佳子さま、過去5回の“お噂”と新たなお相手・学習院同窓のエリート歯科医

今週の注目記事・第1位「七夕前夜お忍び実家訪問目撃撮 佳子さま(27)本命恋人は両親公認エリート歯科医」(『女性自身』8/23・30日号)

同・第2位「安倍晋三元首相と統一教会全内幕」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第3位「朝日ジャーナルが報じた統一教会問題の“原点”」(『週刊朝日』8/19・26日号)

同・第4位「統一教会の嘘を暴く 献金極秘文書」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第5位「山上徹也は統一教会に返金より母の脱会を求めた」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第6位「韓鶴子『女帝の正体』」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第7位「島田陽子さん無縁仏に『1日6000円で遺体も区が保管中』」(『週刊文春』8/20・30日号)

同・第8位「あの村上宗隆が不動産会社取締役になっていた」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第9位「被害届提出 東京パラ開会式音楽担当者に性加害告発」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第10位「『すべて失ってから気づいた』山口達也 酒との闘いの日々」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第11位「あびる優 前夫のウソ『泥酔写真』は結婚前のものだった…」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第12位「小室圭さん44平米愛の巣の代償」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第13位「医療ジャーナリスト『後悔の前立腺がん闘病記』」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第14位「上沼恵美子 悲痛告白120分『4月23日、私は引退を考えた』」(『週刊文春』8/18・25日号)

同・第15位「ちむどんどんの舞台やんばるの人がモヤモヤしている件」(『週刊文春』8/18・25日号)

 今週はほとんどの週刊誌が合併号でお休み。その中で文春が今週号(合併号)で気を吐いていると思ったら、女性自身がとんでもないスマッシュスクープを放った。

 秋篠宮佳子さんがエリート歯科医と秘かに交際していたというのである。これまで噂はいくつかあったが、これはかなり信ぴょう性が高い内容である。

 それについては後で触れるが、まずは文春の『ちむどんどん』についてのお話から。

 この物語は沖縄が舞台で、中でも名護を中心に沖縄北部のヤンバルを話すはずなのに、番組開始から、「あれはヤンバルではない」という批判がNHKに殺到していたというのだ。

 第一、「ちむどんどん」のアクセントは「ちむどんどん」と語尾にアクセントがあるという。

 沖縄復帰50周年で、ドラマの舞台に沖縄を選んだのだろうが、仏作って魂入れずということになってしまったようだ。

 私は上沼恵美子(67)というタレントに全く興味がない。彼女が芸能界から引退しようがしまいが知ったことではない。

 文春のこの記事も読まないでおこうと思ったのだが、彼女が12歳の愛犬「ベベ」を亡くして激しいペットロスに悩んでいるというので、ちょっと覗いてみた。

 上沼は、子供の頃から「人生で犬を切らしたことはない」のだという。とくにこのベベは、夫と5年前から別居していたから、唯一無二の存在だったようだ。

 私も、4年前に「モエ」を亡くしていて、いまだにモエロスを引きずっているので、上沼の気持ちはよく分かる。

 上沼が犬を失ったぐらいで6ページも貴重なページを提供した文春は、偉いというか、ページがもったいないというか……。

 だが、もっと悲しいのは、後期高齢者になると、次の犬を飼うことができないことである。よほどの蓄えがあって、自分が死んでも犬を託せる施設に預けられればいいが、私のような貧乏人にはそれができない。

 遺された犬が可哀そうだからと、カミさんも大反対。それはそうだが、可愛い「モエ2」を飼いたいと切実に悩んでいる今日この頃である。文春さん、取材に来てくれませんか?

