屋根に頭を突っ込んで動けなくなったアライグマ、必死の行動には理由があった(米)

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カリフォルニア州サンタクルーズ・マウンテンズに住む住民から23日、「野生動物緊急サービス(Wildlife Emergency Services、以下WES)」に「アライグマが屋根をかじって穴を開け、動きが取れなくなっている」と連絡が入った。

アライグマは屋根に頭を突っ込み、外からは尻尾と2本足だけしか見えない状態で、WESのCEOレベッカ・ドミトリクさん(Rebecca Dmytryk)は「アライグマに窒息の危険があり、一刻を争う」と判断、通報してきた住民にアライグマを安全に救出する方法を教示した。

レベッカさんによると、アライグマが屋根をかじったり掘ったりして穴を開けることは珍しいというが、このアライグマには屋根裏に侵入した理由があったそうだ。

「あのアライグマは授乳中の母親で、屋根裏に閉じ込められた赤ちゃんを助けようとしたのです」とレベッカさん。実は家主は最近、家の改修工事を終えたばかりで、母親が外出中にアライグマ親子が棲んでいた屋根裏の通気口を閉じてしまったというのだ。

レベッカさんは家主に、「母親が赤ちゃんを取り戻そうと無理をして息絶えるか、暑さからくるストレスで死んでしまう前にとにかく急いで救出して欲しい」とお願いしたそうで、家主はまず屋根裏の通気口を取り外し、近所の建設業者の助けを借りて屋根に穴を開ける作業を行った。そして約30分後、屋根に完全に穴が開くと母親は屋根裏にストンと落ち、赤ちゃんと再会を果たしたのだった。

家主はアライグマの親子が休息できるよう数日間は放っておいたそうで、その後はWESの助けを借り、忌避剤を使って追い出している。

なおレベッカさんは「今回は非常に珍しいケース」としながらも、子連れの動物は食べ物が手に入りやすかったり、屋根がある場所を探し出しては棲み処にする傾向があることを指摘、「これは家主やペストコントロール会社、建設業者、修理屋など全ての人への警告です。どうか家の外から穴を閉じる際には、穴の内側に何もいないことを確認するようにお願いします。最初にティッシュや新聞で軽く穴を閉じ、動物がいないかどうか反応を見るのも効果的です」と述べている。

ちなみに米ニューヨーク市ブルックリン区のアパートでは昨年11月、天井と吊り下げタイプの照明との隙間からアライグマが手を出している姿が捉えらえ話題となっていた。

画像は『Santa Cruz County Animal Shelter 2022年5月24日付Facebook「And luckily this mama racoon survived!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • Techinsight japan

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