「六本木クラス」鈴鹿央士、再共演・平手友梨奈との関係性に変化 日本版リメイクで意識することは?「ブレてはいけない」<モデルプレスインタビュー>

【モデルプレス=2022/07/02】俳優の鈴鹿央士(すずか・おうじ/22)が、テレビ朝日系木曜ドラマ「六本木クラス」(毎週木曜よる9時~※初回は10分拡大スペシャル)に出演。物語に深く関わる長屋家の次男で、愛人との間に生まれた子どもの龍二役を演じるにあたって懸ける思い、また2021年に放送されたTBS系日曜劇場「ドラゴン桜」ぶりに再共演となった平手友梨奈とのエピソードについても語ってもらった。<モデルプレスインタビュー>

◆「梨泰院クラス」日本版リメイク「六本木クラス」

絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓い、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を描いた韓国ドラマ「梨泰院クラス」。2020年3月よりNetflixで配信されると日本でも人々を熱狂の渦に巻き込んだ。

そんなヒット作を日韓共同プロジェクトでテレビ朝日がリメイク。竹内涼真を主演に迎え、東京・六本木を舞台にしたジャパン・オリジナル「六本木クラス」としていよいよ7月7日に放送がスタートする。

鈴鹿は、竹内涼真演じる主人公・宮部新の宿敵となる長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之)の次男・龍二役。それまで家に居場所がなかった龍二だが、新と出会い、新が長屋に復讐を誓っているとは知らず「二代目みやべ」で働くこととなり、同級生である葵(平手)に密かに思いを寄せる役どころだ。

◆鈴鹿央士、日本版リメイクへのプレッシャーは「無くなりました」

― 改めて今回の作品への出演が決まったときの気持ちを教えてください。

鈴鹿:嬉しかったです。「梨泰院クラス」を観ていたのですが、去年お話を聞いたときは誰がどの役を演じるのかを聞かされていなかったので「誰がどの役やるんだろう?」とすごく考えたし、日本版を制作することに驚きもあって「楽しみだな~」と感じていました。

― 人気作品の日本版リメイクということでプレッシャーはありましたか?

鈴鹿:最初にお話をもらったときはありましたが、衣装合わせをして現場に入ってリハーサルをしていくと無くなりました。楽しい気持ちが大きくなったし、周りにいてくれるスタッフさんやキャストの方が優しくて、前を向いて生きている人たちで、安心していられる雰囲気なんです。

◆鈴鹿央士「一途なタイプだとは思います」役柄に共感するポイントは

― 鈴鹿さんとしてはどのような龍二像を作っていきたいですか?

鈴鹿:葵のことが好きだとか、新さんへの信頼・信用とか、龍二という人間の芯のところはブレてはいけないと思っています。「梨泰院クラス」とは演じる人間が違うので声も顔も背も違いますし、そういったこと以外で韓国版と違う部分が出てくるのは面白みとして出していけたら良いです。内気な性格だけど、長屋から出る決断をしたり新さんに着いていくと決めたところだったり、葵のために行動を起こしたりする気持ちなど、龍二も信念を持って生きている人だから、そういう面を大切にしたいと思っています。

― 葵へ一途に思いを寄せる役どころですが、鈴鹿さん自身は一途に何かを思うことに共感しますか?

鈴鹿:素敵だと思います。龍二のように、葵のことが好きだからこそ動けるというか、頑張ろうと思えて行動に移せるのはすごいです。だからこそすごく龍二に対して「龍二~!」となりました。僕は…、一途なタイプだとは思います。映画や曲や本とか、1つのものを好きになったら嫌いになることはないです。

◆鈴鹿央士が悲しみを乗り越えたエピソード

― 兄からのいじめなど複雑な背景を持つ龍二を演じられますが、鈴鹿さんがこれまでの人生で怒りや不安や挫折などを乗り越えたエピソードはありますか?

鈴鹿:作品ごとにあります。やっぱり作品を撮っているときは不安だし、いろいろと思いながら生きています。自分に対して不安になることや、「準備が足りなかったかな」とか「自分から出せる何かが無かったな」と思うんです。そういうことを考えると、ただ力を出すだけではなく、何かを吸収しておかないと出るものも出なくなってしまうと思うので、いろいろなことを感じ取れる場所にもっといられれば良かったと考えることはあります。

印象的だったのは「MIU404」(TBS系/2020年)を撮っていたとき、初めてお会いした共演者の方に、少ししか喋っていないのに「反骨心すごいでしょ」と言われたことがあって。そのときはこの仕事を始めたばかりだったのですが、当時からそういう思いが強かったんだと思います。

― ご自身では驚きましたか?

鈴鹿:いや、「見破られた。あ、まずいまずい隠さなきゃ」となりました。

◆鈴鹿央士、“てっちゃん”平手友梨奈と「ドラゴン桜」ぶり共演「本当に丁寧な人」

― 撮影現場の雰囲気はいかがですか?

鈴鹿:竹内さんもすごく場を和ませて盛り上げてくださいますし、監督さんやスタッフさんたちも面白い方が集まっているのですごく和気あいあいとした楽しい雰囲気です。

― 「ドラゴン桜」でも共演していた平手さんと約1年ぶりの共演となりますが、再会して印象はいかがですか?