 さて、前立腺がんというのは、われわれ年寄りには身近で、切実な病気である。

 長田昭二というライターは54歳、独身で前立腺がんが発見されたという。医者からは全摘手術を勧められたが、性機能を失うのが嫌で、断ったそうだ。

 その気持ちはわかる。まだ50代半ばで、結婚して子供も作りたい。だがその選択が誤りだったというのだ。

 男性ホルモンを使っていたため、前立腺がんが男性ホルモンをエサにして増殖してしまったという。転移が見つかり、結局、前立腺を取ることに。

 その副作用というのか、酒が弱くなり、ホットフラッシュというそうだが、大汗と急な放尿が始まったという。

 働き盛りでさぞつらいだろう。ようやく落ち着いてきたようだが、前立腺などと軽く考えない方がいいという。私がなったら、即全摘する。役立たずのチンチンに未練はもうない。

 ところで、小室圭&眞子さんである。

 文春によると、日本にいる間は、お酒はほとんど口にしなかった眞子さんだが、NYでは、近所のメキシコ料理店で、マルガリータを飲む姿やワイン専門店に通う姿が目撃されているという。

 セントラルパークで、自転車タクシーのエジプト出身のムハンマドと会話を交わし、「エジプトへ行ってみたい」と目を輝かせたそうだ。

 10月終わりに判明する小室圭の3度目の司法試験の結果だが、合否に関わらず、今の生活は変わらないようだ。

 唯一の心配は、小室圭の母親の佳代が、再三の嫌がらせに音を上げ、NYへ行きたいといい出しているというが、眞子さんもそれを望んでいるというから、当分は、嫁姑問題も噴火することはないようだ。

 夫婦喧嘩は犬も食わない。古いいい伝えだが、それが元夫婦となるとさらに酷くなるようだ。

 あびる優と元夫の才賀紀左衛門が、一人娘の7歳のA子をめぐって醜い争いを続けている。

 娘の親権はあびるが持つことが高裁で確定しているのに、才賀は、娘を洗脳して、母親じゃない、帰りたくないと、才賀側についているというのだ。

 才賀はその理由として、あびるの酷い酒癖をあげ、女性セブンにその写真を取り上げさせたりしているが、あびるがいうには、それは結婚前のもので、もちろん子どももいないときの話だという。

 泥沼の元夫婦の子どもをめぐる醜悪な争いは、どう決着するのだろうか。

 ところで、山口達也(50)といっても、覚えている人は、ファン以外には少ないだろう。

 元TOKIOのメンバーで、未成年への強制わいせつ容疑で書類送検され、ジャニーズ事務所を退所したのが4年前。

 その後アルコール依存を専門にする病院への入退院を繰り返していたが、2020年に飲酒運転で逮捕。

 これだけダメ男なら、芸能界追放だと思うが、どうやら文春によると、そうではないらしいのだ。

 AAというアルコホーリクス・アノニマスというアルコール自助グループで、熱心に活動しているというのだ。

「私はアルコール依存症です。自分勝手に生きてきたことを、すべて失ってから気がつきました」

 と告白し、ここ2年ほどは酒を飲んでないという。

 いずれは前の職に復帰したいと話しているようだが、焦らないほうがいいだろうな。

 さてSeiho(35)という音楽プロデューサーがいるそうだ。東京2020パラリンピックの開会式の楽曲を担当したり、三浦大知や観月ありさなどのリミックスを手掛ける売れっ子だそうだが、その彼が、今年5月14日のSeihoの単独ライブのアフターパーティで、30代の女性ミュージシャンに、胸を触ったりしたと警察に被害届を出されていたというのだ。

 Seihoは警察に、彼女とは8年前に付き合っていたなどと嘘の話をし、逃げようとしていると被害を受けた女性は語っている。

 だが警察庁は、防犯カメラに彼が彼女の胸を触っている映像と、彼女が抗議している声が記録されていることを掴み、迷惑条例違反容疑の捜査が始まっているという。

 Seihoにはほかにもセクハラ被害を受けた女性がいるそうで、まだ声を上げる女性は出てくるかもしれないそうだ。

 小粒な有名人ほど虚勢を張って、女性にセクハラをする。「オレはこんなこともできるほど有名人なのだ」といいたいのだろうが、泣き寝入りする女性ばかりではない。もう取り返しはつかないが。

 ところで、ヤクルトの村上宗隆のホームラン生産量がすごい。103試合の時点で41本。8月2日の中日戦では、5打席連続ホームランを達成した。

 王貞治の55本は軽々と抜く勢いである。まだ22歳。恐ろしい怪物が現れたものだ。

 打率も打点もいけてるから、3冠王は間違いないか。

 そんな村上は、父親が不動産業で、今年1月に昨年父親が設立した不動産を管理する目的の会社の取締役に就任していると、文春が報じている。

 まあ、年棒は高卒5年目の野手としては最高額の2億2000万円にもなるから、いいとは思うが、過去にも、不動産に投資して失敗した桑田や江川の例もあることだし、ほどほどにな。

