セビージャ、バイエルンからDFニアンズ獲得に迫る…約27億円でクンデの後釜に

 バイエルンに所属するU-19フランス代表DFタンギ・ニアンズは、セビージャへの完全移籍に近づいているようだ。16日、フランス紙『ル・パリジャン』などが報じた。

 セビージャは今夏、ブラジル代表DFジエゴ・カルロスをアストン・ヴィラ、フランス代表DFジュール・クンデをバルセロナに売却。新たなセンターバックの獲得が急務となっていたなか、ニアンズの獲得に成功したようだ。セビージャがバイエルンに支払う移籍金はおよそ2000万ユーロ(約27億円)となる模様。なお、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によると、バイエルンによる買い戻しオプションが契約に含まれるようだ。

 現在20歳のニアンズは、パリ・サンジェルマンの下部組織出身。2019年12月にトップチームデビューを飾ったが、同クラブでの将来に見切りをつけ、2020年夏にバイエルンへとフリー移籍した。しかし、1年目の2020-21シーズンは負傷に悩まされ、出場は6試合にとどまった。2年目の昨季は公式戦22試合に出場したが、ブンデスリーガでの先発は6回のみだった。3年目の今季は公式戦3試合連続でベンチ入りしているものの、まだ出場はない。

 セビージャではクンデのみならず、ジュリアン・エスキュデ氏、クレマン・ラングレ(現トッテナム)、アディル・ラミ(現トロワ)、セバスティアン・スキラッチ氏ら多くのフランス人センターバックが主力として活躍してきた。ドイツで伸び悩んだニアンズは、アンダルシアの地で殻を破ることができるのだろうか。

2022/8/16 23:46

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます