夏のボーナスがゼロだった人々「真面目に働いてるのがバカらしく思えてきます」

夏のボーナス支給時期だが、賞与は義務ではないため「出ない」という人も少なくない。キャリコネニュースのアンケートには、ボーナスなしの悲しみを訴える声が複数寄せられている。京都府に住む30代後半の男性は、

「昨年も今年も0円。最初からボーナス制度が存在していない。転職前はボーナス制度のある企業だったが、分かりやすく数字で功績や成長が評価されるのはモチベーション維持に繋がった」(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/正社員・職員/ 年収750万円)

と現在は仕事のモチベーションが下がっているようだ。

※キャリコネニュースでは「夏のボーナス」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。 https://questant.jp/q/5WFVGPWJ

「派遣先の社員は2年目でも手取り30万オーバーだそうです」

会社の都合で周囲は出ているのに自分だけ出ない、と苦しむ人もいる。青森県に住む30代後半の男性(その他/正社員/年収300万円)は、「地元のメーカー企業の下請会社」に勤務。「元請企業から派遣要請があり、派遣社員として働いている」という。男性は「派遣なので(ボーナスは)有りません」と嘆く。

「常用型派遣のため3年縛りが無いため、もう10年近く派遣として働いてます。会社間の誓約で引き抜き等を禁止してるらしく元請の社員になれない。もはや元請会社の平社員の中で1番のベテラン状態です。派遣なのに……」

派遣元では正社員だが、「派遣先からボーナス分を貰ってないから出せない」とボーナスなしを正当化されている。周囲も「全員なし」なら諦めもつくだろうが、派遣先ではしっかりボーナスが出ており、それが余計に男性を苦しめている。

「派遣先の社員は2年目でも手取り30万オーバーだそうです。私は普段そんな若手社員に仕事を教える事もあるのに、私はボーナス無し。なんか真面目に働いてるのがバカらしくさえ思えてきます。同一労働同一賃金の話はどこにいったのやら」

悲しみが止まらない様子の男性は、「同一賃金じゃなくてもいいから待遇良くして欲しい」と切実に訴えていた。

2022/7/2 6:00

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