 私の編集者人生で、女優という人にあったのは数えるほどしかない。吉永小百合、松坂慶子、内田有紀ぐらいだが、島田陽子との出会いは今でも鮮明に覚えている。

 といっても、取材ではなく、たしかテレビ朝日のスタジオの入り口だったと思うが、彼女が仕事を終えて、走るように出て行くのにすれ違っただけだ。

 だが、一瞬だったが、彼女が「お疲れ様です」と私に声をかけたときの、その美しかったこと、今でも忘れられない。

 大人気ドラマ『氷点』の頃だったと記憶している。

 その後も米ドラマ『将軍 SHŌGUN』(映画編集され欧米・日本等で上映)でヒロイン・まり子役を演じ、ゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞して「国際女優」とも呼ばれた。

 ヘア・ヌード写真集を出すなど、驚くような行動に出ることもあったが、ここしばらくは名前を聞かないと思っていたが、亡くなっていたというのだ。大腸がんだったという。享年69。

 さぞ華やかな葬式だったんだろうと思ったら、天涯孤独、渋谷区がドライアイス代として1日6000円で遺体を保管しているとFLASHが報じている。

 病院で亡くなったとき、マネージャーだけが付き添っていたというのだ。

 なぜそんなことに? 島田は2019年に離婚し、実母以外の親族とは何十年も連絡を取っていなかったという。その実母は2年前に亡くなっている。

 妹が2人いるが、やはり疎遠だったようだ。彼女は生前、埼玉県本庄市の藤棚が有名な名刹に墓を買ってあるそうだが、墓石の設置は島田が亡くなったため、難航しそうだという。

 実母と一緒にそこに入りたいといっていたという。だがこのまま引き取り手がなければ、身寄りのない人、無縁仏として共同墓地に葬られることになるかもしれないというのだ。

 島田と親しかった友人が撮ったという、昨年末の忘年会の島田の写真が掲載されている。がんで闘病中のためだろうか、ワインを傾けている島田には往年の美人女優の面影はない。

 島田の写真集は本棚のどこかにあるはずだ。今夜はそれを眺めてワインでも飲んで、あの頃の島田陽子を偲んでみたい。

 さて、統一教会と自民党議員たちとの深いつながりが、連日、新聞、テレビで流されている。岸田文雄首相は、突然、内閣改造を行い、統一教会と関係のある議員は入閣させないというようなことをいったが、ふたを開ければ、統一教会との癒着関係がある閣僚がほとんどといっていい。

 すなわち、統一教会と全く関係ない議員を探すとなると、組閣ができなることを国民の前にさらけ出したのである。

 そのため、新聞などの世論調査は、組閣したのに支持率は下がり、NHKなどは40%台という数字も出た。

 政権末期のような様相を呈してきたが、それだけ、統一教会問題は、自民党という党を内側から崩壊させかねない大きな爆弾だということだ。

 統一教会側は会見を開いて、われわれは法を犯してはいない、政治家には影響力を持たないなどと戯けたことをいっているが、まだまだこの問題は終わらないこというまでもない。

 このカルト教団を創設したのは文鮮明だが、彼の死後も、文の威光を笠に着て、教団を振り回している女傑がいる。それが文の妻・韓鶴子(79)である。

 鶴子が17歳のとき、文鮮明にとっては2度目の結婚をしている。

 彼女は結婚後、7男7女を産んでいる。特に19歳のときに産んだ長男・孝進を溺愛した。だがその長男が、45歳の若さで心臓まひで亡くなってしまう。

 その後、鶴子は実権を握ろうと子どもたちを操るが、4男、7男は不動産ビジネスなどをめぐって争い、教団を離脱して別教団を立ち上げている。

  文が亡くなってから、韓鶴子が権勢を誇っており、2020年には韓国の清平に、彼女の白亜の像が建てられ、自民党の山本朋広衆院議員は「マザームーン(文のお母様の意」と讃えたという。

