彼氏の実家へお泊まり、風呂場で全裸のお父さんと鉢合わせ?!
普段、都会で生活している人には想像もつかない生活を地方で送っている人たちは少なくないようです。また、逆もしかりでしょう。自分が普段送っている生活以外を想像するのは難しいことです。今回は彼氏の実家で体験した驚愕の体験についてお話を聞いてきました。
◆仕事に没頭しているうちに20代が過ぎ去っていた
今回、お話を伺ったのは静佳さん(仮名・32歳)。これまで広告代理店勤務でバリバリ働いてきました。新卒で入社してから駆け抜けるようにして大量に降り掛かってくる仕事をこなしているうちに、あっという間に20代が終わっていました。
周りはドンドン結婚していくなかで取り残された気持ちになって寂しさを感じていたそうです。
「20代のうちに死ぬほど残業もしたので、お金だけはそれなりに余裕がありました。また昇進もしたので、最近では定時で帰れるようになりました」
だからこそ、静佳さんは余計に寂しさを覚えたのかもしれません。静佳さんは寂しさを紛らわそうと、ノーフォークテリアをペットに迎えることにしました。
「本当に可愛いんです。この子のために生きていくんだ、って思ったら、仕事も頑張れる気がしました。それに……」
そうです。このペットがきっかけで静佳さんに念願の彼氏ができたのです。静佳さんの彼氏は年下の新人獣医。出会いはペットを診てもらった動物病院でした。
◆彼氏の実家は北海道の酪農農家
動物好きが縁で仲良くなり、順調な交際が続きました。彼氏と付き合って1年経った頃。年の瀬に彼氏の故郷である北海道に挨拶を兼ねて旅行に行くことになりました。
彼氏の実家は帯広にある酪農家です。しかもテレビで見かけたことのあるような広大な牧場を営んでいました。
「びっくりしましたけれど、とっても新鮮でした。私は生まれも育ちもずっと東京だったので初めての光景でした。それに、彼氏の家族も私にとっても優しくしてくれました」
二人が到着した晩はジンギスカン料理が振る舞われたそうです。今まで食べたどのジンギスカンよりも美味しかったそう。
「新鮮だったからなのか、ラム肉なのに全然臭みがなくてびっくりしました」
宴会を兼ねた夕食が終わったあと、彼氏と父親はこたつで寝始めました。静佳さんは、母親に勧められお風呂を頂くことになりました。
◆父親の手作り風呂へ案内される
母親はお風呂に案内すると言って玄関に向かいました。静佳さんは不思議に思いながらも付いていきました。
年末の帯広の夜の気温はとても下がります。凍えながら母親の後ろをついていきますが、通路は薄暗く昼間に取り損ねた牛糞が点在し、うっかり踏んでしまったそうです。苦労して辿り着いたお風呂は、なんと父親手作りの木製の風呂だったのです。
「なんでも彼のお父さんが大の風呂好きでいちから自分で作ったそうなんです。ほったて小屋みたいになっていて一応屋内なんですけど、外の風がびゅーびゅー入ってきて、とてもじゃないけれど、ゆっくりくつろぐなんてことできません」
身体をささっと洗い流して凍えて震えが止まらない身体を抑えながら、湯船に浸かりました。
◆災難はこれで終わりではなかった。全裸の父親が…
温かい風呂に浸かってようやく生きた心地を取り戻した静佳さん。しかし、彼女に降りかかる災難はこれで終わりませんでした。
湯船の中で家畜の鳴き声に耳を澄ませていると、何やら足音が聞こえてきました。酔いが醒めた彼氏が様子を見に来てくれたのかと思って、彼氏の名前を呼んでみましたが、反応はありません。
「脱衣所でガサゴソ音がしていて何をしているんだろうって不審に思いました」
ガラガラと扉が開き、そこに現れたのは彼氏の父親。しかも、全裸でした。しばらく二人で見つめ合う時間があり、
「す、すまん!!! 静佳さん!」
そう言ってピシャリと扉が閉まりました。
◆将来に一抹の不安を覚える
しばらくして母親から話を聞いた彼氏が走ってお風呂場のもとへやってきて、タオルを手渡してくれたそうです。
「どうもお母さんさんとお父さんで行き違いがあったみたいでまさか私が入ってるとは思ってなかったみたいなんです」
あまりにも普段の日常とかけ離れていた彼氏実家に驚きが隠せなかった静佳さん。
「もし結婚したら後々ここでやっていけるのかな~って思いました」
将来のことが少々不安になった静佳さんでした。
―シリーズ「冬の男女トホホ」―
<文/浅川玲奈>
…ず…
2/6 22:57
なんじゃこりゃ( ;゚皿゚)ノ
いち(
1/28 10:11
彼氏が獣医で実家が酪農家やろ、将来の予想がつくよね。