伊代表指揮官、バロテッリの合宿招集に「自暴自棄になって切ったカードではない」

 イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督が、招集した選手らに対する評価やチーム作りについて語った。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 イタリア代表は3月にFIFAワールドカップカタール2022ヨーロッパ予選プレーオフを控えており、今月26日から28日まで短期合宿を行う予定を組んでいる。マンチーニ監督はこのメンバーに2018年6月以来約3年半ぶりとなるマリオ・バロテッリ(アダナ・デミルスポル)を含めたほか、計7名が初選出となった。

 会見に臨んだマンチーニ監督は「2回のトレーニングを行い、様々な戦術的状況を試して選手の状態を見るよ」とコメント。ワールドカップ出場権獲得に向け、総力戦で臨むと語った。

 また、注目が集まるのはやはりバロテッリ。同選手に関する質問が飛ぶとマンチーニ監督は次のように応じた。

「代表への扉は、いつでも誰にでも開かれている。彼はテクニカルなレベルでは常に優秀だが、フィジカル面がどうなのかを確認する必要がある。しばらく見ていないから、2、3日直接見た方が役に立つと思ったんだ。そして、すでに出来上がっているグループの中に、選手も溶け込まなければならない」

「これは自暴自棄になって切ったカードではない。私たちが彼に約束をしないように、彼も私たちに何かを約束する必要はない。彼はここにいて幸せだと思うし、他の選手と同じように彼を評価する、それだけだよ。マリオがいなくとも 2人のFWを近づけてプレーさせるも考えられるし、ウイングに関してもこの3日間で試してみたいことがある」

 来夏ナポリを退団し7月1日からMLSのトロントFC加入が決まっているFWロレンツォ・インシーニェについては「3月の試合の時には、彼はまだここ(欧州)にいるし、問題はないだろう。6月の試合についても同様だ。そして、9月にウィンドウがあり、その後、ワールドカップがある。これについて話すにはまだ早い」とコメント。インテルのステファノ・センシについては「彼は重要な存在で、素晴らしいクオリティーを持っている。代表でプレーした時にはいつも良い結果を残している」と称賛している。

2022/1/27 1:15

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