 多くの信者たちの人生を狂わせ、巨万の富を我が物にする韓鶴子は、いつか自分の人生を後悔する日が来るのだろうか。

 140cmぐらい。文春が直撃した山上徹也容疑者の母親の背中は、とても小さかったようだ。

 いまだに、山上がなぜ、安倍元首相を狙ったのかについて、詳しい情報は出てきていない。

 山上家と最も親しかったという教団幹部の小野大輔(仮名)は、山上の狙いは母親がかすめ取られた大金ではなく、壊れた家庭の再生、母親の心を散り戻すことだったと話している。

 母親は、事件後、コメントを発表することを考えていたという。だがそれを伯父に伝えると、「そんなん出したらえらいことになるやん」と反対され、引っ込めたという。

 このことから、母親は、教団に迷惑をかけて申し訳ない、息子の事件と教団は無関係とでもいおうとしたのだろう。

 子の心親知らず。山上が目指した、母親の目を覚ますことという目的は果たされないままだ。拘置所で彼は、何を思っているのだろう。

 フリーライターの石井謙一郎は、統一教会が「コンプライアンス宣言」してからも2009年から2011年にかけて、3年間で約600億円ずつ集めていたことを裏付ける極秘資料を入手したと文春でルポしている。

 これは信者が払う感謝献金、カネがなければ仕方なく金融機関などから借り入れたり、収入の10分の1を献金するなどで集めたものである。

 この巨額な資金が日本から韓国へ送られ、巨大な教団の建造物などになっている。

 石井にいわせれば、この教団の体質は今も変わっていないという。霊感商法は表立ってはやりにくくはなったが、形を変え、さらに悪質になっているのだろう。

 さて、自民党と統一教会との腐れ縁は、岸から始まった安倍家3代が広げていったことは、様々な証言、資料などで明らかである。

 そうした癒着構造でのし上がって来た安倍元首相が、教団を恨む人間の凶弾に倒れるというのは歴史の皮肉だが、安倍元首相がやってきたことは、まだ次々に暴かれるはずだ。

 国葬などしている場合ではない。

 ところで、統一教会の悪徳霊感商法を厳しく糾弾したのは1980年代の朝日ジャーナルであったことは、私のような古い人間なら知っている。

 その前、私が学生の頃には、東大生が「原理研究会」に入る者が多いと新聞でも話題になった。

 なにやらもっともらしいが、教団側が、学生の信者を増やすために考えた活動だった。

 私がいた早稲田大学にもあった。一見、サークル活動のようでもあり聖書研究会のようでもあった。

 だが、加入方法は巧みで執念深い。どんなに断っても、一度話をすると、どこまでも誘ってくる。あまりしつこいので一度だけならと行ってみたら最後。洗脳して信者になるまで許しはしない。そのやり方は、当時、学生運動で力を持っていた革マルも参考にしたといわれるほどだ。

 信者になれば、印鑑や親しげな壺を何百倍の値段で売りつける霊感商法に手を染めなくてはいけない。それだけではない。相手を信者に引きずり込まなくては、彼らの“任務”は終わらないのだ。

 社会問題化する統一教会の霊感商法の実態をいち早く取り上げ、誌面で大キャンペーンを張ったのが、朝日新聞社が出していた週刊誌『朝日ジャーナル』だった。

 1986年12月5日号で、「豊田商事をしのぐ冷血の手口 霊感商法の巨大な被害」とタイトルを打ち、追及キャンペーンを始めたのである。

 当時は開運商法といわれていたが「霊感商法」と名付けたのも朝日ジャーナルだった。

 最初の誌面でこういうケースを紹介した。北九州市に住むB子(60)の被害額は当時で3700万円にもなった。

「B子さんにとってこたえたのは、『お宅は絶家の家系です』といわれたことだった。息子の命が危ないといわれた。それは本当かもしれないと、彼女は思った。一九七七年三月、同市の公務員五人が殉職した。B子さんの夫もその一人だった。夫の非業の最後が、息子の姿に重なってみえた。もうひとつ、彼女が震えあがったことがある。

