【バチェロレッテ2考察】美紀さんを完全に食った! オール“あの男”の物語

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※このコラムは「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン2 エピソード1〜10のネタバレを含みます。

■御礼・プライムビデオ様

まず一言申し上げたい。プライムビデオさーーーーん!!ありがとーーーう!!

一人トータルテンボス、いや、パーマと髭がなくなり、元一人トータルテンボスと化した長谷川惠一さんの勝利かと思っていた中、いい意味で予想を裏切ってくれました。まさかのどんでん返しの展開に感謝を申し上げたい。「どうせラストは長谷川さん勝利の消化試合だろ?」とか煽っててすいませんでしたーー!!

バチェシリーズで気球デートに選ばれるのは毎回かき回す系の不穏なBGMがセットになったメンバー(柏原歩さんやあずあず)だったのですが、マクファーがシリーズ史上、初めて気球デートを経ての勝利者となりました。気球乗ったやつ全員落ちるジンクスが崩壊!

これからの参加者の方! マクファーのおかげで安心して気球デートに参加できます!

■まるで企業の圧迫面接! 美紀母との対談

ラストは美紀さんの故郷・名古屋に場所を移し、美紀さんのお母様とのご対面。お母様は元アイドルのタレントさんなどを思わせる、美人でかわいらしい可憐なルックス。しかしその見た目とは裏腹に、激しく緊張感のある雰囲気での顔合わせとなりました。

美紀母は男性陣の挙動をジーーっと見ながら「ふーん……」「はぁ〜」と何かを選別するかのように独り言を漏らし、笑顔ではあるもののその奥は一切笑っていないような瞳で、一挙手一投足を審査しているような振る舞いをするのです。何を考えているのかが分からず視聴者側も一瞬も気が休まりませんし、その見えない覇気は実の娘である美紀さんもお茶を注ぐ手が震えるほどです。

まるで就活の圧迫系企業面接のよう。質問内容も研ぎ澄まされたナイフのように切れ味抜群。「心が豊かになれる経済力が必要」という、発言者によってはTwitterで爆炎しそうな火力つよつよのパワーワードを皮切りに、結婚前に確認しておきたい内容を確実に、そして着実に質問してくる感じ。表向きは笑顔でも、答えづらくも本質である内容を投げかけ、その反応と答えを全て審査されているこれは、まごうことなく(株)尾﨑の役員面接。

例えば「食事管理はご自身で?」という長谷川さんへの質問も、「忙しい美紀さんが彼の食事管理をさせられる可能性があるのか」「アスリートとしてどれほど管理が徹底しているレベルの高い人なのか」を間接的に確認する内容に感じてしまいました。

そこに「自分で作ったりもしますし、カレーだったらずっと食べていられますし、カレーが出てきたらずっと喜んでいます」という回答で、全ての意図を踏み潰し綺麗に蹴散らした長谷川さん。ヒヤヒヤしすぎて「ちょっと待て!」と、ボンカレーのパウチ袋を口に突っ込みたくなってしまいました。食事は女性が作るもの、という潜在意識があるのか、彼としては“献立はカレーでいい楽な男”をアピールしたのでしょうか。忙しいうちの美紀にカレー毎日作らせんな! 自分で作るか、ボンカレー箱で買っとくから毎日温めて食いな!

■的確な質問で男性陣のHPをゴリゴリ削る美紀母

「スポーツ選手としての選手生命とセカンドキャリア」という、まさに我々も気になっていたけど聞きづらい質問を、美紀さんの将来のために逃すことなくしっかり確認する美紀母。男性陣は突然の急所へのボディーブローに表情が一瞬怯みます(本来は美紀さん自身がすでに相手に確認しておくべき質問だったとも思いますが)。

