トッテナム、生え抜きの逸材を2部ブラックバーンに売却…リザーブリーグで12G5Aの活躍

 ブラックバーンは18日、トッテナムのインド系イングランド人MFディラン・マーカンデイが完全移籍で加入することを発表した。契約期間は2025年6月30日までとなり、1年の延長オプションが付いている。背番号は「18」に決まった。

 イギリス紙『デイリー・メール』によると、移籍金は50万ポンド(約7800万円)+ボーナスとなり、パフォーマンス次第で最終的に100万ポンド(約1億6000万円)を超える可能性があるという。また、ブラックバーンが同選手を転売する際には移籍金の一部をトッテナムが受け取る契約となっている模様で、同紙いわく「かなりの」パーセンテージに設定されているようだ。

 現在20歳のマーカンデイは11歳のときにトッテナムの下部組織へと入団。今季のプレミアリーグ2(リザーブリーグ)では14試合の出場で12ゴール5アシストを記録している。また、昨年10月にはヨーロッパカンファレンスリーグのフィテッセ戦でトップチームデビューを飾り、アジア系イギリス人、インド系の選手として公式戦に出場したクラブ史上初の選手なっていた。

 将来を嘱望されるマーカンデイだが、トップチームでの出場機会がないことに不満を抱き、残り半年だったトッテナムとの契約延長交渉は難航していた。出場機会を求めて、チャンピオンシップ(イングランド2部)で現在3位のブラックバーンを新天地に選んだ。

 一方、スパーズの将来を担うと目されていた逸材の流出に現地ファンは憤慨。クラブ公式SNS(@SpursOfficial)の移籍を伝える投稿に対しては、「冗談みたいな移籍市場のスタートだ! 18日が経過して、俺たちの最初の移籍はアカデミーで一番のタレントの放出…」、「このことを俺たちが後悔するのは目に見えている」など、クラブへの批判の声が相次いでいる。

2022/1/18 20:56

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