『焼け死んだ人は、霊界で痛みが三〇倍になる』と聞かされたことだ。

 八四年七月下旬、B子さん宅を増田都子という女性が訪れ、手相をみた。このとき印鑑を三万円で買った」

 その後、霊場に連れていかれ、600万円の多宝塔を押しつけられ、高麗人参1ダースを96万円で契約。さらに、先生(霊能者)から3千万円を神に捧げるよう促された。

「三千万円を受領した後、先生は『霊薬と壺をあげましょう』といって、『高麗人参三四三個』『高麗大理石三個』預かりという保管書を発行してくれた。つまりB子さんに三千万円を献金させたあと、人参、壺の正常な売買があったように偽装したのである」(朝日ジャーナル)

 当時取材班だった元朝日新聞編集委員の藤森研がこう解説する。

「霊感商法の手口について、脱会者に何人も会って聞いています。印鑑の販売員たちは客の家族構成や預貯金など身辺情報を巧みに聞き出し、先生に事前に伝えてある。だから初対面でもお見通しなのである」

 子どもだましの八卦見のような手口だが、身内に不幸があった人などは、難なく騙されてしまうのだろう。

 この批判キャンペーンで朝日ジャーナルの誌価を高めたのはあの筑紫哲也編集長だった。

 だが、ほかのメディアも追随し、その後、桜田淳子らが信者で、合同結婚式に参加するなどで、統一教会に注目が集まったが、その後、1955年にオウム事件が起きると、統一教会への関心はメディアから薄れていってしまった。

 その後、名称を変え、霊感商法を隠し、深く静かに統一教会は生き残り、自民党議員への影響力は、安倍を介して保持してきた。

 何が何でも生き残ろうとする統一教会を抑え込むには、これまで以上のメディアの注視と批判が必要になる。

 新聞やテレビは、週刊誌に頼るのではなく、これまでの過ちを反省し、チームを作って監視、報道をしていく役割があるはずだ。

 そうでなくては、何のための報道機関か。すべてがNHKのように、政治家と教団の結びつきに遠慮し、恐る恐る報道するようでは、このカルト教団の被害者は増え、悲劇は拡大していくに違いない。

 安倍が体調不良で首相を辞任し、失意のどん底にいた頃、東京の高尾山にのぼり、捲土重来を期していたことを知る者はそう多くない。

 2012年4月30日、妻の昭恵や支援者たちと高尾山に集い、山を登り始める中に、黒いシャツの男性がいたという。この人物は自民党員でもあり統一教会と密接にかかわる団体の幹部だったと、文春はいうのである。

 さらに、安倍のいる山口県下関市は、当時21歳の文鮮明が早大留学のために船で来て、初めて足を踏み入れた地で、教団にとっては聖地である。

 毎年4月1日には、記念行事も開催されているという。かつては教団の下関教会は、安倍事務所から200mのところにあって、父・晋太郎の時代から仕えた筆頭秘書が教団担当で、信者たちも事務所に出入りしていたそうだ。

 その後も、安倍の首相復帰を支えていた中にも教団の人間がいたという。

 先に触れた高尾山に上った人物、小林幸司とは、戦略研を立ち上げたそうである。

 そうした蜜月の関係は最近まで続いていた。山口県連幹部がこう証言している。

「下関家庭教会は選挙を支援する政治家リストを作っており、北村経夫参議院議員のほか、安倍さんの名前も記されていた。昨年十月の衆院選で、安倍さんは地元で第一声を上げましたが、その場にも下関家庭教会の信者が姿を見せていました。第一次政権前と違って、安倍さんと統一教会側が直接結びついた印象です」

 安倍は、統一教会の真の姿を知らないはずはない。だがリアリストの安倍は、選挙に利用できると考えたのだろう。それが命取りになることまでは考えが及ばなかったのだと思う。

 ところで、私事で恐縮だが、先週報告したように、8月1日にコロナに感染したが、少し咳が出たぐらいで、無事、11日に自宅療養解除になった。

 長かったような短かったような11日間だったが、毎日3回、熱と酸素濃度を測るぐらいしかやることがない日々は、77年近く生きてきて、なかなか面白い体験だった。

 12日には、前から行ってみたかった大森の居酒屋へすっ飛んで行った。生ビールに馬刺し。串カツを食べながら、健康であることの喜びをつくづく感じた。3000円で幸せを感じるなんて、私の幸せというのは安上がりだ。

