コンテ監督、来季のトッテナム残留が決定か…3季ぶりのCLに導く

 トッテナムのアントニオ・コンテ監督は、来シーズンも同クラブを率いることを決めたようだ。27日にイギリスメディア『BBC』や同『アスレティック』などが報じた。

 現在52歳のコンテ監督は昨年11月にトッテナムの監督に就任。近年成績の安定していなかったチームに規律と闘争心を植え付け、3シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いた。それでも、来季の残留を明言せず、去就が不透明な状況となっていた。

 そんなコンテ監督は27日、トッテナムのマネージング・ディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏とトリノで会談を実施。トッテナムでの将来や今夏の移籍市場の計画などについて話し合い、クラブへのコミットメントを再確認したという。

 ただ、同監督が契約延長に応じるかどうかは未知数だと『BBC』は伝えている。現行契約は2023年6月30日までとなっており、1年の延長オプションが含まれている。

 トッテナムは24日、クラブの大株主であるENICスポーツ社と最大1億5000万ポンド(約240億円)の増資に合意したことを発表していた。パラティチ氏の仕事により多くの“柔軟性”を与えるだけでなく、コンテ監督とサポーターに対してクラブの本気度を示すメッセージともなった。

 また、トッテナムには国内最高峰のスタジアムと練習場、ハリー・ケインやソン・フンミンといったワールドクラスの選手、デヤン・クルゼフスキやクリスティアン・ロメロといった有望な若手が揃っており、コンテ監督とともにCLを戦うための環境が整備されている。さらに、今シーズンからは最新鋭のスタジアムの収入が入ってきており、「コンテ監督の中期的な展望は良好だ」と『アスレティック』は指摘している。

2022/5/28 12:54

こちらも注目

新着記事

人気画像ランキング

※記事の無断転載を禁じます