてるかどうか見に来ただけでしょ?」
そして、今回、
「“もうちょっと、みんなゆっくりしろ、ゆっくりしろ”みたいなことを言うんですよ。自分は今日もやる気満々で復帰しようっていうのに、みんなが“ゆっくりしろ、ゆっくりしろって言うんで、なんでなんだろうかなって思ったら、脳梗塞(脳、高速)だけに”みたいな(笑)」
と喜色満面だったこと、
「みんなあれでしょ? 生きてるかどうか見に来ただけでしょ?」「アタシもなかなかうまくできませんけど、みんなもどうせ動くかどうか見に来ただけだろうから。とりあえず今日の状態でこれだけ動けたってことだけ覚えて帰ってくれ」
と話していたことを明かしたのだ。
ちなみに、11日の復帰一回目の高座では「みんな歌丸が悪いんだね」と生前に『笑点』(日本テレビ系)でいつも死にネタでやりあっていた桂歌丸師匠(享年81)の名前を出したり、
「今、炎症係数が高く、喉が炎症、肺が炎症、肩が炎症。少しずつ炎症(=三遊亭円生)になっている」
「(ロシアのウクライナイナ侵攻とか知床の遊覧船沈没とかずっとテレビで見てたけど)見てて面白くなかったのは『笑点』」「早く出てくださいよ、って世間は分かっている。分かってないのは周りだけ」
と相変わらずの円楽節で大いに盛り上げた。
「16年の不倫会見が、まるで落語の寄席のような爆笑になった時もそうでしたが、自分の病気でさえ全部シャレにするのは、本当に生粋の噺家ですよね。『笑点』はまだ8月14日放送回でVTR復帰しただけですが、いずれスタジオに帰ってきて、すべてをシャレのめしてほしいものです」(前同)
これからも、粋な噺を聞かせてほしいー-。