 さて、今週の第1位は、国民のマドンナというといい過ぎだろうが、小室眞子さんとは比較にならないほど人気のある、秋篠宮佳子さんの婚約話である。

 皇室には絶対の情報源がある女性自身が、エリート歯科医の家を訪れた佳子さんを目撃撮したというのだ。

 これまでもいくつかの交際している情報はあったが、読む限り、相当信ぴょう性が高いと思う。本当であれば、久々のスマッシュスクープである。

 予兆は今年の「歌会始の儀」にあったようだ。

 1月18日に開催された歌会始で佳子さんは次のように詠んだ。

「窓開くれば金木犀の風が入り甘き香りに心がはづむ」

 今回のお題は「窓」だったが、宮内庁の解説によれば、「秋のある日に部屋の窓を開けると、金木犀の香りが風にのって漂ってきました。甘い香りにふれて嬉しいお気持ちになったことを歌にお詠みになりました」とのことだったが、ポスト(2月11日号)で皇室ジャーナリストの渡邊みどりはこう読み取れると語っている。

「金木犀は9月から10月下旬にかけて咲く花で、花言葉は『謙虚』『真実』そして『初恋』。10月といえば姉の眞子さんと小室圭さんがご結婚された時期と重なります。花言葉を鑑みても、眞子さんへの想いが込められたように感じました。激しいバッシングの中で自らの恋を貫き、晴れて結ばれた姉を金木犀に見立て、そんな姉の結婚が、『甘き香りに心がはづむ』体験となったのではないでしょうか」

 姉の結婚を寿ぐ歌だと解釈しているが、宮内庁はこの歌をめぐって騒ぎになったというのである。

 そして現代(8月13・20日号)で皇室ジャーナリストはこういう。

「歌会始は皇族にとって、お気持ちを表明する数少ない機会。金木犀の花言葉は初恋で、開花時期は9月です。昨年秋に結婚した姉の眞子さんと同じように、初恋の人と新しい世界の窓を開けて旅立ちたいというお気持ちが読み取れます」

 そう思わせる背景に、このところの“異常”とも思えるペースで公務をこなし始めたことがあると現代は指摘する。

「昨年までは全日本ろうあ連盟の業務をオンラインで行うのみでしたが、今年は5月に『みどりの感謝祭』、6月に『産経児童出版文化賞贈呈式』、7月には北海道で『全国都市緑化祭』に臨席されました。公務に積極的になられたのは婚約発表を前に少しでも国民人気を高めたいという気持ちがあるのではないか。せわしい活動ぶりを見て、『いよいよか』と身構える宮内庁関係者も多い」(大手紙・皇室記者)

 皇室を出て自由になりたいという気持ちは、姉の眞子さん以上に強いといわれている佳子さんだが、そのためには結婚する以外の選択はない。

 秋篠宮家というより、皇室の中のアイドルとして国民に人気のある佳子さんなら、結婚する相手はいくらでもいるだろうと思うが、実際は、これまで何度か「交際しているのでは」と噂になった男性はいたが、意外にも、うまくいってはいないのだ。

 2015年に、女性自身がキャロライン・ケネディ駐日大使の長男、ジョン・シュロスバーグとプライベートで対面したと報じたが、進展なし。

 2017年には新潮が、富士急行御曹司との交際を報じて話題になったが、その男性の海外転勤などがあり、立ち消えになった。

 2020年に週刊女性が、イギリスの留学を機に知り合った2学年下の男性との交際を報じたが、同誌が1年半後に直撃したが、男性は交際を否定した。

 2021年には文春が、学習院大学1年の時、体育会系同級生との交流を報じ、他大学に2人で遊びに行ったと報じたが、真剣な交際には発展しなかったようだ。

 2021年12月にやはり文春が、2013年の学習院大学進学当時、旧皇族に連なる男性との交際を報じたが、男性側から断られたという。

 何しろ国民のマドンナで、付き合っただけで大きな騒ぎになるだけに、男性側も慎重で、それでも乗り越えよう、佳子さんと一緒に生きるという選択をするのは、かなりの覚悟がいるということだろう。