鈴鹿:葵と撮るシーンがほとんどなんです。僕はてっちゃんは1年前も今も、変わっていないと思っています。挨拶1つにして本当に丁寧な人だから、僕が「てっちゃんおはよー」と手を振ったとしても「おはようございます」とすごく丁寧に返すんです。そこから現場に入って喋っていると普通に盛り上がるんですけど、挨拶を本当に大切にしていて、すごく人に気を遣える方だし、「ドラゴン桜」のときよりシーンについての話をできるようになりました。

― どういった会話をすることが多いですか?

鈴鹿:役柄では、僕が葵を好きなので付いて行こうとするけど、葵自身は壁を作るんです。そこで葵がどこまで壁を作るのか、それは体で押しのけたりとか蹴ったりすることではなく、目などで龍二をいないものとして扱うのか…とかいろいろと話します。お互いが今葵として、龍二として、僕が葵をどう見ているか、葵が龍二を見てどう見ているか、などについて話すことが多いです。あとは、葵の衣装がすごいファッショナブルなので、「どこのブランドなの?服すごいねー」とか、お互いに髪を染めているので、「どういう頻度で染め直そうかねー?」とかそういう話もしますね。

◆鈴鹿央士の夢を叶える秘訣

― では最後に、今夢を追いかけているモデルプレス読者に向けて、鈴鹿さんの夢を叶える秘訣を教えてください。ちなみに前回のインタビューでは…

鈴鹿:言わないでください。恥ずかしくなっちゃいます…。多分僕は思い続けることが秘訣だと言い続けていると思います。自分が言えた口じゃないなあ…。失敗すると思ってやったら失敗しちゃうと思うんですが、思いや考え方を良いふうに向けていけば気持ちも前向きになっていくはずです。皆楽しく生きていきたいと思うので、「失敗するかも」「これダメかも」と暗い方向に考えるんじゃなくて、「1歩踏み出せば変わるかもしれない」「楽しくできるかな」と思い続けるだけでも気持ちが変わると思うので、夢を叶えるには前向きな考え方をすることが大事だと思います。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆「六本木クラス」第1話あらすじ

2006年秋――父子家庭で育った高校生の宮部新(竹内涼真)は、愛想はないが真っすぐな性格に育ち、父・宮部信二(光石研)からの教えである「信念を持って生きろ」という言葉を胸に、警察官になることを夢見ながら父と支え合い仲良く暮らしていた。そんなある日、信二が本社へ栄転することに伴って、新は転校することに。その前日、これまで信二が何かと気にかけていた養護施設に支援物資を届けるために一緒に向かった新は、信二が娘のように可愛がる楠木優香(新木優子)を紹介されるが、不愛想な性格ゆえにそっけない態度をとってしまう。

そして迎えた転校初日。クラスに案内された新は、偶然にも優香の隣の席になり、気まずさを感じていると、突然、教室である事件が発生! クラスメイトの桐野雄大(矢本悠馬)が長屋龍河(早乙女太一)に使い走りにされた上、執拗ないじめを受けるのだが、なんと他の生徒だけでなく先生までも見て見ぬふりで…。実は、龍河は新の父が勤める巨大飲食産業「長屋ホールディングス」の会長・長屋茂(香川照之)の長男で、学校にも莫大な寄付をしている父の権力を振りかざして傍若無人に振る舞っていたのだ。居ても立っても居られなくなった新は、優香の制止を振り切って龍河の顔を殴ってしまい…!

連絡を受けて学校にやって来た茂、そして信二を前に、茂の顔色を伺う校長先生は新を退学処分にすると告げるが、茂は新が土下座をして謝れば退学処分にせずに許すと言い出す。しかし、父の教えを大切にする新は信念を貫き、「龍河に謝ることはできない」と土下座を拒否。信二はそんな新を誇らしいと言い、自らの退職も申し出て、信二は長屋ホールディングスを辞め、新は退学することに。父を巻き込んでしまったことに申し訳なさを感じる新に、信二は「これからも信念を貫け」と優しく心強い言葉をかけ、父子で心機一転、前を向いて動き出すことを決意するのだが…この一連の理不尽な出来事は、やがて待ち受ける長屋ホールディングスとの壮絶な戦いの序章に過ぎなかった――!

◆鈴鹿央士プロフィール

生年月日:2000年1月11日

出身地:岡山県

血液型:O型

身長:178cm

女優の広瀬すずが、岡山でのロケ中に“見つけた”イケメン。2018年、雑誌「MEN'S NON-NO」の新専属モデルを決めるオーディションにてグランプリ&ラボ賞をW受賞。2019年、100人のオーディションの中から鍵となる役柄を勝ち取った映画「蜜蜂と遠雷」で俳優デビューを果たす。ドラマ「おっさんずラブ」の新シリーズ「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系/2019)や、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019)、日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系/2021)、「この初恋はフィクションです」(TBS系/2021)などに出演、4月期には東海テレビ・フジテレビ系土ドラ「クロステイル~探偵教室~」にて連続ドラマ単独初主演を果たした。現在、映画「バイオレンスアクション」(8月19日公開)、「夏へのトンネル、さよならの出口」(9月9日公開)への出演を控えている。

【Not Sponsored 記事】

2022/7/2 8:00

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