旅路も終着地点へ…クロップ監督が今季最後の決戦に言及「“来週こそは”という思い」

 リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、今シーズンのチームについて言及した。22日、クラブ公式サイトが伝えている。

 プレミアリーグ第37節終了時点で勝ち点「89」の2位リヴァプールは、22日に行われた最終節でウルヴァーハンプトンと対戦した。逆転優勝を目指すリヴァプールだったが、試合開始早々に先制点を許してしまう。それでも24分、リヴァプールはFWサディオ・マネのゴールで追いつくと、84分にFWモハメド・サラーが決めてスコアをひっくり返す。さらに89分、DFアンドリュー・ロバートソンがダメ押しの3点目。試合はこのまま3-1で勝利したものの、同時刻に行われていた試合で首位に立つマンチェスター・Cも勝利したため、国内3冠の夢は潰えてしまった。

 カラバオ・カップとFAカップを制し、2位で迎えたプレミアリーグ最終節。一時はマンチェスター・Cが2点のビハインドを追う展開となり、国内3冠が現実味を帯びていたことについて、クロップ監督は「2021-22シーズンのここまでの旅路は、本当に並外れたものだったね。今日の試合は、この子たちのことを改めてよく表していたと思う」と嘆賞。続けて「序盤に失点してしまったことは正直言ってショックだったし、普段のサッカーに比べて、うまくいかなかった。チアゴ(・アルカンタラ)を早々に退場させなければならなかったけど、それでも別の道があったとはね。この試合数に対して、勝ち点92というのはクレイジーだ」とアクシデントを乗り越え、逆転勝利を収めたチームに言及した。

 28日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・決勝でレアル・マドリードと対戦するリヴァプール。2018-19シーズン以来のビッグイヤー戴冠に向けて、クロップ監督は「本当に素晴らしかったシーズンは来週で終わる。だからこそ、私たちはあらゆることに挑戦するんだ」と意気込む。さらに「今シーズンは信じられない…本当に信じられないほどなんだ。今日もそうだった。序盤の失点も仕方ない。ゴールを決めて試合に勝てば、それでいいんだ。これから5日間、決勝戦の準備をする。信じられないほど経験豊富なチームと対戦することになったけど、それもまたいいね。今日、リーグ戦で負けたことで、“来週こそは”という思いがいっそう強まったよ」と胸中を明かしている。

2022/5/23 16:57

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