WE初年度は6位…サンフレッチェ広島レジーナが新シーズンへ始動…中村監督「トップ3を目指す」

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 サンフレッチェ広島レジーナは4日、2022-23シーズンに向けて始動した。WEリーグ初年度の昨シーズンは6位で終了。2年目のシーズンはさらなる高みを目指す。

 約1カ月のオフを経て、新シーズンへ本格的に動き出した。チームは昨季所属した全選手が残留し、新たにAC長野パルセイロ・レディースからMF瀧澤千聖が加入。雨が降る中、全28名で初のチーム練習に臨み、フィジカルトレーニングを中心に笑顔で体を動かした。中村伸監督は、「いい表情でやってくれているし、いよいよ始まるなっていう楽しみが大きい」と期待に胸を膨らませた。

 昨季は、新設のチームながら11チーム中6位と健闘。シーズン終盤には女王のINAC神戸レオネッサから金星を奪うなど5勝1分1敗の快進撃を見せて初年度を締めくくった。新シーズンは、その快進撃の続きを見せたいところ。MF近賀ゆかりは、「昨シーズンの最後の数試合を最低限のラインにして、そこからどんどん積み上げてやれることを増やしていくシーズンにしなければいけない」と2年目を見据えた。

 プレシーズンではクオリティの向上を追求する。中村監督は、「昨季は選手たちが自分たちの形を積み上げてくれたので、まずはその積み上げてきた部分の幹をさらに太くしていく。そういう部分も含めて、継続して質を高めていきたい」と話し、「選手個々のプレーや考え方の部分、チームとしてもコンビネーションの部分はもっとすり合わせて高める部分がたくさんある。去年やれていた部分でも。まだ高めていかないといけない部分はある」と意気込んだ。

 チーム編成はほぼ変わらないが、新加入の瀧澤やケガで昨季を棒に振ったMF増矢理花といった“新戦力”に期待がかかる。指揮官は「またポジションも含めていろんなトライをしながら、個人的にもチーム的にも選手たちが生きる形を探っていきたい」と新システムの可能性も示唆。瀧澤については、「体が小さいけど、攻守両面で馬力があって個でも勝負できるし、しっかり周りも使いながらプレーできる選手という印象。そういう部分をうまくチームにフィットさせたい」と語った。

 積み上げてきた成果が問われる2年目、目標には「3位以内」を掲げる。中村監督は、「まず目の前の試合に対して全力で戦うための準備をして、全力で戦う姿勢を毎試合見せられるようにしたい。そういう積み重ねの上に勝ち点や順位があるので、まずは毎試合全力で。それは継続していきたい」と語りつつ、「見ている人たちはその先を期待していると思うので、我々も目指していかないといけない。今シーズンはトップ3を目指して、そこを掴み取りにいくようなサッカーを展開できるように、みんなで積み上げていこうっていう話はしました」と明かした。

 そのトップ3を目指す上で、指揮官は「得点力アップ」を課題に挙げる。「得点につなげる形やバリエーションをもっと増やさないといけない。(昨季の)最後の方は得点する形、得点数に関して増えたけど、もっともっと形を作れると思うし、作らないといけない」。さらに、近賀も「攻撃のバリエーションをもっともっと増やして、(昨季の)得点源はマミ(上野真実)が多かったので、いろんな選手が得点をとれることも必要だと思う」と口を揃えた。

 2022-23シーズンのWEリーグは10月22日に開幕する。約3カ月半という長期間のプレシーズンだが、近賀は「早く試合がしたいという気持ちが大きいので、長いとは思いますけど、この期間があるからこそできることもある。チームの戦術やいろんなところを深められるので、メリハリを持ってやっていきたい」と気を引き締めた。

取材・文=湊昂大

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