食事を急いで済ませようとした人気インフルエンサー、肉を喉に詰まらせて死亡(タイ)

若くして命を落としてしまったのは、タイ出身でInstagramに150万人以上のフォロワーを持つ人気インフルエンサーのアリサラ・カブデチョさん(Arisara Karbdecho、27)だ。今年3月のこと、アリサラさんは豚肉の串焼きとご飯を用意し、多忙を極めていたため短時間で食事を済ませようとかき込むようにして食べていた。豚肉の串焼きはタイで50バーツ(約194円)ほどで売られており、人気の肉料理の一つだ。

よく噛まずに食べていたアリサラさんが飲み込もうとした時、豚肉の塊が喉に詰まってしまった。アリサラさんはすぐに病院に運ばれて治療を受けたが意識を失っており、こん睡状態のまま生命維持装置に繋がれていた。担当医は「あと9分早く病院に運ばれていれば…」と話しており、長時間喉に物を詰まらせていたために脳が酸素不足の状態になっていたという。そして事故発生してから約3か月が経過した今月6日、母親のスピチャさん(Supicha、57)によりアリサラさんは意識を取り戻すことなく亡くなったことが報告された。

スピチャさんは「全ての若い人々に、時間通りに食事を摂ることや休息をしっかり取って健康に気を配るように注意を促したいです。もし私が娘と一緒にいればこのような悲劇は起きていなかったはずですし、他の家族に同様のことが起きて欲しくないのです」と注意を呼びかけた。

またアリサラさんの友人であるシリカンダ・チャイバートさん(Sirikanda Chaiburut)は「アリサラのことを知っている人はみんな悲しみに暮れています。事故が起きた時はショックでしたが、アリサラが元気になることを祈っていました。アリサラが永遠にいなくなってしまったことに大きな衝撃を受けています」と急死した友人への思いを明かした。

のちにシリカンダさんは、アリサラさんの通夜が今月10日に執り行われたことを報告している。

ちなみに喉に異物を詰まらせてしまった場合にはハイムリック法が有効であることが多く、過去には米空港の保安検査場で窒息した生後2か月の乳児がかけつけたスタッフによりハイムリック法で救助されていた。

画像は『Alicebambam 2021年11月30日付Instagram「มาฟิตเนสงับ」』『The Sun 2022年6月9日付「CHOKING TRAGEDY Social media influencer, 27, dies after choking on kebab while rushing to eat dinner」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 iruy)

2022/6/11 22:00

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