結婚式で父のネクタイを見て涙した29歳花嫁「5歳の時に私が作ったの!」(米)

今から24年前の父の日のこと、米ウィスコンシン州アップルトン出身のミーガン・ベッカー=タウンズさん(Megan Becker-Towns、29)は、父グレンさん(Glenn)に手製のネクタイをプレゼントした。

ネクタイは1997年に通っていた美術教室で制作したもので、ミーガンさんは黄色い紙にオレンジや緑、茶色のクレヨンで縞の模様を描き、長持ちするようにとラミネート加工を施していた。

ミーガンさんは「ネクタイは大好きな父のために一生懸命作ったものでね。誇らしい気持ちいっぱいで父に手渡したの。すると父はそのネクタイをすっかり気に入って、私にこう言ったわ。『このネクタイはずっと取っておいて、結婚式の日につけることにするよ』とね」と当時を振り返り、このように続けた。

「父はその後、ネクタイを自室の家族写真の隣にあった鏡に縛りつけていたの。幼い頃の私はそれを見るたびに嬉しくて仕方なかったけど、ティーンエイジャーになってもずっと同じ場所に飾られていた。さすがに埃をかぶっていたし、『いつまであのままにしておくつもりなのかしら』なんて思っていたのよ。」

ところが2018年にグレンさんと妻ジャネットさん(Jeannett)は転居し、新しい家を訪ねたミーガンさんは思い出のネクタイが定位置にないことに気づいたという。

ミーガンさんは「父にネクタイのことを尋ねると、『引っ越しの時に失くしてしまった』と言うのよ。それを聞いた時はちょっとがっかりしたけど、その翌年に自分が婚約するまではすっかり忘れていたの」と語り、その後の思いがけない展開について次のように明かした。

「トラヴィス(Travis)と2019年に婚約した時、父に冗談で『結婚式であのネクタイをつけることはできなくなってしまったわね』と振ってみたの。父はその時、上手く私の質問をはぐらかしたし、まさかその2年後の結婚式にサプライズが待っているなんて考えもしなかった。」

「実は結婚式の日、父は私とダンスを踊る前に少しだけ席を外したの。そして戻ってくると、あの紙ネクタイをつけていたのよ!」

ミーガンさんはネクタイをつけた父を見た瞬間、感極まって涙が溢れてきたそうで「父は昔から人を笑わせるのが大好きでね。私にサプライズを仕掛けるために、あのネクタイを道具箱の中にずっと隠していたそうよ」と嬉しそうに語った。

ちなみに2020年11月には、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘う母が息子の結婚式でダンスを踊り、多くの人の涙を誘った。母は最期の望みを叶え、結婚式の数日後に息を引き取ったという。

画像は『Metro 2022年1月26日付「Dad surprises daughter by wearing paper tie she made aged five to her wedding」(Picture: Megan Becker-Towns / SWNS)(Picture: Love & Light Photography / SWNS)』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 A.C.)

2022/1/27 23:30

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