上白石萌歌『金田一少年の事件簿』に『ちむどんどん』黒歴史連発の不幸、巻き込まれ被害で浮かび上がる姉・上白石萌音との残酷な明暗

 なにわ男子・道枝駿佑(19)主演のドラマ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)の第6話「首狩り武者殺人事件」が放送され、世帯平均視聴率が6.1%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、盛り上がりにかける低空飛行が続いている。

 今回の放送は、原作コミック『金田一少年の事件簿  飛騨からくり屋敷殺人事件』(講談社)の人気エピソード。堂本剛(43)主演の同ドラマの第1シリーズで、1995年に「首無し村殺人事件」として放送されて以来、27年ぶり2回目のドラマ化となる。

 一(道枝駿佑)は剣持警部(沢村一樹/54)に連れられ、美雪(上白石萌歌/22)とともにくちなし村を訪れる。剣持警部の幼なじみで、由緒ある巽家に嫁いだ紫乃(仙道敦子/52)の元に、“首狩り武者”から「次の当主の生首をもらう」と、脅迫状が届いていたのだ。

 巽家では、紫乃の連れ子の征丸(福山翔大/27)と、先妻の長男の龍之介(吉村界人/29)が、家督争いを繰り広げていた。そんな中、一はからくり部屋で首のない死体を発見。さらに、村で行われている“生首祭”を訪れると、美雪が何者かに襲われ、連れ去られて……という展開。

■リメイクが引き起こした不幸

 視聴者のツイッター上での反響は、「前回の首狩り武者の龍之介は、山本太郎がやってたよね。それに比べちゃうと、ちょっと今回の龍之介は弱かったなぁ。前回のほうが紫乃さんを憎んでる感が強かったからこそ、ラストの絶望がすごかった」などと、堂本版と比べてしまうという声が多かった。

 さらに「がんばってるんだけど全体的に弱い。あえてリメイク勝負しないで、新作勝負のほうがスッキリ見られたし、面白かったと思うんだけどなぁ」と、今シリーズでは「学園七不思議殺人事件」「金田一少年の殺人」に続き、3本目のリメイクであることへの苦言もあった。

 視聴率は伸び悩んでいるものの、俳優陣のがんばりは評価されているようだ。しかし、見逃し配信サービス「TVer」で過去のシリーズが見られたこともあり、当時の視聴者だけでなく、若い視聴者も比較して見てしまう人が多く、ツラい状況のようだ。

 上白石萌歌は、ヒロインの妹・歌子を演じているNHKで放送中の朝ドラ『ちむどんどん』が、脚本や演出が雑であるなど、多くの批判を浴びている。こちらも俳優陣ががんばっているが、綿密に物語が紡がれていた、前期放送の『カムカムエヴリバディ』と比較されている。

■姉の萌音は絶好調なのに…

 このままでは、萌歌と姉の萌音(24)で、大きく明暗が分かれてしまいそうだ。萌音は主演ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)が大ヒットし、ヒロインを務めた『カムカムエヴリバディ』のあと、主演舞台『千と千尋の神隠し』で高評価を受けている。

 そんな出演作品に恵まれてきている萌音に比べ、萌歌は出演作品が不調続きで、『ちむどんどん』で演じる歌子のように報われず、不憫に思えてしまう。気の毒ながら、次回作に期待というところだろうか。

■高校生役は似合わない?

 大人の雰囲気が漂い始めた上白石萌歌。そろそろ学生役は卒業かも?

※画像は上白石萌歌公式ツイッターアカウント「@moka_____k」より

2022/6/26 19:00

この記事のみんなのコメント

2
  • ***

    6/28 13:08

    兄弟で残酷な明暗になる事なんか幾らでもありますわ、日常茶飯事ですから何にも珍しくない

  • グレイス

    6/27 15:03

    アニメ版は見たな~。犯人が善人に見せかけて身勝手で非情で本当に嫌いだった。被害者が可哀想でならなかった。

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