なにわ男子・道枝駿佑主演『金田一少年の事件簿』視聴率爆死の戦犯は? 配信は好調も不満が止まらない“キャラブレ”と“ミステリー慣れ”の不幸

 なにわ男子の道枝駿佑(19)主演の日曜ドラマ『金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)の第2話が5月8日に放送され、世帯平均視聴率が6.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、第1話の7.8%から1.6ポイントダウンと大苦戦している。

 同ドラマは、週刊少年マガジン(講談社)での連載開始から今年で30周年を迎える、同タイトルの謎解きミステリーコミックが原作。これまで主役の金田一一(はじめ)は、初代の堂本剛(43)からジャニーズ俳優が引き継いでいて、道枝は5代目となる。

 第2話は、『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』から初ドラマ化される「聖恋島殺人事件」の前編。一は前回の事件で知り合った剣持警部(沢村一樹/54)に誘われ、後輩の佐木竜太(岩崎大昇/19)と幼なじみの七瀬美雪(上白石萌歌/22)とフィッシングツアーに参加することに。

 一行が船で向かったのは、不気味な音が鳴り響く聖恋島。その音は、ギリシャ神話に登場する海の怪物“セイレーン”の鳴き声だといわれているらしい。島のコテージに到着したその夜、ツアー客全員が参加者の帝王大学病院の女医・寒野美火(髙橋ユウ/31)から呼び出しの手紙をうけとる。

 手紙には「午後10時に1階のサロンに来て下さい。話したいことがあります」と書かれていて、時間になって剣持警部がドアを開けると、寒野は椅子に座ったまま眠っていた。そして、セイレーンの声が変わった瞬間、窓の外から水中銃が打ち込まれ、寒野は矢が眉間に刺さり絶命して……という展開。

■配信では堅調だが

 視聴者のツイッター上での反響は、「主人公のキャラにまったく魅力を感じない。溺れてる人間は助けようとするくせに、襲われてる女性は助けず、美雪にまかせるのって、行動基準がわかんないし、何考えてるのかもわからない」などと、一のキャラがブレているという不満の声が。

 また「推理モノなのに、視聴者に犯人探しさせる見せ方が足りない。謎解きの気持ちいい演出が少ないのが気になる」「なんで殺人事件の順番を変えたんだろう? 原作通りのほうが視聴者が1週間推理が楽しめるのに」などと、内容や演出への不満もあった。

 今回の一のキャラは、勇敢さを見せたすぐ後で美雪に頼ったりとブレていたのだが、平成初期に作られた設定を、多様性が求められる令和の時代に合わせて変えたからではないだろうか。また、ジャニーズJr./美 少年の岩崎大昇を登場させるため、原作の登場人物を減らした可能生があり、これが謎解きを物足りなくしているのだろう。

 登場人物やエピソードの順番など、原作からの改変はあるものの、作品全体のバランスは悪くないし、見逃し配信「TVer」では、週が明けても総合5位以内に入っている。厳しい声があがっているのは、最近の視聴者が考察で盛り上がるタイプのミステリーに慣れているせいもある。今回のリメイクは、タイミングが悪かったのかもしれない。(ドラマライター/ヤマカワ)

■道枝駿佑と上白石萌歌の爽やかオフショット

 息のあった演技を見せる道枝と上白石。みずみずしい2人を眺めているだけでも楽しいのだが……。

※画像は『金田一少年の事件簿』公式ツイッターアカウント「@kindaichi_5」より

2022/5/15 19:00

この記事のみんなのコメント

1
  • 洋子

    5/17 11:22

    やつしかおらん。元乃木坂かなんか知らんけど!

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