子供がオミクロン株に感染。症状は軽いが隔離生活は想像以上にツラかった

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◆まさに青天の霹靂! どうなる新学期!?

 我が家は、自営業の旦那とライターの私、3人の息子(小学校3年、小学校1年、1歳)の5人家族だ。コロナ禍で2度目の冬休み、今年もどこへも帰省せず、東京でのんびりと正月を過ごした。

 明日から新学期が始まるという1月10日の夜、近親者から「会社でコロナの陽性者が出たから、子供たちも危ういかもしれない」というラインが届く。1月8日の午後、我が家の長男・次男は揃って出かけ、この近親者に会っているのだ。

 今後、濃厚接触者になる可能性があり、万が一のことを考えて家族で話し合い、「明日の始業式は休もうか」ということになった。

◆抗原検査でうっすら陽性反応、じわりと上がっていく熱……

 とは言え、何もせずにはいられず、家にいてもいてもたってもいられなくなってしまい、近くの薬局に抗原検査キットを買いに走ることに……。

 喉の奥に棒を突っ込み、2分間ぐりぐりして唾液を採取する検査に、息子たちはキャッキャとはしゃいでいた。唾液採取後、15分して判定線を見ると、長男の検査キットにうっすらと陽性のラインが浮かんでいるではないか……!

 それまですこぶる元気だった長男の顔も一瞬にして暗くなる。すかさず体温計を渡してみると、まさかの37.6度。濃厚接触者かもしれないという連絡を受けた、わずか数時間後の発熱。連絡から発症まで、超ハイスピードであった。

◆発熱相談センターに電話。初期対応は焦らずに

 熱が出てきたので、すぐに年中無休・24時間対応の東京都発熱相談センターへ電話をかけた。住所や症状、感染経緯に心当たりがあるのかなどを聞かれたあと、近隣の小児科の発熱外来に翌日の朝イチで電話をするようにとのことだった。

「症状がないとPCR検査はしてくれないので、熱がある旨をしっかり伝えてください。思い当たる感染経路も合わせて話せば、感染の可能性が高いので、検査が早いかもしれません。また、現在発熱していない弟も、今後の可能性を考えて一緒に検査をしてもらったほうが楽ですよね。その件もきちんと伝えれば同時検査をしてくれるはず」(発熱相談センターの人)

 長男の検査後、時間差で次男が発熱したりしたら二度手間で、考えるだけで倒れそうになる。発熱相談センターの人のこの的確なアドバイスが心強かった。

◆子供のコロナ感染時は家庭内隔離のルールが大切

 さらにこの発熱相談センターの人から、まず今夜できることとして、感染した可能性がある家族とそうでない家族の行動を分けることを指導された。

 もう家族で夕飯も食べちゃったし、風呂にも一緒に入っちゃったけどな……と思いつつ、今後は徹底することに。家庭内隔離する相手が子どもだと難しいと思われるが、いくつかルールを決めた。

①食事とお風呂は、家族とは別々
②トイレに行く時にはママに言うコト!(※勝手に部屋を出ないように)
③ゴミはビニール袋に入れて、しっかり結ぶ(ティッシュ、おかし、マスクなど、全部のゴミ)
④マンガ、スイッチ、iPad、なにしてもオーケー!!ベッドの上で自由にすごしてよし!

 家庭内隔離の対象が「対・子供」となった場合は、「家族と離れて生活しなければならない事態になったこと」をまず説明するのが最も大切だと思った。ルール①で、しっかり言い聞かせる。

 また、我が家はまだ小さな弟もいるため、「部屋を出るとき、兄弟が鉢合わせにならないこと」を考え、②のルールを作った。生活動線となる道や扉を全部開け、あらかじめ小さな弟たちを避難させる、などの準備が必要だからだ。

 家族から距離を置かれてしまうのは、小さい子供にとって悲しい出来事だろう。長男にとって家庭内隔離が辛い期間にならないよう、④のルールで抑揚をつけたつもりである。

◆検査の結果が出るまでにできること

 翌朝、無事に医師会でのPCR検査を兄弟揃って予約。PCR検査自体は、ものの数分で終了した。拍子抜けするほどスムーズだった。ここで、医師会から一枚の紙をペラリともらってきた。

 検査結果が出るまでの間に、兄弟のスケジュールを振り返り、数日の行動を確認。学校や習い事など、陽性だった場合に周知すべき箇所をピックアップしておいた。

◆やっぱり陽性、オミクロン株の症状は?

