バルサのクリステンセン&ケシエが移籍金なしで退団も!?

 バルセロナが今夏に獲得したデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンと、コートジボワール代表MFフランク・ケシエが、今週末のラ・リーガ開幕戦までに出場選手登録されなかった場合、移籍金なしでチームを去る可能性があると、『ESPN』が報じている。

 クリステンセンとケシエは、それぞれチェルシーとミランでの契約を満了し、今夏に移籍金なしでバルセロナに加入した新戦力。しかし、新シーズンの開幕が3日後に迫るなか、バルサのサラリーキャップの問題により、両選手とも出場選手登録が完了していない状況だ。

 バルサはその他にも、今夏に獲得したロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ジュール・クンデといった選手に加え、新たに契約を延長したセルジ・ロベルトとウスマン・デンベレの登録も終えられていない。

 『ESPN』は情報筋の話として、バルサが開幕節のラージョ戦までに出場選手登録を終えられなければ、移籍金なしで加入した両選手は退団を選択し、フリーで移籍する権利があると主張。しかし、現時点でその可能性は低く、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、7選手とも登録が間に合うと楽観視しているようだ

 バルセロナは今夏、25年間に及ぶ国内TV放映権の25%とバルサ・スタジオの株式24.5%を売却し、6億ユーロ(約828億円)以上を調達。しかし、支出の部分に問題があるバルセロナは、依然として全選手を登録するほどの余裕を生み出せていないという。そのため、収入を増やすか支出を減らす必要があり、クラブはさらなる資産(バルサ・スタジオの株式24.5%)の売却や、セルヒオ・ブスケッツやジェラール・ピケといった高額な給料を得ている選手たちの契約内容の変更に向けた交渉などを続けいこうとしている。

 クラブ資産の売却と支出削減により、全選手の登録は可能になるのか。また、それに伴う選手の移籍報道などもあり、目の離せない状況が続いている。

2022/8/11 1:31

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