釣った魚を巡ってクロコダイルと真っ向対峙、釣り人の超危険な行為に「勇敢だ」「無謀すぎる!」(豪)
豪カカドゥ国立公園内にあり、川の岸と岸をつなぐ1本道が一部水没しているケーヒル・クロッシング(横断路)は地元でよく知られる有名な釣り場である。
父親らと共にケーヒル・クロッシングで釣りを楽しんでいたスコット・ロスカレルさん(Scott Roscarel)が4月21日、釣った魚を狙うクロコダイルとの対峙を捉えた動画をInstagramに投稿したところ大きな話題を呼んだ。
動画はまず、スコットさんがオーストラリアの家庭でよく食される大型魚バラマンディを釣ったところから始まる。103センチもあったという巨大なバラマンディは針から逃れようと体をよじって暴れており、川には大きな波紋が広がる。
すると画面左から全長4メートル(13フィート)ほどの巨大なクロコダイルが現れ、バラマンディに気が付くと一気に速度を上げて魚に向かって泳ぎ始めた。
スコットさんは釣り糸を一気に巻き上げバラマンディを引き寄せるが、クロコダイルは諦める様子もなくバラマンディを追跡する。
そうこうするうちに何とかケーヒル・クロッシングの浅瀬までバラマンディを引き上げたスコットさんだが、クロコダイルはそれを追うように浅瀬に乗り上げ、なおも追い続ける。
数メートルほどの場所まで迫るクロコダイルに焦る様子のスコットさんは帽子を落とすが、魚を諦めることはなく川のギリギリまで近づいてバラマンディを必死に引き上げる。
ここまで来たらなんとしてもバラマンディを守り抜きたいスコットさんは急いで魚を引き上げようとするが獲物は重く、糸がコンクリートの端にひっかかってなかなか釣り上げられない。
周囲からは「もう、やめて!」「クロコダイルに(魚を)あげてしまいなさい!」などとスコットさんの身を案じる叫び声があがるが、本人はすぐそばに迫るクロコダイルを前にしても身を引く様子はない。
そして、ついに目前に姿を現わしたクロコダイルと対峙したスコットさんは、極限まで糸を手繰った釣り竿で一気に魚を引き上げた。
クロコダイルはというと、諦めきれない様子で水面から出ようとするが、バラマンディが陸に完全に引き上げられたのを確認すると、名残惜しそうに頭を振ってそれを見送った。
一歩間違えればクロコダイルの強靭な顎の餌食になり、命を落としたかも知れないスコットさんの行動には「勇敢だ!」「すごい!」などの称賛の声があがる一方、「無謀だ!」「危険すぎるよ」などと非難する声も見見受けられた。
スコットさんは、クロコダイルと対峙した緊迫の様子や当時の心境をこのように振り返っている。
「あの時はアドレナリンが大量に出ていて、よく考えていなかったんだ。でもクロコダイルがどれほど近くに来ているのか気づき、すぐに後ずさったよ!」
「魚が横断路のふちに当たったときに飛び跳ねて、糸がコンクリートに引っかかってしまったんだ。だから川に近づいて、自分自身で引き上げなきゃいけなくなったんだ。」
「竿が折れてしまったけど、間一髪のところで魚を釣り上げたのさ。」
またこの動画には、目前に迫るクロコダイルをナイフで威嚇しつつ、スコットさんが落とした帽子を拾い上げる父親の姿も映し出されていた。この父親の無謀な行動に対し、スコットさんは「何してるんだ! 僕には家族が15人いるけど、父親は1人しかいないんだ」と父に告げたという。
ちなみに豪ノーザンテリトリーでは今年2月、釣り船で寝泊まりしていた釣り人が川でクロコダイルの急襲を受け、命からがら逃げ延びていた。
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画像は『Scott Roscarel 2022年4月21日付Instagram「Catching a meter Barra is hard enough without having to fight a croc as well」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)
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いち(
5/14 18:51
ていうか、後の13人は一人ぐらい減ってもいいや、みたいに受け取れますね。
トリトン
5/14 18:44
自分もワンちゃんに昔チャーシュー麺のチャーシュー1枚余分に食べられてましたね。いつも負けてました、後この人無責任な奴やな独り身なら勝手に死ねばよいが、家族が15人もいるのに酷い奴やな。
いち(
5/14 17:16
俺はいつもニャンコに負けてるよ。