 検査翌日の昼、小児科から検査結果の電話を受ける。医師の「まず、弟くんの結果から先に言いますね」という一言で、すべてを察知した。

 結果、長男は陽性、次男は陰性。感染力が高いとはいえ、日夜同じ行動をし、ペットボトルの回し飲みなどをしていてもなお、罹る人と罹らない人がいるらしい。

 オミクロン株は従来株と比べ、平均潜伏期間が短く、症状が軽いと報道されている。我が家の長男の症状としては、1日弱のとっても短い発熱のみ。一時は38.9度まで上がったものの、以後は投薬なしで解熱している。咳や喉痛などもなく、味覚も正常とは本人談。

 正直なところ「濃厚接触者になるかも」との連絡がなければ、コロナだと疑わなかったと思う。親の実感としては、「インフルエンザのほうがツラそう」という感じだ。ちなみに長男発症から5日経った現在で、残りの家族に症状は出ていない。

◆オープンにすることでメリットがあるのは親

 必要があって感染を伝えた仕事関係者や友人のほとんどが「責任を感じることない」との言葉をかけてくれた。支援物資と言って、玄関の前には日替わりでママ友たちから非接触の差し入れがあり、そのやさしさに胸がいっぱいになる。

 しかし、なかには心ないテンションで物を言ってくる人も少なからずいる。

 現段階で、濃厚接触者である家族のPCR検査は任意。長男と次男以外の家族は検査を受けていない。しかし、「どうして残りの家族はしっかりと検査を受けないのか」などと問い詰めてくる人も。

「感染者は、世間に迷惑をかけている」という風潮はまだまだ拭えていないようだ。こちらもついつい謝ってしまいがちになるが、攻撃的な人たちには毅然とした態度で臨みたいと思う。

◆友だちには秘密にしたい、子どものメンタル

 当事者である長男も、すっかり症状は回復したとはいえ、メンタルが心配だ。不安そうに「友達には知られたくないなぁ」とぼそり。

 あくまで今回の当事者は子供。ただ、私たちは隠すような悪いことをしているわけではないから、長男の気持ちを尊重しつつ、これからの対処を家族で話し合っていこうと思う。

 日々、目を疑うペースで感染者が増えている。これから子どもが感染し、家庭内隔離をせざる得ない状況になる家庭もあるだろう。長い療養期間になるので、子どもたちの心の健康も心配になる。

文/浦和ツナ子

【浦和ツナ子】
1985年、埼玉県生まれ。編集プロダクション勤務を経て、フリーランスのライター/編集者に。ママとベビーのためのライフスタイルマガジン「代官山スタイル」編集長。プライベートでは2人の男児を育てている。趣味は家事をしながらの片手間読書、年間200冊くらいサクサク読みたいところ。

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  • 1/19 15:54
  • 日刊SPA!

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この記事のみんなのコメント

4
  • 玉葱

    1/21 16:01

    状況が変わって来てる事への順応が鈍い感じが出てるんだろうな…。武漢ウィルス発症が初めて確認された時と今現在とでは何もかも違って来てるのに、未だに未知だと思い込み過ぎた対応に感じるのは体感的に確かだと思う。学習せず安直に常態化し過ぎて対策が後手後手のまま進歩しない政府は、何か裏があるのか?ただの馬鹿なのか…?

  • 効果無くてもまん防・緊急事態出すのは支持率が上がるかららしいね※選挙に密接な高齢者層ほど安心するからだろな?※、ここにも投票率が低い若年層の不利さが!?、働き盛りや学校が大切な世代の生活や失業・生活苦・自〇よりも高齢者の命が最優先の様な?※、どちらも大切だけど現状では片方にやや偏ってる印象が?※

  • 煽り記事が多い中、色々と参考になる有益な記事。特例で、治療が無料の形が維持されるなら、5類に大賛成。

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