 だが、自身は、そんな中でも秘かに交際し、愛を育んできた男性がいたと報じたのである。

 7月6日、七夕の前日。東京の北西部にある閑静な住宅地。日も落ち、人通りが少なくなった街路を、目立たないようにしながら警戒を続けている皇宮警察の女性側衛官がいる。

 住宅街のデンタルクリニックの駐車場に、秋篠宮佳子さんが主にプライベートで使用している白いワンボックスカーが停まっている。

 クリニックは3階建てで、1回は診療スペース、2階3階は院長一家の居住スペースだという。

 診療スペースはすでに電気が消されていたが、佳子さんが退出する気配はなかった。

 それ以前にも、都内で、佳子さんの乗るワンボックスカーが目撃されているが、急に停車したり、急に方向転換したりと、まるで追跡を警戒しているようだったという。

 女性自身は、そんな不可思議な外出情報をキャッチし、佳子さんをマークしていたのだろう。さすが女性自身である。

 彼女のワンボックスカーがクリニックに到着したのはすでに診療時間の終わった18時30分ごろだったという。

 秋篠宮家の御仮寓所から車で45分ほど。たしかに、皇族方が町の歯科医院に通うことはあるそうだ。そのときは、休診日や診療時間外に、一般の患者の目に触れないように行くというから、佳子さんの場合も、そうしたケースかもしれない可能性はある。

 しかし、到着したときには診療スペースの電気は消えている。最終的に佳子さんがそこを辞したのは21時になっていた。

 彼女が出てきたのは住居用の玄関からだった。滞在は2時間半にも及び、クリニックの院長夫妻に見送られ、満面の笑みを浮かべて佳子さんは、車に乗り込んだという。

 女性自身が取材を続けると、院長は地域で評判の高いデンタルクリニックの三代目で、2人の息子もクリニックの歯科医として名を連ねている。

 さらに、この一家は秋篠宮家ともゆかりがあるというのだ。一家全員が学習院出身。

 院長夫妻は紀子さんの同級生にあたり、特に夫人は、紀子さんと同じ学習院大文学部心理学科を卒業していて、長男も次男も初等科から学習院まで通い、高等科まで学んでいるそうだ。

 子どもが初等科時代に佳子さんと同級生だった女性によれば、院長一家の長男は、初等科から高等科まで成績優秀で、初等科6年のうち、佳子さんとは4年間同じクラスだったという。

 紀子さんと院長の妻は、特に仲がよかったそうだ。佳子さんの初等科同窓会は、彼女の名前にちなんで「佳桜会」と名付けられ、件の長男は、同窓会の幹事を務めていたという。

したがって、2人が連絡を取り合う機会は多かったのではないかというのだ。

 彫りの深いイケメンで、子どもの頃からアイスホッケーをやり、高等科時代には、東京都の代表チームのメンバーに選ばれ、国体にも出場しているそうだ。

 佳子さんが試合の応援に駆け付けたことがあったといわれるそうだ。佳子さんも、初等科時代には明治神宮アイススケート場で、フィギュアスケートを習っていたことがある。

 氷上が結んだ縁ということのようだ。

 この情報だけで佳子さんの婚約・結婚が決まったといえるわけではないが、読む限り、かなり有力な話であることは間違いないようだ。

 これが報じられると、ツイッターなどではさっそく感想が飛び交っているが、小室圭&眞子さんよりも「好意的」のようだ。歯科医というのがあまり高級感がないといったら失礼だろうが、まあ、めでたいというというところが“本音”ではないか。

 交際について院長を自身が直撃すると、こんな答えが。

――7月6日に、こちらで佳子さまを拝見した件で、お聞きしたいのですが。

「(佳子さまを)拝見したということは、(お車を)追跡してきたということですか? そうでないと、わが家にいらしたことを、見つけることなんてできないですよね」

――ご長男が佳子さまと交際されてると伺っています。

「――息子のことまで、取材されたということですか。

 いろいろお調べになったようですが、私が取材にお答えする必要はないと思います」

 その後は「お応えする必要はありません」と答えるだけだったが、佳子さんとの交際を否定することはなかったという。

 結婚して皇室を出る。眞子さんより固い決意を秘めているという佳子さんは、早ければ、9月に婚約発表という噂も飛び交う。今、秋篠宮夫妻は何を思っているのだろう。(文中敬称略)

 

 

2022/8/16 20:00

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