「もしも一線を越えていたら…」32歳女性が既婚同僚と2人だけの夜を告白
もしもあのとき、勇気を出してホテルに誘えていたら――。多くの男性が一度は経験する“できずに悶々と過ごした夜”。女性にも「誘われたかった」と嘆く経験者が予想以上に多いことが発覚した。
取材班が募集をかけたところ、一般女性100人を超える応募が殺到。今回はそのなかから選りすぐりのエピソードを、人気恋愛コラムニストの妹尾ユウカ氏、百戦錬磨の男を落とす恋愛戦略家・関口美奈子氏に総評から男女へのアドバイスまで大いに語ってもらった。
恋愛のプロたちも唸る欲情のシチュエーションとは? これを読めばすれ違いの夜とおさらばできるはず!
◆あの夜、もしも一線を越えていたら…
「あの夜、もしも一線を越えていたら……きっとこの生活はないのかもしれません」
涼しげな目元が特徴的な壇蜜似の井田沙織さん(仮名・32歳)は、3年前の「あの夜」を追想する。その腕には、生後9か月の赤子が穏やかな寝息を立てていた。
「当時、新卒で入社した自動車メーカーで事務をしていました。中年男性ばかりの部署だったせいか、年齢の近い4人組で会社帰りに飲みに行くように。私以外、全員男性でしたが、特に意識することなく、みなでワイワイと遊んでいましたね」
30歳を目前に沙織さんはキャリアアップのため転職することに。
「私の転職が決まったタイミングで、グループ内のひとりの男性に告白されたんです」
◆最終出社日に声をかけてきたのは今の夫とは別の男性…
この男性こそ、のちに沙織さんの夫になるのだが、ここではまだふたりは交際に発展していない。
「夫は堅実で仕事もできるタイプだけど、当時は私が遊びたい盛りで(苦笑)。『今は特定の人と付き合う気分じゃないから……』と返事は保留に。特に気まずくなることもなく、それまで通りみんなで飲みに行っていました」
そして迎えた最終出社日、残務整理をしていた沙織さんに声をかけてきたのは、同じグループで2歳上の既婚者、康隆さん(仮名)。高身長で星野源似の塩顔系男子だ。
◆嘘をついての誘いもあと一歩が踏み出せず
「退職祝いのお花をくれたうえ、『お疲れさま会をしよう』と飲みに誘ってくれました。偶然その日は、いつものメンバーは出張。既婚者とふたりだけの送別会に。本当に恋愛対象外でした」
初めてのサシ飲みで半個室。彼が「妻には残業で遅くなると言ってある」と誘っている感もあった。
「私も退職の解放感もあり、康隆さんのことを意識しちゃって……。彼の指が長くキレイだったので、手のひらの大きさを比べるフリをして、触ったのを覚えています(笑)。飲みの終盤には、『ひょっとしてこの後、ホテル行くのかな?』とひそかな期待も膨らみ、こっそりトイレで下着をチェックしました」
店を出た後は、コンビニの前で立ち話を続けた。
「でも結局、彼もあと一歩が踏み出せなかったのかお互い終電で帰宅。翌日、彼にお礼のLINEを送ったっきり、ふたりで会うことはありませんでした」
◆あの夜から2か月後…
その夜から2か月後、沙織さんには新しい恋人ができた。前述の一度は断った同僚だ。
「再び告白されて、その真剣さから交際を決め、すぐ妊娠して結婚。いまだに康隆さんと夫は、仕事で顔を合わせるようで、『沙織さん、元気?』と聞いてくるようです」
昨年には念願の戸建ても購入。
「今の生活には満足しています。そしてあの日、なにもなくてやっぱり正解でした。たまにあの指での愛撫を想像して、ムラムラしているのは絶対に内緒ですけど」
ほのかな欲情の種火は、沙織さんの中で、くすぶり続けている。
◆妹尾氏の総評
ヤらなかったゆえの美しさがある話。ここから発展も可
共感しやすいシチュエーションゆえのエモさとエロさのある話。その後も何事もないように関係を維持しているのも素晴らしい。ただ、今からでも誘えば、すぐヤれると思います。私からすると、もはやこの話自体が前戯。「こっからっしょ!」といったところです
◆関口氏の総評
男の覚悟を読んであと一押しをしてもよかった
相手が残業と嘘をついてまで飲みに誘ってるあたりに覚悟のようなものも見えます。こちらから店を出た後に腕を組むなど、あと一押しがあればできたでしょう。旦那さまとの関係性も含め、今から踏み出すのはリスキーなので妄想で楽しみましょう(笑)
◆採点結果(5点満点)
▼エモ度
★★★★★
▼エロ度
★★★★★
▼共感度
★★★★
【恋愛コラムニスト・妹尾ユウカ氏】
人気インフルエンサー。「AM」など数々の媒体で女性心理について執筆。著書に『今夜、軽率に抱かれたくなりました』(大和出版)
【恋愛戦略家・関口美奈子氏】
元銀座ナンバーワンホステス。恋愛や心理学の経験を生かしたYouTubeチャンネル「みなこの圧倒的モテ男TV」は登録者30万人超
<取材・文/週刊SPA!編集部>
―[欲情ナイトを女性が告白]―