「バイキング」京都の大雪リポートで飛び出した“違和感”発言とは?

「1月18日の放送で取り上げたのは、トンガで発生した噴火によるすさまじい『空振』。結果、日本にも急激な気圧の変化をもたらし、『トンガ頭痛』という現象を伝えたのですが、この表現が不適切として大批判を浴び、翌日の放送で謝罪する一幕がありました」(テレビ誌ライター)

 すでに今春の打ち切りが決定しているフジテレビ系の情報番組「バイキングMORE」。謝罪から2日後の1月21日の放送でも首を傾げたくなる発言が確認できたという。

 番組の中盤で伝えたのは、京都の大雪。「京都市で5年ぶり」「積雪10センチ超」「大雪警報も」とのテロップで、現地リポーターが大雪に見舞われた街で取材にあたった。VTRの冒頭、女性リポーターは傘とマイクを手に、このように実況した。

 

「京都市の中心部、四条大橋です。欄干のうえには10センチ近くの雪が積もっていて、通勤の人はコケないよう、ゆっくりと歩いていきます」

 カメラは橋をわたる人々の姿を捉えていたのだが、この「コケないよう」というワードに複数の視聴者が反応。SNS上では《ん?コケないよう…って言った》《コケるって京都の方言なん?》《「コケないよう」じゃなくて「転ばないよう」では?》などと話題になっていた。友達と話すような言葉のチョイスに違和感を示す人が少なくなかったようだ。

 その後もリポート映像は続き、「雪多かったんで早めに家を出ました」という通勤男性や、「スベリそうになりました」という女性たちの声を紹介した。

「生中継ならともかく、映像には『午前9時半ごろ』と表示されていたので、撮り直そうと思えばできたはず。言葉自体、間違いではないものの、映像や発言のチェック体制がズサンになっている気がしますね。3月まで大きな事故が起きないことを祈るばかりです」(テレビ誌ライター)

 なお、スタジオでは「コケないよう発言」を完全スルー。番組は進行し、ラストでは、アシスタントの伊藤利尋アナが「また明日」と言って、MCの坂上忍から「来週だよ」とたしなめられる一幕もあった。

 何かと発言が注目を集めやすい番組だけに、出演者やリポーターは神経を使いそうだ。

(石川ともこ)

2022/1/21 18:00

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