その瞬間のマクファーの返しは素晴らしかったですね。

「完全な答えは申し訳ないけど今は出せない。一つ約束できるのは必ず挑戦し続けて結果を出し、彼女を幸せにしていきたい。」

つまるところ、「セカンドキャリアは未定っす! サーセン!」という内容を誠意をもって答え、加えて「僕のこの気持ちを聞いて正直お母さん不安はありますか?」と、しっかりお母さんの気持ちを聞こうとしたところに嘘がなく、誠実でまっすぐだなと。

普通ならこんな急所をえぐってくる質問に対し、明確な答えがなかったらすぐさま話を変えて逃げたいところなのに、きちんと向き合ったマクファーは前回のマク母セミナーの通り、やはり嘘のない男なのだと株が爆上がりしました。

今は未定でも彼の性格上、やると決めたら猪突猛進でやってくれそうですしね。ただ、今後の経済力の確認項目だったため、美紀母としては満足いくほどの心豊かな経済力が感じられなかったのでは? と心配になりました。てか心が豊かになれる経済力っていくら? 5兆円?

■キーワード「リスペクト」で全裸化した美紀さん

美紀さんの好きなタイプが「リスペクトできる人」だったのですが、マクファーとのラストデートで待ちに待っていたその言葉がやっと出ました。

「すごく向上心があって、きちんと結果を出すために行動するところをリスペクトしてる」

加えて、仕事で頭を使う分、恋愛は楽に過ごしたいという理想の通り「なにも考えずにいれる」と美紀さんからマクファーの肩に頭を寄せたり、過去のつらい経験をマクファーに打ち明けたりと美紀さんもやっと鎧を脱いで全裸化しました。

一方長谷川さんとは素ではいられるし楽しいけれど、リスペクトの部分が生まれないままになってしまったことが今回の結果に繋がったのでしょう。

この大きな差を生み出したのは、前回の家庭訪問がとても大きかったように思います。

■佐藤家の親子タッグで美紀さんを勝ち取ったマクファー

前回マク母による「第一部・働く女の生き方セミナー」「第二部・マクファーを知るセミナー」の二部構成のセミナーを受講した美紀さん。初っ端から飛ばして「愛し続ける」を連呼するbotだったマクファーに嬉しくも少し疑念を持っていたけれど、セミナー受講により、マクファーという人間の答え合わせができたのでしょう。

あの瞬間に疑念が晴れ、全ての行動は信頼に変わり、言葉には嘘がなかったことを確信し、一貫性と勇気ある行動がリスペクトに変わったのだと思います。全ての伏線が一本の糸で結ばれて腹落ちする感じ。あのプレゼンで我々も一気にイメージが変わりましたもんね。マク母の功績はでかい!

対して長谷川さんは「今回の旅で生まれ変わった!」と美紀さんのおかげで成長したことをアピールし、ご家族もそれを後押ししていましたが、やはりマクファーの元来の性質であり変わらないものと比較した時に、今この旅の短期間で一時的にしか変わっていないものはどれだけ継続するのかは未知数ですよね。

そこへの信用度が、あの家庭訪問で一気に差が開いてしまったように思います。まさに佐藤家一丸となって勝ち取ったチーム戦の勝利!

ただこれは家族の話した内容が悪手だったから、というわけではなく、あくまで家族の話で元来の姿がよく見えるようになった結果、マクファーの方が美紀さんの希望に叶っていた、というだけの話だと思います。

■もはやALLマクファーの物語「マクファーレン・ジャパン」

マクファーの突然のピアノもなかなか驚かされましたね!

