元SMAP草なぎ剛は大阪・読売テレビで新レギュラー番組が開始!伊藤健太郎は岩手、東出昌大は群馬…“ワケあり芸能人”復活のカギは「地方」のワケ!!

 5月15日から、元SMAPで新しい地図の草なぎ剛(47)と、主に関西で活躍する女性漫才コンビ、海原やすよ・ともこがMCを務めるトーク番組『草彅やすともの うさぎとかめ』(読売テレビ)が始まった。

「読売テレビは大阪にある日本テレビ系列の準キー局です。15日の初回放送回では、草なぎさんがやすよ・ともこさんに、まさかの“どっちがやすちゃんだっけ?”と聞くところから始まり、終始リラックスした様子でした。

 メインの企画は、ギャル芸人として有名な、漫才コンビ・エルフの荒川さん(25)と、男性アイドルグループ・INIの木村柾哉さん(24)がパンケーキを作る対決をするといった内容。日曜の昼間にのんびり見られる番組でしたね」(女性誌ライター)

 そんな草なぎは、2015年のドラマ『銭の戦争』と2017年のドラマ『嘘の戦争』に続く、“復讐シリーズ”の第3弾として2023年1月期にスタートするドラマの主演が決定している。同ドラマはフジテレビ系列の関西テレビが制作し、全国ネットで放送がされる。

「NHKは別として、草なぎさんはジャニーズ退社後、いまだに民放キー局制作のドラマの出演はありません。この原因は当然、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得している草なぎさん本人に問題があるわけではなく、テレビ局サイドからジャニーズ事務所への“忖度”が働いているから。

 2019年7月に公正取引委員会の調査が入ったこともあり、ジャニーズサイドがテレビ局へ圧力をかける、ということはもう絶対にありません。しかし、大人気のジャニーズタレントを多く起用してドラマ、番組を作っている民放キー局は、常にジャニーズ事務所の顔色を伺っています。だから、ジャニーズが何も言わなくても忖度が生まれ、事務所を飛び出した新しい地図の3人、草なぎさん、稲垣吾郎さん(48)、香取慎吾さん(45)の起用をためらうわけです。

 2023年1月期の草なぎさんドラマも、放送こそ全国ですが、ローカル局である関西テレビの制作。キー局ではいまだに、草なぎさんのドラマ起用は難しいとされています」(芸能プロ関係者)

■伊藤健太郎は岩手県で開催のお祭りで24万人集客

“忖度”のほかにも、キー局のスポンサーとなるような大企業はコンプライアンスを重要視するため、“ワケあり芸能人”起用へのハードルは高い。

「2020年6月に、多目的トイレで不適切な行為に及んだ不倫が『週刊文春』(文藝春秋)で報じられたアンジャッシュの渡部建さん(49)も、“テレビ復帰は不可能”と言われながら、今年2月15日放送の千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』で復帰を果たしました。もちろん、千葉テレビ、『白黒アンジャッシュ』にもスポンサーがついていますが、キー局の番組をスポンサードするナショナルクライアントと比べると、まだ説得は可能だったということでしょう。

 そして今、大きいのが、地方局の番組でもテレビ配信サービスのTVerで流れることですよね。『白黒アンジャッシュ』も3月7日からTVerで配信されています」(前出の芸能プロ関係者)

 TVerなら全国どこでも視聴可能だ。

「それにより、“キー局の番組出演=芸能人のステータス”、という意識も薄まりつつあるのではないでしょうか。草なぎさんの『草なぎやすともの うさぎとかめ』もTVerで配信されています」(前同)

 ローカル局の番組でも、こうしてネット配信が行なわれて全国で番組視聴が可能になった今、地域の垣根はなくなりつつあると言えそうだ。

 地方との垣根という意味でいうと、ローカル局の番組出演以外にも、トップ芸能人が地方イベントに出演するケースも目立つ。

 俳優の伊藤健太郎(24)は、5月1日から5日に岩手県・西磐井郡平泉町で行なわれた『春の藤原まつり』で、「源義経公東下り行列」という、源頼朝に追われた源義経が奥州に従者と共に向かう様子を再現したイベントで源義経役を務めた。

 伊藤が出演した5月3日には24万人もの観客が集まったのだが、過去には滝沢秀明(40)、藤原竜也(40)、吉沢亮(28)、妻夫木聡(41)、横浜流星(25)、磯村勇斗(29)などが同役に起用されている。

「伊藤さんは、2020年10月にひき逃げ事故を起こして、2021年3月に不起訴にはなりましたが、芸能活動を長らく自粛していました。同年11月に、主演舞台『SOULFUL SOUL』で仕事に復帰はしていますが、それほど大きな話題にはならなかったですよね。それが、地方でこれだけの人を集めたというのは、やはりすごい。

 杏さん(36)との婚姻中に唐田えりかさん(24)と約3年間不倫していたことが明らかになり、地上波の番組では見なくなってしまった東出昌大さん(34)も、5月15日に群馬県の前橋市で開催された、詩人の萩原朔太郎の没後50年を記念したイベントに出演していました」(ワイドショー関係者)

■東出は群馬でイベント出演&映画主演も「地上波出演はナシ」

 東出は、萩原朔太郎の地元・前橋市で行なわれた「第50回朔太郎忌 謎めぐり『月に吠える』の事件簿」に出演し、朔太郎の詩を朗読した。上毛新聞の取材に、東出は「朔太郎の詩を観客の前で言葉にして口に出せるというのは、非常に幸運な機会だった」と答えていた。

「伊藤さん、東出さんともに、過去に大きな不祥事があったものの、もともと人気がある俳優です。なので、地方イベントの出演に関してもニュースになります。ネットの広がりで、メディアへの露出のハードルも徐々に下がってきていると言えるかもしれませんね」(前出のワイドショー関係者)

 伊藤は6月に主演映画『冬薔薇』の公開が控えており、東出も今年の冬に主演映画『天上の華』の公開が決定している。

「東出さんは、園子温監督(60)が撮影していたWOWOWドラマでも主演を務めていたようですが、園監督のスキャンダルの件で、お蔵入りになるかもしれません。ですが、彼は千鳥の2人がメインを張るNetflixのバラエティ番組『トークサバイバー』にも出ています。映画、ネット配信作品に出演できてきている伊藤さんと東出さんですが、不祥事後、キー局の作品にはまだ出演できていないですね」(前同)

 伊藤は前述のひき逃げ事故を起こした際に多数のCMを降板。一部報道では、賠償金の額が7億9000万円にも及んだとの見方もあった。そして、東出も不倫騒動以降、お蔵入りになったCMの違約金が3億円とも報じられた。

「伊藤さんと東出さんは、草なぎさんのテレビ番組とは違って地方のイベント出演ではありますが、3者がなかなかキー局制作の番組、作品に出られていない点は同じ。特に伊藤さんと東出さんの芸能活動は現状、ほぼお金を払って見る映画や配信作品に限定されています。

 草なぎさんはジャニーズ事務所を辞めただけなので、伊藤さんや東出さんと同じように“ワケあり芸能人”として一括りにするのは非常に失礼ですが、3人とも現在は、出演のハードルが低く、さまざまな面でメリットがある地方での活動が、かつての姿に本格復帰を果たす大きなカギを握っていると言えそうです」(前同)

 地方でも十分に輝ける、タレントにとってはありがたい時代が到来しているのかも?

2022/5/17 11:45

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