ドルトムントが強豪対決制して白星発進! レヴァークーゼンは終盤にDFタプソバが急造GK

 ブンデスリーガ第1節が6日に行われ、ドルトムントとレヴァークーゼンが対戦した。

 昨季の2位と3位がいきなり激突。バイエルンの11連覇を阻止すべく大型補強を行ったドルトムントは、シュロッターベックとアデイェミが先発出場。セバスティアン・ハラーの長期離脱を受け、ユスファ・ムココがワントップに入った。

 先制したのはホームのドルトムント。10分、ムココの折り返しに合わせたアデイェミのシュートは相手GKルーカス・フラデツキーに阻まれたが、ゴールライン上に残ったこぼれ球をマルコ・ロイスが押し込んだ。

 追いかける展開となったレヴァークーゼンは、13分にアクシデントが発生。ロベルト・アンドリッヒが右足の太もも裏を痛め、チャルレス・アランギスとの交代でピッチを後にした。

 そのすぐ後にはドルトムントにも負傷者が出る。アデイェミが左足を気にした素振りでプレーを中断し、23分にトルガン・アザールと交代した。

 1点ビハインドで折り返したレヴァークーゼンは、ハーフタイムでカリム・ベララビとアダム・フロジェクを交代。新加入の20歳はブンデスリーガデビューを果たした。

 レヴァークーゼンは52分、パトリック・シックのこぼれ球に反応したエセキエル・パラシオスがネットを揺らしたが、微妙なオフサイド判定でゴールは認められない。その後も何度か決定機を作るが、相手GKグレゴール・コベルの好セーブに阻まれ続ける。

 すると後半アディショナルタイム2分、レヴァークーゼンが思わぬ形で退場者を出してしまう。GKフラデツキーが相手のプレッシャーを受けながら、ペナルティエリアのライン上ギリギリで浮き球をキャッチ。主審がオンフィールドレビューで映像を確認すると、フラデツキーはラインの外でボールに触っていたことが判明し、一発レッドカードで退場となった。緊急事態を受け、センターバックのエドモンド・タプソバが控えGKのユニフォームとグローブを受け取り、ゴールマウスに立った。

 試合はこのまま終了し、ドルトムントが1-0で勝利した。次節、ドルトムントは12日にMF堂安律が所属するフライブルクと敵地で対戦し、レヴァークーゼンは13日にホームでアウクスブルクと対戦する。

【スコア】

ドルトムント 1-0 レヴァークーゼン

【得点者】

1-0 10分 マルコ・ロイス(ドルトムント)

【スターティングメンバー】

ドルトムント(4-3-3)

コベル;ムニエ、フンメルス、シュロッターベック、ゲレイロ(84分 ヴォルフ);ダフード、ベリンガム、ロイス;アデイェミ(23分 T・アザール)、ムココ(68分 ブラント)、マレン(84分 ジャン)

レヴァークーゼン(4-2-3-1)

フラデツキー(90+2分 退場);フリンポン、ター、タプソバ、インカピエ(79分 バッカー);アンドリッヒ(13分 アランギス)、デミルバイ(66分 アズムン);ベララビ(HT フロジェク)、パラシオス(78分 アミリ)、ディアビ;シック

2022/8/7 3:27

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