海原はるか師匠に見えていた髪型も、弾き始めたあの瞬間はベートーヴェンのように見えてくる演出が憎い。なんて万能なヘアースタイル。そんな象徴的な髪型も、スタジオトークでは美紀さんの意向によってカットされ、ハリー杉山のような王子様的ルックスに大変身していました。ベテラン大御所漫才師から、音楽の巨匠、王子へとルックスの振り幅がデカすぎる。

ラストではスカイツリー展望台という上空を会場に、マクファーがラストローズの相手に選ばれたわけですが、今回のバチェロレッテ2は完全にマクファーが主役の物語でしたね。ファーストインプレッションからストールンローズ、サプライズローズ、そしてラストローズ、全てをコンプリートした上に、途中の引っ掻き回し役まで、全ての見せ場を一人で請け負ったマクファー。

主演・マクファー、助演・マクファー、演出・マクファーと、エンドロール全てマクファーになるほどの今回の功労者。完全に主役食ってます。「バチェロレッテ・ジャパン」じゃなく、「マクファーレン・ジャパン」です。あなたのおかげで今回の旅が盛り上がるものになりました。本当にありがとう。もうマクファー書きすぎてマクファーという文字がゲシュタルト崩壊してきマクファー。

あ、失礼! 助演はマクファーと、CAの次にスカーフが似合う男・阿部大輔さんの2人でしたね。あの10歳老け込んだ朝方のインタビューがあってこその気球デートでした。ありがとう。やってんな!

■加藤さんのエバンジャライズ力がやっと炸裂!

阿部ニキの弟子がまた一人爆誕していました。

スタジオで美紀さんへの最後の日記を完成させるという、靴を現場で完成させるサプライズ手法と同じスタイルをとった長谷川さん。

そして、そこに書いたのは「それぞれの未来へ」の一言でしたが、本題の気持ちは口頭でしっかり伝えるシステム。こちらも阿部ニキがカクテルパーティで取っていた手紙の手法。阿部手芸部員である(株)ひまわりゴム製作所・中道理央也さんしかり、阿部チルドレンあそこに何人いるの?

長谷川さんは味噌汁を作るときの豆腐を切る手が非常に危なっかしかったので、次はスキニーを履いた漁夫の利・飲食店経営・小出翔太さんにも弟子入りして、人参を千切りしていた華麗な包丁さばきを学んできてください。

スタジオトークでは大手外資系IT企業マーケター・加藤友哉さんのコメント力が素晴らしかったですね。本編では、予告で語っていたような自分自身へのプレゼンはほぼ見れず残念でしたが、スタジオトークではメンバーのエピソードを交えたさまざまなアゲプレゼンがどれも良すぎました。彼はきっとこのトーク回のために旅の目撃者となり、我々視聴者にメンバーのよさをエバンジャライズするためにAmazonが送り込んだ人材だったのですね。多謝。

※エバンジャライズ…加藤さんが公式YouTubeの参加者紹介動画で使っていた「伝える」の同意語

■ナンバーワンになり、ナンバーワンを捨てた男

あれだけ自分を貫く強い男だったマクファーが、ラストでは「今のパワーバランスは美紀ちゃん、わんズ(わんちゃん)、俺」と一番下に自分を置いているのがとてもよかったですね。男性陣の中では1番になるために奮闘していた男が、家庭では自分を一番下に置いて好きな人に従順なの最高すぎません? 真実の愛でナンバーワンになり、真実の愛ゆえにナンバーワンを捨てた、まさに愛ゆえの結果という感じ。

美容師兼画家・美留町恭兵さんのために男性陣でひと揉めした、「私のために争わないで」事件でも、「反感を買って嫌われようとも、仲のいいくぅちゃんのために悔いのない状況を作ってあげたかった」と、本当に愛に真っ直ぐな男なのだと再確認できました。

これからも定期的なヘアカットで王子ヘアーをキープし、真っ直ぐな愛を貫きながら美紀さんとぷにちゃん、にょんちゃんの4人、お幸せに!

4週間、連載にお付き合いいただきありがとうございました。

次回のバチェシリーズ配信まで全員正座待機!(没収によりエア法螺貝の音を想像で補完ください)

(やまとなでし子)

『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン2

配信開始日:2022年7月7日(木)夜10時より独占配信開始

話数:全10話

製作:Amazon

(C) 2022 Warner Bros. International Television Production Limited

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